女王様怪人とお仕事!煩悩怪人、男の戦い!

我がシオカワホールディングスでは

若い新人俳優みたいなウルトライダー達へ対処するべく

色仕掛けで篭絡する様なオトナの女性。

そういうセクシーな怪人が居たりするのだ!


そんな中、男性怪人ミルガインは悩んでいた。

彼は興奮すると男性についているそれに酷似したミル貝の様な

頭部の突起から高圧のヌルヌルな液体を噴射して

相手を吹き飛ばす能力を持っているのだが

特に、戦闘において興奮すると発動するのであった。

通りがかる一般の戦闘員も彼の只ならぬ雰囲気を察します。


「なぁ、今日のミルガインさん、おかしくね?」


「あぁ、人間態で抜いておけばいいのに

怪人態で『出す』のが良いらしくて・・・若いねー。」


「あの人的には別腹らしいけどな。」


男に産まれたからには誰しもが通るであろう「孤独の劣情」タイム。

それを出してしまったら虚脱感で明日仕事が出来なくなるのではないか

人間態でシオカワの人気アダルトコンテンツ

「悪の女幹部陥落乱れ咲きスペシャル」を鑑賞しつつ

そういうのをしてても良いんだが、仕事で発射する方が

ウルトライダーの野郎を前にしてもそれはもう格別・・・

ちなみにそっちの気は無いんだが・・・

闘争でのアドレナリンみたいなモノを解放するあの瞬間。

そんな夜に発射出来ないなんてありえない!

それが彼の哲学であった。


怪人ミルガイン(25歳男性)は仕事に差し支えない様にしたかった。

今日は怪人パワーが凄まじくてシオカワの司令基地で

ただ一人、サウナで我慢する様に焼け焦がれていた。


今日は、彼のフェティシズムのツボのど真ん中を突く

黒いレザーの衣装が似合う女王様怪人ダークミストレス(29歳)と

お仕事ができる日なのだ!昂る・・・けど別にそういう事をしたいとか

そういう気持ちでは無くて想像力を発揮させて悶々としてる状況が

たまらなく好きなのである。彼はひたすら心頭滅却するばかり。

「スケベとは遠くに在りて思うもの。」

一句出来上がってしまうミルガイン・・・

良い匂いも漂うコスチュームがたまらないが

シオカワ男性怪人の間で敷かれている紳士協定に逆らわない様に

ただひたすら目線を泳がせていた。女性怪人と関係を持つのは

悪い事では無いのだが、ひたすらに気まずくなるのである。

それに告白して振られたら一生自分のミル貝は奮起しない・・・

そうなれば身銭を切って別怪人に改造してもらうしかないのだ。


今日は剣を使うウルトライダーガウェインとの対決!

塩河迫しおかわせまるも戦場の陰から応援しております。


ここでミルガイン、男を見せる!貝の怪人特有のコリコリとした

柔軟性のある突起でズギャアン!と斬撃を受け止めますが

ミルガインの突起はなんとなく男性についてるモノに似ているので

男性方が見るとヒュン。と縮み上がるものがあるかもしれません!


流石、ダークミストレスへの想いもあってか大きい!太い!硬い!

しかし、ウルトライダーガウェインが剣にエネルギーを流し込むと

一気にダメージに耐えきれなくなりミルガインのピンチ!


「ミルガイン、私に任せなさい!」


ダークミストレスのビーム鞭攻撃が冴えわたり、一気に形勢逆転!

しかし、ウルトライダーガウェインはまだ余力を残しており

腕力で押し通され、次第に劣勢になっていく。


ドガァン!と蹴り飛ばされたダークミストレスはミルガインの所まで吹き飛びます。

ミルガインがダークミストレスを受け止めると、思わぬラッキースケベ。

彼の顔部分に跨る様に乗っかってしまったダークミストレス。

思わぬ桃源郷にミルガインも辛抱が効かず・・・禁欲が仇となりました。

彼の突起から高圧の液体が爆ぜる様に噴出され、これは目も当てられません。

決して男性的な意味での発射ではありません。多分・・・

爆発特約の適応でフェードアウトさせます。


ウルトライダーガウェインは倒したと思い込んで帰って行きましたが・・・


「あーもう、最悪ー。クリーニングで落ちるのコレー?」


ダークミストレスはミルガインの液体でヌルヌルになってしまい

暴発してしまった彼は事故を起こした罪悪感からなのか

別怪人への再改造を受ける事にしたようです・・・








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