第6章:仕事と闇の果てしないバトル

封印エネルギーを解け!凄まじき戦士保険!

20世紀末のロストヒーロー世代、その沈黙を破ったのは

ウルトライダー甲賀・・・普段は飲食店の店員として働きつつも

様々なフォームチェンジを果たす謎エネルギーの爆発的進化・・・

さもヒーローのテコ入れの様に新機軸の化け物として

シオカワ・・・特に彼と因縁がある九論木くろんぎ軍団は

トラウマレベルのダメージを受けて封印された過去がありますので

現代に熱く蘇って強くある為に完全独走を突き進む・・・

そんな強敵を相手に日頃から大きな損害を被っていた!


お気づきの方はおられるでしょうが、怪人が爆発するのは

ぶっちゃけ悪の組織の匙加減・・・

爆発担保保障の元で撤退の時間稼ぎに使われる訳ですが


九論木くろんぎ軍団怪人の凄まじいエネルギー量に

ウルトライダー甲賀のライジングストライクを受けると

それだけで大損害の爆発は免れません。


必殺技の類を受けると独特の紋様が浮かび

封印エネルギーが破裂する事によってやられてしまう・・・

ここは日ごろからお世話になってるナパーム職人

なんかすごい人としてお馴染みのマイク・ベイカー博士の出番です。

彼は爆発物の専門家である故に怪人のエネルギー暴走での爆発解除・・・

そう。ウルトライダー甲賀の封印エネルギーによる爆発も

悪魔的な儀式で解除できるのだ・・・とは言っても今日は事情が違う。


九論木くろんぎ軍団でウルトライダーの襲撃を担っていた

蛇寺へびでらさんがかなりボコボコに殴られて緊急搬送。

すぐさまマイク・ベイカー博士のオペの開始ですが・・・

爆発しないとは言え、ほぼ全身滅多打ち状態で封印の紋章まみれ。

頭を集中的に殴られた形跡・・・日頃の行いのせいでしょうか?


九論木くろんぎ軍団はあのスゴイ変身をするヒーローの相手を

一手に担っているので、ちょっと保険料は嵩みますが予算の範囲内で

「凄まじき戦士保険」に加入しております。


これでマイク・ベイカー博士の活動及び爆発保障のコストを頂戴してる次第です。

もはやこれまで。全員撤退!と言わんばかりに爆発しそうでしたが

九論木くろんぎ軍団のン・ダグワ・ドルジさんの超能力の手助けもあって

全身ボコボコにされていた蛇寺へびでらさんの封印エネルギーは爆発せずに

どうにか鎮める事が出来ました・・・


怪人共済では1ウルトライダー=1組織のライバル契約と致しまして

時には共闘したりもしますが強いウルトライダーを狙うほど

保障は手厚いモノとなっております。


化け物には化け物をぶつける!

やられたら倍返し!そんな悪の組織は常に高い目標を見据え

ちょっとした事でへこたれない志の元に活動しております。

今日も元気に数の暴力でヒーローを殺・・・ボコボコにするのだ!

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