第17話 経験値おいちぃ!

さて、一人になったしさっそくレベルを上げてみよう!

まずは普通のウルフの魔石から。

デカいのはお愉しみに取っておくタイプだからね。

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Lv.5(0%)

・HP(体力):12/13

・MP(魔力):10/10

・STR(筋力):13

・MAG(超感覚):10

・SEN(器用さ):13

・COG(認識力):10

・INT(知力):10

・LUC(運):10

SP.5


スキル

・ステータス割り振り

____________


……ウルフの魔石一個で経験値が40%からレベルアップしたんだけど!?

マジかよ。

ウルフの経験値おいし過ぎだろ。

いや、このレベルじゃ倒せないからこそこの経験値量なのか?

でもこれだとめっちゃ強い人から魔石を買って、その魔石でレベルを上げるパワーレベリング出来るんじゃ……?

そういえば、レベル上げるより鍛錬した方が強くなれるんだったな。


「まぁ、何にせよガンガンレベル上げていこう。」


そうしてクッソデカい魔石を除いた13個の魔石をドンドン砕いていった。

Lv.5では一個で40%上がったが、40%、80%となった後はLv.6(0%)となったので、余剰分は繰り越さないみたいだ。

少しもったいない気もするが、今はとにかくレベルを上げることを優先する。


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Lv.8(20%)

・HP(体力):12/13

・MP(魔力):10/10

・STR(筋力):13

・MAG(超感覚):10

・SEN(器用さ):13

・COG(認識力):10

・INT(知力):10

・LUC(運):10

SP.26


スキル

・ステータス割り振り

____________


フッハッハッハッハ!

SPが増えるのは気分がよいのぉ~。

さて、あと残るはデカい魔石1つとなった。

とりあえず石で砕こうとしたが、手に持った石の方が割れた。

結構硬い様だ。

他の石でも試したが、魔石に傷がつくだけで砕くことは出来なかったので、方法を変えてみる。

石を手に持つのではなく、魔石を高く持ち上げて、全力で岩に叩きつけた。

非常に手が痛くなったが、何とか魔石を砕くことが出来た。

Lvは9に上がった。


「グッヘッヘ!35もSPがあるぜ。体力、筋力、器用さを20まで上げても14残る。」


というわけで今行ったそれを20まで上げ、次に何を上げるか考える。


(魔法を使いたいけど、使い方が分からない以上他のに振るべきだよな?COG(認識力)とINT(知力)にそれぞれ5振って、残りの4は残しておこうかな。)


____________


Lv.9(0%)

・HP(体力):12/20

・MP(魔力):10/10

・STR(筋力):20

・MAG(超感覚):10

・SEN(器用さ):20

・COG(認識力):15

・INT(知力):15

・LUC(運):10

SP.4


スキル

・ステータス割り振り

____________


とりあえず初めて上げた知力を確かめてみる。

知力とは何なのか。

記憶力?IQ?それとも知識を基にした独創性?

記憶力ならば単純だし非常に便利だ。

思考力系だと……まぁ、台車作りに役立てばいいや。


「台車を作るならまずは車輪だな。これは丸太を削れば簡単に作れると思う。問題は荷台と車輪の間に付けるベアリングか。ボールベアリングなんていくら器用さを上げても人の手じゃ無理そうだし、他の方法を考えないとな。」


ベアリングがないと荷物の重さで車輪がスムーズに回らないのだ。

大雑把に考えれば摩擦をなくせばいいだけだから、潤滑油でもいいのかな?

あ、そうか。

ボールベアリングだと同じ大きさの球体が複数必要だから人の手だと無理だと思ったけど、球体にこだわらないで円柱を使えばいいのか。

こんなにスムーズに思いつくって、もしかして知力って結構すごいのでは?


「とりあえず台車の作り方が決まったな。ウサギの死体を置いたら、材料になる木と加工するための石を集めるか。」


ウサギを持ち上げたとき、筋力が大きく上がったことを実感した。

やはり筋肉は素晴らしい。

時間はまだ昼頃……朝一からいろいろあったのでまだお昼頃なのだ!

今日中に台車を完成させることは無理だと思うが、いろいろあったおかげで移動するための準備は思っていたより早く整いそうだった。

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