第18話

今日も今日とてパソコンを使おうと思ってたらお姉ちゃんが先に使ってた。




「ただいま、パソコン使いたいんだけど時間かかる?」




「ん、おかえりなさい。そうね少し時間かかるわね。先に勉強でもしたら?」




「そうする、終わったら教えて」




「あ、ねぇ、なんでスマホ使わないの?」




「あー、ログインがパソコンのアカウントでやっちゃたから、パソコンじゃないと駄目なんだよね」




「そゆことね、じゃあ、あとで結喜ちゃんのスマホで出来るようにしてあげるよ」




「ホント!?ありがとう!」




 苦しい言い訳だし多分お姉ちゃんは気付いてるかもしれない。実はコメント返信のアカウントがパソコンでやっちゃたからスマホだと最初にコメントした人じゃなくなっちゃうからいつもパソコンでブログを見てた。




 もし、ブログが更新してたらす部に返信したいからね。




 テストも終わったし夏休みまであと二ヶ月くらい。




 軽く復習でもしよとノートを開くも凄く京都に行きたい欲が出てくる。




 ブログの人は最初は何処に行くんだろう。初夏っぽい所に行くのかな。




 海とか行くのかな、安直かな。




 どっちにしろ勉強に身が入らない北城だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る