第4話 高千穂牛は柔らかくジューシーで絶品でした
ここは、
定期的に神主さんが、その天岩戸を拝める地点まで、案内してくれると、あいつから聞いていたので、是非とも行きたいと思ってたし、あいつも行きたがってたから、ここに観光に来ている可能性が高い。
案内の時間まで、休憩所の様な所に入ると、Free Wi-Fiが利用出来る案内が貼ってあった。
よし!ここで待ってる間に、高千穂のグルメ情報を収集だ!
あ、その前に、JA直営のレストランに、高千穂牛のステーキの予約を入れなきゃ!
こんな所でもWi-Fiスポットって、便利だなぁ・・・・・・
しかも、神社だよ!?うん。素晴らしい!!
レストランの予約をして、他の高千穂グルメをネットで調べていたら、天岩戸の参拝の案内の時間になった。
先ず、オガタマの木の説明を受けた。
これが神道での祭事に使う玉串の基になったとの事だった。
「へー これがねぇ・・・・・・」
その後 天岩戸を参拝出来る場所まで案内される。
崖の上に在る神社だが、その対岸に天岩戸とされる場所が在った。
何だか空気が違う気がする!!
「あいつと仲直り出来ます様に・・・・・・ って、あいつ お願いするんじゃなくて、お礼を言うのが正しいって言ってたっけ?」
天岩戸を参拝すると、次に【三種の神器】の祀られている所に!!
マジかっ!?【三種の神器】って、健康な日本男子の心をくすぐるじゃないか!!
「これかぁ・・・・・・」
本物では無いそうだが、それでも由緒が有るとの事で、凄く感動した!
そして、この高千穂の地から、稲作が始まったとされているのだそうだ。
歴史 長っ!!
この後は、御守りとか買ったりお土産屋とか観てみたりしてから、天岩戸温泉に向う。
「あれ?五百円?あいつから聞いてたより高くなってないか?」
従業員の人に聞いたら、値上げしたらしい。
まあ、仕方無いね。
休憩出来るスペースも有って五百円だから、温泉としては、値上げしても、かなり安い方だろう。
「ふぅ・・・・・・ 気持ち良い!」
露天風呂は無いし、窓からの景色も草木に遮られているけど、凄く気持ち良い温泉だ。
何しろ周辺には、お店も殆ど無い。民家も疎らだ。
そんな少し坂を登った先に在る温泉。
いや、良い湯だ。
温泉から出たら、休憩所でゴロンとして休む。
「こんにちは、良い所ですね」
他の温泉客に声を掛けてみる。
「こんにちは ねぇ良いですよね」
「はい。本当に良い感じです。私は東京からですが、地元の方ですか?」
「いえいえ、私も大阪からですよ」
「そうなんですか?私は初めてなんです」
「そうなんや?私は何回目かな?好きで何度も来てます」
こうやって、旅人同士が触れ合うのも、旅の醍醐味の一つだよな。
この後は、どこに行こうかなぁ・・・・・・
取りあえず道の駅に行くか・・・・・・
あ、今の時期だと、高千穂峡でホタルが観れるんだっけ?
「近くに神都高千穂大橋が在って、そこから高千穂峡が見下ろせるんだ!?これだけでも十分な観光スポットじゃん!!」
【道の駅 高千穂】では、屋台?で高千穂牛の串焼きとかも売っていた。
ここでも少し買い物したり情報収集するかな・・・・・・
店員さんに高千穂の事を聞くと、気軽に教えてくれる。
あいつが「宮崎って温厚な優しい人の多い県民性」って言ってたけど、本当だな。
さて、食ったし買い物したし、予約したレストランの時間前に移動して、観光名所の一つの【がまだせ市場】でも見てみるかな。
「色々と有るなぁ・・・・・・ ただ、お酒とか今買うと後で困るし・・・・・・」
地酒を見たり、肉屋さんで肉を見たりしていたら、レストランの時間になった。
通されたのは、目の前に鉄板の有る席。
そこでシェフが高千穂牛を焼いてくれる。
焼き方は、やはり「レアで!」だよね。
焼き上がり、目の前に出された見るからに美味そうなステーキ。
一口 頬張る。
「うまっ!やわらかっ!肉の旨味もだけど、脂も美味い!」
いや、一口で天国に行きました。
ナイフ使わなくても切れちゃうよ!
「美味しいなぁ・・・・・・ ここまで美味しいのは初めてだ・・・・・・」
味わって食べているが、さらりとした口当たりで、幸せな時間は、あっという間に終わってしまう。
「美味しかったです!また観光に来た時は、絶対に食べに来ます!」
店員さんにそう告げて、お店を出た。
夜は・・・・・・高千穂峡でホタルかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます