(6) ペンネームというのもあるのか

 どうもどうも、LyknCです。ペンネームを設定できるということを知ったので、さっそくペンネームを付けてみる。

 わたくし、「ちゅるちゅる麺すすり(暫定)」と申します。以後お見知りおきのほどをお願い······しません。別に覚える必要は無いです。「(暫定)」とありますように、決定ではありませんので。

 付けて見ようと思ったら、すぐに出てきた。ピョロンと出た。でも、すぐに出ただけあって不安なところもある。麺をすする音をちゅるちゅると表現したが、ひっかかるものがある。

 「いなばペットフード株式会社」の製品に「CIAOチャオ ちゅ~る」がある。猫のおやつだ。テレビCMもやっている。「ちゅ~る ちゅ~る CIAOちゅ~る」という歌が流れるテレビCM、猫がペロペロするテレビCM。猫がペロペロするんだ。ペロペロ! うん、ナメナメとも言えるな!

 猫のおやつは「ちゅ~る」で、僕のペンネームは「ちゅる」だから、違うものだ。だけど、似ているじゃないか。「ちゅ~る」と「ちゅる」は。なのに、「なめる」と「すする」じゃあ駄目だ。似ていない。違う動作だ。「ちゅるちゅる」をすする音としてよいものか······。

  はっ! まさか! こいつは······もしや、解決か!?

 「CIAO ちゅ~る」はペースト状のおやつで、これがパッケージから出てくる様子を「ちゅ~る」と表現したのではないか! 猫がおやつを食べるさまとは無関係なのではないか! 

 駄目だ! 「ちゅ~る」と出てくるってことだ。オレは「ちゅるちゅる」すするんだ。「出」と「入」だ。逆だ。

 「ずぞぞぞ麺すすり」じゃあなあ。何か、「違う」のよなあ。

 う~ん。


       ――追記――

 「ちゅ~る・ちゅるちゅる」問題である。だが、よく考えてみると、2つの言葉はどちらも「滑らかなさま」を表しているのではないか。出るだの入るだのということではないのだ。口中に麺が入っていくとき、滑らかに入っていくから「ちゅるちゅる」を使うのだ。パッケージから出るときに、滑らかに出ていくから「ちゅ~る」なのだ。

 よくわからんけど。

 ············。むううう、なんか、違うほうが良いような気がしてきた······。ペンネーム、どうしよう。

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