第6話 前途多難!?
「ン、ん~……。」
『お、起きたのカ?』
「ン、おはよ……。」
私は声をかけてきた妖精……レフィーアに挨拶をする……ふゎぁぁ……まだ眠ぃ……。
『起きたのならご飯くレ。お腹空いタ。』
「ご飯って言ってもねぇ……この中から好きなの持って行きなさいよ。」
袋から昨日採集した果実をいくつか取り出す。
袋の中では時が止まっているのか、昨日採集した時と同じ新鮮な状態だった。
『おー、ピアの実にアカシャもあるじゃないノ。でもボクはやっぱりこのレチゴの実がいイ。』
そう言って、昨日も食べていたイチゴもどきを食べ始める……ふーん、あれはレチゴって言うんだ。
『ミカゲは気前がいいよナ。こんなレアものをポンっとくれるんだからナ……って、何するんだヨ!』
『レアもの』と言う言葉を聞いて、私はレフィーアからレチゴを取り上げる。
「正直に話しなさい。レア物ってどういう事?ここの素材について詳しく教えなさいよ。」
『教える、教えるから、それ頂戴ヨ。』
「言っておくけど、騙そうとしても無駄だからね。」
『分かってるヨ。』
私がレチゴを渡すと再び美味しそうに食べだすレフィーア。
『まず、このレチゴはね、普通のはもう少し青いんだヨ。そのまま食べても美味しいんだけどマナ回復薬の素材にもなるんダ。そして、この実の様に鮮やかな黄色のは突然変異種で、素材として使っても通常の三倍の効果があるし、そのまま食べても、少しだけだけど魔力を回復する効果があるんだヨ。それに何より、普通のものより三倍は美味しいのダ。』
「そうなんだ。」
私は、レチゴを一粒手に取って口に入れる。
噛むと口の中に広がる爽やかな甘み……少し酸味が強いけど、それが甘みを一層際立たせている。
「確かにこれは癖になりそうな美味しさよね。」
『あー、そんなに食べたらボクの分が無くなるじゃないカ。』
「まだ沢山あるわよ、それより他のは?」
『もぐもぐ……んーと、この赤い果実はネ、アカシャと言っテ……。』
レフィーアのおかげで、昨日採集したものの情報を得る事が出来た。
リンゴによく似た紅い果実はアカシャ、普通にお店でも売ってるらしいんだけど、この少し紫がかったものは希少種で食べると少しだけ体力を回復する効果があるんだって。
それからこっちの青い実が、ピアの実……これは毒があって食べる事は出来ないんだけど万能薬の素材になるんだって。
採集できる場所が限られているのであまり数が出回らなくて高値で取引されているみたい。
こっちの黄色い実はオレの実……これは特に特筆するべきことは無いけど、食べると美味しいんだって。
ただ私が口にした時は結構酸っぱかったんだけどね、レフィーアにそう言ったら、それがいいんだって……妖精とは味覚が違うのかな?
他にもハーブみたいなものは、やっぱり薬草や消し草なんかで、それぞれ調合するとポーションなるんだって。
持っていた調合キットを使って試してみたら、何回か失敗しちゃったけど、初級ポーションと解毒、解痺、疲労回復等の各初級回復薬を作る事が出来た。
集めた素材の殆どを使っちゃったけど、イスラムの村に行くまでの道中で採集すればいいかと思う。
結構使いそうだからね、採れる時に採っておいた方が良さそうだよ。
◇
「そろそろ出発しようかな、と思うんだけど……。」
『どうしたノ?』
「うん、昨日蜘蛛と戦ってそのままだから、あっちこっち汚れてるなぁって……後、服もボロボロ……。」
思わぬことで手に入った傷薬や回復薬のおかげで、目立った外傷は無くなったけど、身体中についた泥や、汗の跡などが不快に感じる。
そして、お気に入りのワンピースは、蜘蛛との戦闘で、色々な所が破れていたり、焼け焦げたりしていて、辛うじて大事な部分は隠れているものの、とてもじゃないが人前に出れる格好ではない。
川を探して水浴びを考えてみたけど、こんなところで裸になる様な不用心な真似はしたくないし、そもそも着替えを持っていない。
流石に水浴びをした後に、今着ている物を身に着けるのは抵抗がある。
「どうしようかなぁ。」
『洗浄の魔法を使えばいいじゃなイ。』
レフィーアが事も無げに言うけど、何それ?
「なに、それ?そんな魔法あるの?」
『人でもモノでも何でも綺麗に洗浄、それが洗浄魔法サ。』
「そんな魔法知らないよ?」
私がイルマ姫から習ったのは、魔法を使用するための基本的な魔力の扱い方と、クリエイトウォーターをはじめとする、基本的な初級魔法だけだった。
一応、王宮の魔導書の初級・中級魔法の欄は写し取ってきたけど、まだ半分ぐらいしか覚えていない……でもその中にも洗浄魔法なんてなかったはずよ。
『風と水と光の合成魔法だからネ。難しいけど、ミカゲならできるはズ。』
「はぁ……とはいってもこのままじゃできないよね?」
私はレフィーアから貰った杖を取り出す。
「ディフェンション!」
杖を振り回して魔法の呪文(マジカルワード)を唱える。
この間と同じようにまばゆい光に包まれ、一瞬の後に私の装備が変わる。
杖を握りしめて洗浄魔法を思い浮かべると、イメージが流れ込んでくる……ウン、これならわかる。
「清浄なる光よ、水よ、今、全てを洗い流し浄化せよ!……クリーンドライ!」
私が魔法を唱えると、突然の大洪水に、身体が錐揉み状態になる。
なにコレっ、溺れるよっ……と思ったのも束の間、一瞬後に暖かな光に包まれる。
「あービックリしたぁ。」
大洪水も突風も光も一瞬の出来事で、辺りは何事もなかったかのように、陽の光を浴びてキラキラしていた。
『ビックリしたのはこっちだヨ。なんて範囲で魔法を掛けるのサ。』
一体化を解いた途端、レフィーアが、フラフラしながら文句を言ってくる。
「えっ?」
どうやら私は、この辺り一帯を洗浄してしまったらしい。
周りがキラキラして見えるのは私が洗浄した結果だったみたい。
『普通は自分だけに範囲を絞るんだヨ。』
……私の当面の目標は変身後の魔法のコントロールみたいです。
「でも……綺麗になった気がしないね。」
私は自分の姿を見下ろす。
確かに洗浄されて布地は綺麗になっているけど、ズタボロに斬り裂かれている事に変わりはないわけで……。
「かと言って着替え持っていないし、村で買うにも、この格好じゃ恥ずかしいよぉ。」
『別にいいじゃなイ。』
「良くないよっ!」
妖精には恥じらいと言うものが無いのかしらねぇ?
「あ、そうだ、変身すればいいんじゃない。」
レフィーアを見ていて思いついた。
一体化した時の姿は……まぁ、ちょっと派手かもしれないけど、このズタボロの姿よりは余程マシだ。
「そうだよ、なんでもっと早くに気づかないかなぁ。」
私はそう言いながら再び変身する。
(この状態だと、ボクはお腹がすくんだけド?)
「我慢しなさいよ。途中でレチゴ沢山採っていってあげるから、村についたら好きなだけ食べさせてあげるわよ。」
(約束だからネ。)
そういうとレフィーアは黙り込む。
慣れないと、レフィーアとの念話だけでも私への負担が大きいらしい。
別にそんな感じはしないけどな、と思いつつ、目につく素材を採集しながらイスラムの村を目指す。
この姿の時は、全体的に強化されるみたいで全く疲れを感じない。
だからずっとこのままでいいじゃない?と考えたらレフィーアが呆れたような声音で伝えてくる。
(後の反動が酷いんだってバ。慣れない内は無理しないほうがいいヨ。)
ふーん、そういうものなのかな?
道中、暇なのでレフィーアに色々と尋ねる。
自分でアドバイザーだというだけあって、彼女は様々な疑問に答えてくれる。
……まぁ、本来の目的を忘れている辺り、大丈夫なのかな、とは思うけど、彼女の知識は大いに私の役に立つ。
目についた素材の種類やその効能は今後の採集の参考になるし、魔法についても色々と教えてくれる。
今、この世界で流通している属性魔法は、古代魔法文明が栄えた時の名残らしく、本来の魔法の劣化版だというのだ。
そして洗浄魔法をはじめとする、属性の合成魔法と言うのは文献が失われて久しいらしく、今では使える者が殆どいないんだって。
そんな、魔導書に書かれていないことまで知っているレフィーアの話は面白く、この時ばかりは流石に女神様かもしれないと本気でそう思った。
◇
「ふぅ……やっと着いたよ。」
採集とかで寄り道をしていたせいで、イスラムの村に着いたのは、陽が傾き始める頃だった。
「まずは買い取りだよね。服を買うにもご飯を食べるにもお金は必要だからね。」
とは言うものの、どこで買い取りをしてくれるのかが分からない。
なので、丁度近くを通りかかったおばちゃんに訊ねてみる。
「素材の買取?あぁ、アンタ冒険者なのかい?小さいのにエライねぇ。街外れにギルドの出張所があるからそこで買い取ってくれるはずだよ。ただ、あそこにはガラの悪い連中もいるからね、気を付けるんだよ。」
私はおばちゃんにお礼を言って、教えられた出張所に向かう。
……でも小さい子って、私いくつぐらいに見えたんだろうね?
『それデ、いつまでこのままなノ?お腹空いたんだけド?』
「もう少し待ってよ、買取が終わってお金が手に入ったら服を買って、そうしたら宿屋を探すから。」
今、元の姿に戻ったら、あのズタボロのワンピース姿になるのだから、レフィーアには申し訳ないけどもう少しだけ我慢してもらおう。
宿に入れば着替える事も出来るし、お風呂にも入れる。
そして美味しいご飯も食べれるかもしれないからね。
◇
「……で、なぜこうなったの?」
私は今、森の片隅で膝を抱えています……一応着替えは何とかゲットできたけど……。
『何故っテ……自業自得?』
「あー、聞こえない―。」
私は耳を押さえて、イヤイヤと首を振る。
『大体、何であそこで魔法を暴発させるのサ?コントロール出来たでショ?』
「仕方がないじゃない……急に肩を掴まれたんだから。」
そう、あの時あの男さえ出てこなかったら、今頃は暖かいベッドで休めていたはずなんだよ。
「……思い出したら腹が立ってきた。戻って焼き討ちしてきていい?」
『止めなヨ、本当に指名手配されるヨ。』
レフィーアに止められて、渋々ながら焼き討ちを諦める。
ホントに、あの男さえ出てこなければ……。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「あのぉ、素材の買取お願いできますかぁ?」
私は受付のお姉さんに声をかける。
「あら、可愛らしいお嬢ちゃんね。冒険者?一応カード見せてくれる?」
私はお姉さんにおギルドカードを見せる。
「あらあら、あなたが……大変ね。」
お姉さんは、カードの確認をした後、私を値踏みするかのように見て……そして微笑んだ。
大方、職業欄に勇者と書いてあるのが信じられなかったんだと思うんだけど……、それでもね、今はレフィーアと一体化してるお陰でマシなんだよ。
流石に、あのズタボロの格好だったら、もっと怪しまれてたよね。
「で、買い取るのはどれかしら?」
「あ、これです。」
私は袋から、各種薬草類と素材に使えるという希少果実、後私が作成した初級ポーションを取り出す。
お姉さんはそれらを見て見るからにがっかりとした表情を見せる。
「ゴメンね、薬草類は余っているのよ……この希少果実は多少値を付ける事は出来るけど……全部で銅貨10枚ぐらいにしかならないわよ?それくらいなら自分で使用した方がいいと思うわよ。
通常の相場で薬草類が銅貨3枚、初級ポーションが銅貨5~7枚で販売している事を考えたら、売ってしまうより自分で使った方がいいというお姉さんのアドバイスはもっともなのだが……。
「それでもいいです……今はお金が無いんです。ここに来る途中、巨大蜘蛛に襲われて服をダメにしちゃったので……あ、そうだこれ売れますか?」
私は巨大蜘蛛から採った魔種と蜘蛛の脚を取り出す。
「あらあら、あなたが倒したの?……魔種は7級、素材の状態は……うーん、おまけして銀貨3枚と言う所ね……それでいいかしら?」
私はコクコクと頷く。
銀貨が3枚もあれば、替えの衣類だけじゃなく、装備も整える事が出来そうだ。
私はお姉さんから銀貨を受け取ろうとしたその時、背後から声がかかる。
「あん、嬢ちゃんが巨大蜘蛛を倒しただぁ?ウソだろ?大方拾った素材とかじゃないのか?」
モヒカン頭の、いかにも、と言うような大男がニヤニヤしながら言ってくる。
ぎゃはは……と言う下品な笑い声や、ちげぇねぇ……等の揶揄した声が併設の酒場から聞こえてくる。
ヤダ……男の人一杯……怖い……。
「じゃ、じゃぁ、お姉さん、またよろしくね。」
私は銀貨を受け取り、それだけを何とか口に出すと、そそくさとその場を離れようとした。
あの目が怖い……あの人の身体を嘗め回すような目を見ると、あの時の事がフラッシュバックする……イヤだ……イヤだ……。
私はモヒカンの男を避けて出て行こうとするが、すれ違う時に肩を掴まれる。
「おい、待てよ。ちょっと話を聞かせてくれよ。何だったら色々と教えてやるぜ。」
「イヤぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~!」
限界だった……モヒカン男に肩を掴まれた時点で、私はパニックを起こした。
「……えっと……??」
気づいたら周りが静かになっていた。
正確に言えば、私とお姉さんの所だけを残して、建物が崩壊していた。
「あのね、ミカゲちゃん……ちょっとお話いいかしら?」
お姉さんの頬がピクピクしている……こめかみには青白い筋が……ひょっとして怒ってらっしゃる?
「えっと、私お洋服が買いたいなぁ……ってダメ?」
「ダメです。取りあえずギルドマスターに報告の必要がありますから。」
ガシッと、お姉さんが私の肩を掴む……華奢な体つきなのに、見かけ以上に力強くて離せないよぉ。
「な、なんじゃこりゃぁ!」
男の人が走ってきて、崩壊した建物を見るなりそう叫ぶ。
「マスター、お忙しい所お呼び立てして申し訳ありません。」
あ、この人がギルドマスターなんだ。
私はお姉さんの服の裾を掴み、背中に隠れる。
「それはいいが、これは一体どうしたというのだ?」
「実はトラブルがありまして……。」
お姉さんが一連のあらましを、ギルドマスターに伝える。
「つまり、ガルドのやつが、また新人にちょっかいをかけて、返り討ちにあったと、そういう事でいいのか?」
ギルドマスターが私の方を見て聞いてくるので、私はコクンと頷く。
「まぁ、よくある冒険者同士のイザコザ、という事なんだろうが……お嬢ちゃん「やり過ぎ」って言葉知ってるか?」
「……どっかに捨てた覚えがある。」
「拾って来いっ!」
「ヒィッ!」
私は慌ててその場から逃げ出した。
「うー、お姉さんに悪い事しちゃったかなぁ。」
でも悪いのはあのモヒカンだもんね……ウン、私は悪くない。
くぅ~……。
「そう言えば、朝レチゴを食べたっきりだっけ。」
お腹が鳴ったのをごまかす様にそう呟く……誰が聞いてるってわけでもないんだけど、乙女の恥じらいってやつですよ。
私はキョロキョロと辺りを見回すと、あるお店にいた女の子と目が合った。
あそこは……食堂みたいだね。
ちょうどいいかと、そのお店に入ろうとしたら、女の子が慌てて『CLOSE』の看板を出し店を閉めてしまう。
その後も、行く先々の店で同じ様な事が起きる…………えっと、どゆ事?
私はトボトボと村の中を歩いていると、洋服店が目に付いた。
そうだ、服を買わなきゃいけないんだった。
そう思ってそのお店に近づくと、私に気づいたおばちゃんが慌てて店を閉めようとする。
「お願いです!服がいるんですぅ!なんでみんな意地悪するんですかぁ!」
私はドアが閉まりきる前に、身体を滑り込ませてそう叫ぶ。
ドアに挟まれているけど、レフィーアの護身の効果のおかげか、それ程痛いとは感じなかった。
「アンタが噂の娘だろ?」
おばちゃんが私を追い出すようにしながらドアを閉めようとするのを、必死で抗いながら聞く。
「噂って、どんな噂よ?」
「とぼけるんじゃないよ、気に入らない店を吹き飛ばす厄災の娘だって、村中アンタの噂でもちきりなんだよ。」
「酷いっ!そんな根もない噂!……私何もやってないのに……。」
そんな私の様子を見て、おばちゃんは力を緩める。
「……服がいるのかい?どんなのがいるの?」
どうやら私の事を信じてくれたらしい……やっぱり、一生懸命話せばわかってくれるんだ。
「まぁ、アンタみたいなお嬢ちゃんが、そんな事するわけないと私は知ってたんだよ。」
私が服を選んでいると、おばちゃんがそんな事を言ってくる。
その割には、さっき必死に私を追い出そうとしていたのにね。
私はクスリと笑いながらオバちゃんに声をかける。
「試着ってできる?」
「ゴメンね、試着は出来ないけど、私が見立ててあげるよ。どれを選んだんだい?」
私は下着複数枚と、ワンピースを三着見せる。
「ウン、この中から二着選びたいんだけどちょっと迷って……。」
「どれどれ……うーんどれも似合ってるから確かに迷うさぁね。」
そう言いながらおばちゃんは、若草色を基調にしたワンピースを私の胸にあてる。
「これなんかいいと思うけどね。」
「ホント?じゃぁ1着はこれにする。」
「あいよ。……しかし噂なんてアテにならないねぇ。アンタみたいな可愛らしいお嬢ちゃんがギルドを吹き飛ばすなんて、そんな事あるわけがないのにねぇ。」
……。
私の動きが止まる。
それを見てオバちゃんの眼の色が不審者を見る者に変わっていく……。
「アンタまさか……。」
私は思わずおばちゃんから目を逸らす。
オバちゃんはツカツカと私の目の前まで来て……持っていた服を私に押し付け無言で店から追い出されてしまった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
そして今、私は森の中で膝を抱えて蹲っているってわけ……。
「私が何をしたって言うのよぉ!」
私の悲痛な叫び声が森の中に響き渡るが、答えてくれる人は誰もいなかった。
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