第82話

今朝も、今昇る朝日が顔を出す。お日様!御早うございます!今日も一日の命を有難うございます!私は満面の笑顔で限りない祝福を吸い込む。有難うお日様!有難う風さん!

時折、フッと、田代家のあのお二人は、どうしておられるだろうかと、思う事がある。懐かしいような、切ない気持ちがする。

あのお屋敷に飛び込んだお陰様で、今のこの暮らしがある事を思えば、泣きながら必死に働いて来た事も、ひもじい思いをした事も、何もかもがお陰様だったのだと、しみじみと思えるようになった。

恨みも憎しみも、怒りも悲しみも、幾度となく経験し、それでも精一杯生きてきた自分が、今は心から愛おしい。他の誰でもない、たった一人しかいない私を精一杯、大切に、正直に生きて行こうと決意している。

道端で、人に踏まれながら、それでも愛らしく輝いて、春を告げるタンポポの花。そのタンポポの綿毛のように、ふんわりと逆らわず、風に運ばれて来た私だもの。ここに根付いて、きっと愛らしい花になる。

今が青春!これからが青春だもの!



後書き

始めてのブログをやっと書き終えて、今はほっとしています。スマートホンの使い方がわからず、どうすればいいの?どうしたらいいの?と毎日、おろおろしながらの日々でした。一つの文字を探すのに、悪戦苦闘したり。どうしても見つからない時は、有るものを使ったり。右往左往しながらのチャレンジでした。一回、一回、ここまでとうち終わると、疲れはてて、どーっと倒れ込んだり。なかなかのものでした。最後まで、お読み下さった皆様には厚く御礼申し上げます。本当に有難うございました。たどたどしい原稿では有りますが、こうして発表させて頂きまして、光栄な事と、心から感謝しております。

今は亡き、父と母が読んでくれたら、何と言って喜んでくれただろうと、胸を熱くしています。命ある今という時を、共有している皆様と共に、自分の更なる脱皮、成長を願うばかりです。誠に有難うございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

この命ある限り @kirakirary

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ