第12話 高速道路で忍者の里経由で福岡県では天ぷら定食を食べよう
もしかすると、俺が待ち合わせの時間に遅刻したから、
今 新名神高速道路を走っていて、愛知県を抜けた所で、昼に近くなった。
12時位になったら、飯を食べる為にも、昼休憩を取らなきゃ。
時間的に良さそうなサービスエリアが有ったら入って、休もうと思う。
普段 そんなに運転している訳じゃ無いし、無理は良くないからね。
忍者で有名な甲賀市に入った様だ。
良い時間だし、そろそろサービスエリアに入ろうかな。
土山サービスエリアと言う所が良いかも知れない。
あ、サービスエリアの入口の案内が出てきた。
疲れが出ているかも知れないから、油断せずに慎重にサービスエリアに移動する。
なかなか車が多い。
ここまで、あまりサービスエリアやパーキングエリアが無かったもんなぁ・・・・・・
空いている駐車スペースに車を駐めて、建物に向かって移動する。
最初にするのは、トイレに移動。次は、いつトイレに行けるか解らないからね。
次に、無料のWi-Fiに繋ぐ、これ大事。旅先の検索などで、サクサクとインターネットを使うのに、絶対に必要な事だ。
適当に食事を済ませ、フードコートで飲み物を飲みながら、宿泊地を検討する。
滋賀県に入ったのが昼頃となると、関西近畿地方の府県だと、やはり宿泊地としては、早く着き過ぎるし、明日の移動を考えると、もっと先まで移動したい。
そうなると、やっぱり中国地方の九州側か、九州の福岡か大分、熊本が候補かな。
無料Wi-Fiに繋げたタブレット端末を使って、カーナビアプリで宿泊地候補の到着までの時間を調べてみる。
結果 妥当そうなのは、福岡県の北九州市だった。
妥当と判断したのは、到着予定時間が、十九時から二十時位と、良い感じの時間だった事と、候補地の中では、一番都会である点だ。
田舎過ぎると、夜になるとお店などが早く閉店してしまい、食事や買い物が出来ない可能性がある。
実際 観光地でも早く店を閉める地域だと、多くの店が夕方の5時閉店なんて所も在る。
例えば、今回の旅には関係無い場所だけど、過去に旅行した、水木しげるロードの在る境港市とか・・・・・・
もちろん、そんな所もコンビニとかは開いているから、全く食事が出来ない訳じゃ無いけど、やはり余りにも早く閉まってしまう所だと、旅行者としては辛いなって、あの時に感じた。
良い所だったけどね。
沢山の水木しげる先生の漫画のキャラクター像が在って、面白かった。
明るい内は、美味しい食べ物のお店も有ったから、不快な旅行の経験となった訳じゃないけど、それでもそれからは旅行先が田舎の時には、早目の行動を心掛ける様になった。
それに、前に福岡に旅行した時に、美味しい物が沢山 食べられて、楽しかった思い出もあるしね。
久し振りに、新名物の天ぷら定食を食べたい。
ネットで、宿泊先の検索と予約の出来る所で、安くて良さそうな宿を探す。
検索対象地域は、今回の旅で都合の良い、北九州市だ。
安い。
宿が多くて競争が激しいからだろうね。安い宿が多い。
これなら、検索対象を条件を加えて絞り込んでも大丈夫だろう。
駐車場が在る事と、朝食付きと、検索条件に加えてみる。
最安値だけど、評判の良い所が出たので、安くなっている条件が、自分自身が利用可能な内容なのかを確認して、問題が無さそうなので、そのまま予約に進む。
毎回 この時に緊張するんだよな。
『本当にここで大丈夫か?』とか『安くなる条件の見落としとかないか?』と、心配になってしまう。
最後に、しっかり確認して予約する。
さて、じゃあ、そろそろ北九州市に向けて移動するか・・・・・・
高速道路を使っての長距離移動は、同じ景色が続くから、眠気が来やすいと言うから、それに気を付けながら移動した。
少しでも眠気を感じたら、サービスエリアなりパーキングエリアに入る事を意識してたけど、関西近畿の辺りでは、全く大丈夫だった。
お昼御飯を食べた後だから、眠気が来るかと心配したけど、思ってたより大丈夫で良かった。
兵庫県を抜けて、岡山県に入った。
まだ眠気は無い。
関西近畿の辺りだと、高速も分岐が有るから、緊張する事が有ったけど、兵庫県に入ってからは、それも徐々に少なくなり、岡山県に入ると、ほぼ真っ直ぐ移動する感じだった。
岡山県を抜けて広島県に入った。
もみじ饅頭とお好み焼きで有名な県だね。
原爆ドームや宮島観光もしたいけど、今回は我慢だ。
福山市や尾道市、三原市、東広島市を抜けて、広島市に入る。
お好み焼きでも食べたいけど!食べたいけど!我慢!!
広島市も抜けて、廿日市に入り、有名な宮島の付近を通る。
厳島。うん。厳島神社に行きたかった!!
そして、少し走ると山口県に入った。
米軍基地で有名な岩国市に入り、高速道路は山中深くに進んで行く。
下関市まで移動したら、もう少しで福岡県だけど、まだまだだ。
ここで気を抜くと危ないから、ぼーっとしない様に気を付ける。
周南市に入った。確か大阪の警察署から逃げた人が捕まった所だっけか?
防府市を抜けて山口市、美祢市を通り、下関市へ。
やっと下関市だ!ダメダメ、ここで油断しちゃ危険だ。
でも、これで海を渡れば北九州市だ。
意識をすると、なかなか県境に近付かない。
流石に疲れが出たのか、少しぼーっとしている自覚が有る。
ガムを噛み、ペットボトルのお茶を飲んで、テンションを維持する。
あ、もう少しで関門海峡だ。
予約した宿の最寄りの高速道路の出口の門司インターチェンジで一般道に出る。
県道25号線を走り、最寄りのコンビニで車を駐車。
そこで、今日の宿に行く前に、食事を済ませる為の店を検索する。
実は、行きたいと思っている所は有る。
前に福岡旅行した時に、新名物の天ぷら定食を食べさせるお店が美味しかったので、今回も天ぷら定食を食べたいと思ってた。
良かった。予約した今日の宿から遠くない所にも、天ぷら定食のお店が在った。しかもマップでの評価が高いから、安心して行ける。
今日の宿となるホテルを目的地にしていた車載ナビのカーナビアプリを、そのお店を目的地として設定し直す。
天ぷら定食のお店の小倉店、これで後少しで食べられる!
お店に着くと大人気で、駐車場が満杯に近かった。
でも、何とかタイミングが良かったので、何とか直ぐに駐められた。
そのまま急いで店内に入り、千円ちょっとの値段の天ぷらの定食を注文する。
ここはご飯おかわり自由で、烏賊の塩辛や漬物も食べ放題だ。
それでいて、本命の天ぷら定食だって、しっかりと何品も入っている。
かなりコスパの良いお店で、この店も気に入った!
うん。天ぷらが揚げたてで順番に出てきて、サクサクと美味しい!
烏賊の塩辛だって美味い!
やばい!食べ過ぎてしまう!!
本当 福岡の天ぷら定食は、絶対に食べるべきグルメだ!!
はぁ・・・・・・至福の時間だ。
もっと食べたいけど、もうお腹に入らない。
さて、これで元気が出た。
有り難う!!激ウマの福岡県の天ぷら定食!!
----------< 小説 ここまで>----------
この小説は、「異世界『ながらスマホ』事情」と言うタイトルの小説の派生の物語です。
宜しけれ「異世界『ながらスマホ』事情」も読んでお楽しみ下さい。
異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》 一等神 司 @i43
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