第5話 家族
盗賊の本拠地を潰してから実に1ヶ月が過ぎた
あの時の賞金として、国から百万コインもらっちゃったし
お金の価値は1コイン=千円くらい、
つまり10億円くらい持っているのと同じだからな〜
一生遊んでられるやん
でもな、やっぱり寂しいなぁ
コンコン、とドアを叩く音がする
誰かな、まあ開けるか
「やあ」
長か。
僕も
「どうも」
と言う
いや〜寂しいこと一応長に相談してみよ
「実はですね、〜〜〜と言うわけでして
どうしたら良いですか?」
まぁどうせ友達作れ〜とか言われるだけやん
「そうだな...。こんなむさ苦しいジジイだがよかったらわしらと一緒に住むか?」
え?ええええ
「逆に良いんですか?」
「構わんよ?」
と長は言う
ついに、ついに念願の家族ができた〜
やったー♪
しかし、”あいつ”は今どうしているかな
ーーーーーーーーーーーーーー地底界ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まだあの『はぐれ物』は見つからんのか!!」
魔王が怒鳴る
「し、しかしやつは、ターゲットを解除して、我々からは察知できないのです」
下っ端であるオークが答える
すると、
「もういい、貴様らではなく私がトドメを刺してくる」
「し、しかしそのお体では... 最後にチャンスをください
必ずやつにトドメを刺して来ますので!」
すると魔王は、
「ッ〜〜 わかった、ただし、これが最後のチャンスだぞ
しくじったら...わかるな?」
「は、」
現代社会では社会不適合者扱いでも異世界転生したらめっちゃ優秀なスキルがついたので楽しく生きてます @syouryu-
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