第24話

24

朝起きるともうお姉ちゃんは起きたのかベットには居なかった。




 今日の授業内容の教科書、ノートをもう一度確認して着替える。




「あのブログ次いつ更新するのかな」




 朝の陽射しを浴びながらそう独りごちた。




 リビングでトースターを使ってパンを焼いていたのか良い香りがする。




 いつも通りに朝食を取って学校へ行く。今日の放課後からアルバイト開始だ。




 教室には紗良はもう来ていて他の子達と喋っていた。私は自ら加わりに行くつもりはないので自分の席について読みかけの本を開く。




「今日からバイトだけど緊張してる?」




 本に栞を挟んで顔を上げれば紗良が私の前の席に座って居た。いつの間にかおしゃべりを中断してこっちに来てたらしい。全然気付かなかった。




「おはよ、そうね、少しだけ緊張してるかも」




「大丈夫、大丈夫。そう難しいことはないから 気楽に行こう!」

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