7 【エピローグ】 後悔
【エピローグ】
——泰三の旅も終盤に入った。
九州から北海道へ車共々、飛行機で移動してきた。函館に着くと海の幸を堪能した。札幌に着くと恒例の女を買いに出かけていく。ススキノの高級店に行って、またもや女をレンタルした。今回の女の子の名は
泰三と唯はまず連れ立って高級寿司屋で食事をし、高級ホテルのスィートに泊まり何度も求めあった。
翌日、二人はホテルを後にして泰三は唯を送って行く時間になった。
「そういえば、まだアナタの名前聞いてなかったけど?」
「ああ、そうだっけ?
「泰三さん、今後の予定は?」
「特にないんだよ。何か面白い事や、面白い所がある?」
「う~ん、でもせっかく道に来たんだから、宗谷岬に行ってみたら? もう少し早く此処に来ていたら流氷が見えたのにね。今はもうすっかり温かくなっちゃったからダメだろうけど……。でも日本最北端だから行く価値はあると思うよ。オホーツクから来る潮と風は荒々しいけど、なぜか心のモヤモヤを綺麗に洗い流してくれるような気がするんだぁ」
「宗谷岬って?」
「道内の最北端の稚内にある岬なんだけど解るかな?」
「いいよ、暇だし折角だから行ってみるよ」
「ゴメンね、案内出来なくって……」
「いいよ、一人でブラブラ行ってみるよ」
泰三は唯をマンションへ降ろすと、一人北へと向かった。
日本最北端の宗谷岬か? ふとそんな思いに駆られながらも、泰三は北海道最北端、稚内に在る宗谷岬を目指していった。別に予定など無い。札幌の市内から、高速道路に乗ってまずは旭川を目指した。ポルシェ特有の空冷ミッドシップのエンジン音が、背中から心地よい響きを発している。
今は五月。いくら北海道といえど道には雪は無い。山間には未だ積もっている。高速道路という事もあって、泰三を乗せたポルシェはますます加速して行った。札幌~旭川間をわずか短時間で着いてしまったようだ。
何も急ぐ事は無い、ゆっくり行こう。
泰三はそう思い、旭川で高速道路を降り、下の道を走る事にした。先程の高速道路では感じなかったが、旭川の市街地を抜けると、両脇に無限と思える程の平原が開けた。
正確に言えば畑と放牧地だ。遙か右手には牛の群が見え、左手には大型のトラクターが動いている。泰三は車を止め、降りて周りを見渡した。
「スッゲ~マジかよ? 此処は日本だろ? 俺、地平線なんて初めて観たよ……」
初めて海を見て、その広さに感動するぐらい地平線を目の辺りにすれば、誰だって息を呑む。此処は中国かモンゴルか? とさえ思ってしまう。狭い島国の日本だと思っていたが、地平線を目前にすると己の誤った知識、思いが崩れてしまうようだ。その平原を裂くように真っ直ぐな道が北へ、北へと続いている。しかしながら泰三は、その北へ続く一本道に乗らず、西を目指した。地平線を見たことで水平線が見たくなったのだ。西へ行けば留萌だ。岬がある。車の中で地図を広げ、行き先を確認する。
アクセルを軽く踏み込み、辺りの広さに見とれながら約一時間半程で岬へ着いた。岬は切り立ったガケでなく、海岸へ緩やかな岩場が続いている。大きな灯台が在り、遙か遠くの海を見据えているように見える。
泰三は車を堤防よりの邪魔にならない場所へ置くと、海に向かって歩き出した。潮の香りが心地よく、気分がスッキリしてくるようだ。堤防の下を覗くと岩場だが荒々しい磯でなく、緩やかな岩場が広がっている。泰三は下に降りる事にした。
下に向かって降りていくと、二十人くらいの子供達の集団がいた。
なんだ、遠足か? そう思った。それぞれがクラゲを捕ったり、魚を追ってみたりイカでカニを釣っていたり、貝を捕ったりと楽しんでいる。先生と見られる大人が四~五人程いて、子供達に付いている。
泰三は彼等の邪魔をしない様に目で追っていた。楽しそうだなぁ~。とフッと思う。
岩場ではない砂場を見つけると、泰三はそこに横になった。今までの移動で疲れているのだ。なにせこの数ヶ月間、遊びと移動で体が疲れきっている。
横になると太陽の光を受けた砂場が、泰三に心地よい温もりを与えてくれた。潮騒の音が心地よく、眠りを誘う子守歌の様に響いてくる。いつしか泰三は睡魔に勝てず、眠りについてしまった。
「——うぁ、何だ? 冷たい……」
数時間後、海岸沿いで、つい昼寝してしまった泰三は、満ち潮の波に下半身を濡らし、その冷たさで目覚めた。辺りを見回すと人影は無く、夕焼け空が西の海を染めていた。
泰三はユックリ起きあがると、西の方向に吸い込まれる様に、真っ赤に染まった海を見つめた。
積丹半島が海に向かって大きくせり出している。海の彼方、半島の向こう側に夕日が落ちている。地平線とも水平線とも境がつかないこの状況は、誰が見ても息を飲む。雄大な自然が海と陸と空を、キャンパス替わりの様に赤色で染めている。青色と赤色を織り交ぜた自然の芸術。地平線と水平線が相乗効果を上げている。
沈む夕日を見ると、人はどう感じるのだろうか? その時の状況にも依るが、単純に思えば、ただ感動するだろう。泰三も例外では無かった。体に電気が走った様に身動きする事なく、ただただ西の空を見つめていた。
泰三の目から頬へ涙が伝わって落ちた。何だろう? この感覚?……と、自ら思っても解らない。それだけ泰三の心は、すさんでいたのだ。
何かによって心を潤された時、人は素直になり自分の置かれた環境に気付く。美しい物や大事な物は、自分のすぐ目の前に有るというのに、大勢の人は気が付かないで通り過ぎてしまっているのが現実だ。
「俺は一体、何をやってんだ……。この旅も北海道で終わりにしよう。どこか景色の良い処で、自分の窯を造って陶芸でもしながら暮らそう。そうだ、瀬戸内は日本のエーゲ海っていわれるぐらい綺麗らしいし、岡山は備前焼があるから、そこから海の見える場所を探そう……」
泰三は自分自身に言い聞かせるように呟いた。満ち潮で濡れたズボンを引きずるように歩き、車に向かって歩き出した。
「おっと、宗谷岬を忘れてた。しかし、このズボンじゃあ……。一旦近くの町に戻って替えのズボンを買ってからにしよう……」
泰三はそう呟くと、濡れたズボンのまま車に乗り込み、夕日を背中に旭川に向かった。ズボンは濡れて気持ちは悪いが、泰三の心はなぜか晴れ晴れとしていた。この北海道に来るまで、先程の夕焼けを目の当たりにして、これからの自分の生きていく先を見いだした。お金を沢山使って来たが、人生の指針となる目標を見つけだした事はプラスであった。やはり、ここに来て良かったと思った。今更か?……。
しかしながら、泰三の心は壊れていた事に本人は気付いてはいない。ゼルから言われた自分の寿命と引き替えに、お金を得ている事を忘れていたのだ。ATMに行けばいくらでもお金を引き出せる。しかし、それには上限がある。自分の寿命と引き替えているのだから、あまりお金を降ろしすぎると突然死がやって来る事を忘れている。
人というのは慣れない大金を手に入れると、変わってしまうのだろうか? もはや泰三は、自分の引き出した金額が解らないでいたのだ。と言うよりも自分の寿命の事は忘れ、ATMに行けば無限にお金を引き出せられると勘違いをしている。
一旦旭川に戻って着替えの服を買い食事を済ますと、宗谷岬へ直行する事にした。日本最北端の宗谷岬。その言葉になぜか惹かれ、見えない力によって引きつけられているように感じる。いや何かあるとさえ思っている。
旭川から高速道路に乗って士別で降り、そこから北へ向かって延びる国道(道道)に乗る。夜の道は運転しづらいが、都心と違い対向車も多くない。ラジオから流れる音楽を聞きながら運転に集中した。対向車も少なくなると、知らず知らずの内に車のスピードも上がる。
名寄を過ぎ音威子府から浜頓別に行き海岸沿いを走り、宗谷岬までが泰三の立てたルートだ。今はまだ名寄を過ぎた所。この辺りでは山沿いを走るので見慣れない標識がやたら立っている。シカのマーク。
すっかり対向車が来なくなった道を、車のスピードがますます上がっていく。
『いいのか、そんなに飛ばして?……』
不意に泰三に話しかけた者がいた。ふと横の助手席を見ると、どこかで見た事のある男が、いつの間にか隣に座っていた。
「——うわっーびっくりした。……あ、あ、あなた様は……」
ゼルだ。泰三にカードを渡し、自称神と名乗ったゼルが隣に座っている。普通に驚いてしまう。しかし、いつの間に、どうやって乗って来たんだ? 全く気が付かなかったぞ。
『よお、楽しそうな旅をしてるな?』
「はい、あなた様の御陰で私はこれからの目標を見つけました」
『——そうか……』
不意のゼルとの再会に驚き喜んでいる泰三に比べ、ゼルの表情はどこか悲しげに感じてしまうのは何故だろう。以前に有った純白のオーラが曇っている。
『——泰三。お前、後悔は無いか?』
「そりゃ、今までかなり回り道はして来ましたが、後悔は無いです……」
『そうか、じゃぁ、思い残す事は無いと言う事だな? それじゃ、此処までだ』
「それって、一体どう言う意味で——」
泰三の言葉をさえぎる様に、ゼルは指をパチンと鳴らした。すると突然目の前にシカが飛び出して来た。 先程の、シカのマークの標識は、この事だったのか? と泰三は思ったが、時はすでに遅し。高速の車、百㎞はすでに越えていた車に急ハンドルと急ブレーキは自滅だ。しかしながら、障害物を避ける為に無意識の内にそれをやってしまった。当然、泰三の乗った車は横滑りをしながら、ガードレールに接触し、スピンして又ガードレールに当たり、それを突き破り谷底めがけて落ちていった。
「——ウワッ————!」
悲鳴を残し谷底へ落ちて行く車は、やがて山肌を横転しながら大きな樹にぶつかって止まった。シートベルトを着用していなかった為、胸をハンドルで強打した。胸を強打した事によって肋骨が肺に突き刺さり、呼吸するのが苦しい。さらにその折れた肋骨によって他の内臓が損傷している。顔面も割れたガラスが刺さり出血をしている。泰三は薄れ行く意識の中、呟いた。
「――ど、ど、どうして?……。こんな事に……。俺は、まだ、死にたく、無い…」
泰三の問いに答えずゼルは、自らの大きな翼を羽ばたかせたまま空中からじっと泰三を上から見つめていた。
月明かりによって泰三の体が動かなくなったのを確認すると、ゼルは泰三の側に降りてきた。泰三の体から透明な泰三の体が浮き上がってきた。魂だ。魂が浮いている。それは、一本の薄い線の様な物で体と繋がっている。ゼルは泰三の顔を悲しげな表情で見ていると、ゼルの後ろから何者かが現れた。
その物はゼル同様に背中に翼が生えて有る。しかし、翼の色がゼルの煌めくような純白に対して、その者の翼は銀色に光っている。天使とは何か雰囲気が違って見える。同じ天界人でも種類が違うのだろうか? 何故か無表情で冷たいオーラを
「ゼル様、そろそろよろしいでしょうか?」
『——ああ……』
ゼルの答えを聞くと、その銀の翼を持つ者は背中から大きな大鎌を出し構えた。決して人間には見えない、人の体と魂をつなぐ霊糸線。その者は大鎌を肩から一振りすると、泰三の霊糸線を切った。音のしない斬撃が辺りに響く。
その瞬間、泰三の魂は体を離れた。人間界でいう【死んだ】のだ。体から離れた泰三の魂は宙に浮かび、ゼルの所へやって来た。魂といっても、人間の形をしている。只、以前と比べ透けて見えるだけの事だ。
「——ど、どうして、なんですか?……」
悲しげな表情のまま泰三の魂はゼルに訴えた。
『泰三、お前一体あのカードでいくら使ったと思ってんだ? 俺はお前に言ったはずだが?百万円で寿命が一年縮むと。お前の使った金額を、教えてやろう。丁度五千万円だ。つまりお前の寿命五十年間縮んだ訳だ。そして今日の今、お前の寿命が尽きた。と言うことだ。只それだけだ。……解ったか?』
「——そ、そ、そんな……」
『だから俺は言ったはずだ。自分の寿命は分からないから、大事に使えと!』
「……うっ、た、た、確かに……」
うなだれる泰三の魂に向かって尚もゼルの言葉は続く。
『泰三、お前はこの下界で何の為に生きているんだと思ってるんだ? お前の頭じゃ解らねぇだろうから教えてやろう。人は前世の
「——エエッー、そ、そんな……。そんな事が解っていたなら、ど、どうしてあの時、教えて下さらなかったのですか?どうして? あの時、教えていてくれさえすれば……。俺は、俺は……。今更言われても……。ち、ちくしょー……」
『自分の人生だろうが、他人の所為にするんじゃねえー……勘違いするな、泰三。俺達天界人は、下界の人間に干渉する事は許されていない。許されていないが……。俺は、干渉してしまった。俺は知りたかったのだ。知りたかったから故に、チャンスを与えただけの事だ。自分の生き様は自分自身で決めるものだ。選択権は自分自身にしか無い。もし、仮に俺が【お前は人間国宝になれる器かも知れない?】とお前に言った所で、お前は俺の言葉を信用し精進する気が当時在ったのか? お前は親友の死で自らを失い、暴走していたではないか。挙げ句の果てに、こんな死に様を選んだのだ。全ては、自業自得だ。残念だ……』
「……」
もはや泰三には反論する気さえ失ってしまった。もはや後悔などしても無効。泰三は死んでしまっている。二度とやり直しは出来ない。
『泰三、もうお別れだ。迎えが来た様だ』
ゼルがそう言うと、天上から眩しい光が泰三目がけて降り注いで来た。目を開けられない程眩しく、そして不思議な暖かみを持った光だった。その光の中から幼子の様な少女の姿の天使が二人、泰三の側に降りて来た。魂の泰三の両脇を掴むとゼルを見た。
「ゼル様、よろしいですか?」
『——ああ、ご苦労……』
二人の天使はゼルに頭を下げると、泰三の魂を連れ天高く舞い上がった。
天高く舞い上がる泰三の魂の遙か足下では、ゼルが地上で見送っている様に見えた。泰三は天使によって更に天高く舞い上がる瞬間、ふと呟いた。
「こんな事なら、あの時飛び降りていればよかった。……どうして、こんな事に? 折角、生きる指針を見つけたと云うのに……。残念と言うより無念だ。くっそっー」
その泰三の言葉を左に居た天使は聞き逃さなかった。
「何言ってるの? 折角ゼル様に貰ったチャンスを自分の所為で逃したからって、他人の所為にするなんて……。アナタはきっと地獄行きだわ」
泰三の左側の天使がそう言うと右側の天使が、なだめた。
「まあまあ、あなたはゼル様にもてあそばれた。と思っているんでしょうが、あなた! 自分の寿命だけでお金を交換したと思っているんでしょ?」
「えっ、違うんですか?……」
「何言ってるの? いくら天界に住む神の力だけでも、下界の人間の寿命だけでお金を等価交換出来ると思ってるの?」
「どう言う事ですか?……」
「バカねぇ、だからあなたは早く死んだのよ。あなたの寿命なんて、ゼル様に比べれば……。例えば虫と人ぐらいの犠牲をゼル様は払っておられるのよ。それをあなたは、自分の事ばっかり……。あなたが百万円使う事で、あなたは一年寿命が縮むけれど、ゼル様は百年寿命が縮んでおられるのに……。私達天界人にも下界の人間の様に寿命が有るのよ。不老不死だなんて思わないで。私達も何時かは寿命を迎えるの。それを他人の所為にするなんて? 審判の神が許しても私はあなたの考えが変わるまで決して許さない。そうでないと、ゼル様が……」
どう言うことだ? と泰三は思った。
「考えてもあなたには解らないでしょう? いい事、私がゼル様に替わって教えてあげるわ!」
「ちょっと、メリー・エル、それは言っては成らないって、言われたでしょ?」
「アアッ……そうだった。私とした事が、少し感情的になってしまったようだわ……」
天使の一人は我に返ったみたいだが、泰三の魂は解らないでいた。
「あなたに最後の忠告をしてあげる。ゼル様もあなた同様に命を削ったのよ。そして人の魂を救う為、イエス・キリスト同様に手段は違うけど個人にチャンスを与えただけの事。ほら、最後に足下のゼル様を見てごらんない。ゼル様の表情を見れば、あの方が、あなたの人生を弄んでない事ぐらい解るでしょう……」
天使の言葉に従い泰三は下を見た。人間として生きていた頃とは違い、魂だけとなった者は、いくら遠くで有ろうが焦点が合えば身近に見える。確かにゼルの表情は暗く悲しげであった。それは、決して人の人生を弄んだ者が見せる表情では無いことは泰三にも解った。ゼルのまとっていた純白のオーラが曇っている。いや、濁って見えた。苛立ちを伴った悲しげな表情なのは注視しなくても分かる。これが、神の慈しみの態度なのか?
「そうか、全ては自分の所為か? ご、ご迷惑をお掛けしました。どうかよろしく、お願いします……」
泰三のこの言葉で、先程感情的に成っていた天使達の顔から険しさが取れた。
「さあ、参りましょうか?……」
両脇を天使達に挟まれ、泰三の魂は遙か天界へと旅立っていった。
地上では北海道の山間部の谷で、事故でグシャグシャになった赤いポルシェが無惨な姿を残している。その車の中で電池が切れて動かなくなった玩具の様に、泰三の肉体だけが横たわっていた。
『残念だ。非常に残念だ。俺が求めていた答えはこんな事だったのか? それとも人選を誤ったのか? 本当にバカな男だ。色だけの為に、大事な自分の人生を捨てやがった。……こんな人間ばかりだから、この世界は住みにくくなったのかも知れねぇな……。生きたくても生きられない者が大勢いると云うのに、まだ自分の寿命が全うしていなくても、それを自ら捨てる者達が増えている。いつの時代からこうなってしまったのか?……。クソッ、悲しい時代になったものだ……』
ゼルはそう呟くと自らの白く大きな翼を広げ、深い闇の中に消えていった。
泰三の財布から、あのカードが抜け落ちて霧の様に消滅してしまった。もはや主を失った事で、自らも消滅したのだろう。
事故現場はすでに何もなかった様に元の静寂を取り戻していた。
雲の合間から月が出て、辺りを照らしていた。ホーホーと鳴くフクロウの声が寂しく山間に響いていた。
第1部 了
第2部 『慈愛編へ続く』
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ここまで読んでいただいてありがとうございます。
もし、面白いと思っていただけたら、💛を押して応援していただけると、今後の励みになり、とても嬉しいです。又、感想を頂けたら、泣いて喜びます。
第2部は、辛く悲しい話が続きます。読んでいると
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