大分県警捜査一課の刑事たち
脱衣所で荷物を受け取った佐々木刑事は大分県警に怒られていた。
「勝手に捜査現場に入ってはいけないと刑事なんだから知っているでしょう。」
佐々木刑事はただ頭を下げるしかなかった。
「捜査一課入ります。」
規制線の前にいる警官が脱衣所に向けて言った。
初動隊員は佐々木刑事どころでは無くなくなった。
捜査の現状を捜査一課の刑事に報告しなければいけないからだ。
捜査一課の捜査責任者らしき人を先頭に脱衣所に入ってきた。
すぐに初動隊員の一人が彼の前に付いて事件について説明しながら現場を案内した。
現場に捜査一課が入ると周りにいた初動隊員もそれに続いて浴場に入っていった。
それに釣られて佐々木刑事も浴場に入った。
一応、第一発見者なので捜査協力のうちに入ると佐々木刑事は思った。
部外者が入ったと思ったのか、捜査一課の刑事の一人が佐々木刑事の方を向いた。
「こいつは誰だ。」
佐々木刑事の方を向いた刑事が一番近い初動隊員に聞いた。その初動隊員が
「第一発見者の佐々木警部補です。」
と言った。
その刑事は意味が理解できなかったのか、顔に濃霧警報が出ている。
それに気づいた初動隊員が
「警視庁捜査一課の刑事さんです。」
と言った。
それを聞いていた他の刑事たちが佐々木刑事に尊敬の念を示していた。
どこかに警視庁への畏敬の念があったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます