エピローグ

エピローグ

 やめて精神的に落ちついてから発達障害の働き方の本を読む。そこには発達障害の人は耳からの情報に弱いと書いてありホワイトボードが有効とかいてあった。そこではっと気づき前の会社の上司や先輩にどれだけ助けられてきたかを思い知った。部長のことを無能だと思っていたが実は上司は自分のことを凄く考えてくれていた。無能なのは自分だと思い知った。井の中の蛙は大海の心の一片を知る。


 嫌なことをされたら嫌という。ただし陰口ではなく本人にしっかりと言う。陰口を言うとこじれるから。親切をされたら感謝する。何事も解決するのは対面での話し合いだということに気づいた。相手も人間でいろいろと事情もあるし、また自分でなにか気づかないうちに人を傷つけてしまっている可能性もある。だからこそ、己を知るために話し合いが必要なんだなということに気づいた。


 他の人も自分もきちんと言われなくては分からないんだから。少なくとも自分は言われなきゃわからない。つたなくてあまり話をしなかったが自分を理解してくれようとしてくれた人はたくさんいた。話し合えばもっと居やすい場所になっていたかもしれない。


 自分が蒼風文社学んだことである。


 万感の思いを込めて

 精神障害を抱えて仕事をしている人に対して

 そして自分もなにか生きてきた証を書き残したいと思い、

 今まで自分を育ててくれた会社に対して感謝の思いを込めて


 パソコンを開きそこに打ち込む、

『蒼風文社青春流雲伝』と。

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