<<003 昔の病は凶器を生む



0151 名無し 2021/04/24 06:10:12

話しが通じなくてヤバイ、ヤンデレから嫌われる方法とかないか?


0152 名無し 2021/04/24 06:10:30

<<151

なんでお前は完璧美少女に好かれてるの?


0153 名無し 2021/04/24 06:10:30

<<151

俺はアイツの事が好きだ、これは正直に言う。

そして俺のスペックを言ってやる。


俺は学校以外では引きこもってるニートで毎回来る記念日 (毎日違う記念日)のデスゲームを毎日のようにやってるせいで体力だけは自信ある。


0154 名無し 2021/04/24 06:10:30

<<153

連投すまんな。


俺が何故アイツに好かれてるかは正直わからん。


デスゲームは中学生ぐらいの時期に始まった。


オタクでニートの俺にはどう考えても清楚で可愛いアイツには釣りあわないと分かってる。


好きだからこそ幸せになってほしいんだ。


ただアイツは幼なじみで俺しか男を知らないだけで。



「もう俺の事なんかほっとけよ!」


「りょうくんがそんなんだから、私が本気だってこんな事しないといけないんじゃない!」



0158 名無し 2021/04/24 06:10:35

<<154

好きな者同士付き合えばいいのに、お前も頑固だな。


0159 名無し 2021/04/24 06:10:36

<<154

まぁ、わからんでもないが。


0160 名無し 2021/04/24 06:10:40

<<158

<<159

好きなもの同士付き合えばいいってのは分かる。

だけどアイツはただ俺に縛られてるだけなんだよ。


昔、何かやったらしい俺を好きになって約束もずっと覚えてるらしい。

中学生時代からアイツ急にこんな事しだして焦ってる感じにみえる。


でも俺みたいな日陰のモブみたいな奴が完璧美少女と付き合えるはずないし、付き合ってもどうせ他の男の方が良かったって後悔させるだけだ。


アイツを幸せにしてやりたいが後悔させる事はしたくない。





『だから俺に嫌われる方法を教えてくれ』






0161 名無し 2021/04/24 06:10:45

<<160

お前の決意はわかった、まず女から嫌われる方法を試していくといい。


逃げる方法にも繋がるだろ。


俺達も恋愛に詳しいってわけじゃないぞ? なんせここに張り付いてコメしてる時点で察してくれ。


0162 名無し 2021/04/24 06:10:50

<<161

それな!


0163 名無し 2021/04/24 06:10:52

<<160

まず凶器をなんとかしろ、相手が自分の事好きなら殺そうとは思わないだろ


0164 名無し 2021/04/24 06:10:55

<<163

確かに! なんで気付かなかったんだ俺。



「フミカ!」



 俺はスマホをポケットにしまうと立ち止まりフミカと相対す。



「何時もと今日は違うね」


 そんな俺にフミカは無防備にも近寄ってくる。


「なんで毎回、包丁持って追いかけてんの?」


「だってりょうくん言ってたよ、契約には血が必要だって」


「何時?」


「中学生の時だよ」



 ……俺のせいじゃねぇか! 厨二の俺! なんて事を言ったんだ。


 黒歴史と共に消したい。


 いや待てよ。



「それフミカには言ってない! 絶対に」



 俺は家ではそんな事をやっていたが外には持ち出してない、恥ずかしかったし。



「あぁ、そうだったね」



 フミカはゴソゴソと鞄に手を突っ込むと一冊の本を取り出した。


 blacknoteと赤色で書かれた、黒で塗り潰された本を。



「……」


「これに書かれてたんだよ」



 知られたくない過去の1つ。



「そ、それはノリで書いたっていうかぁ、うん、え、ちょっ、返してください燃やすんで」


「ダメだよ、私の宝物なんだから! りょうくんと契約する方法が書かれてるんだから絶対に嫌」


「それは悪魔との契約だろ?」



 言ってて超恥ずかしい。



「うん、え〜とね」



 フミカはおもむろにブラックノートを開くと。



「力で屈服させてりょうくんの血をとってこの魔法陣に垂らすんだよね? そしたらりょうくんと結ばれるって書いてある」



 それは最強設定にしていたオレの唯一の弱点として最後のページに書いたヤツ。


 悪魔を何千と従える俺は悪魔達に。



『このノートを奪ってみろ、そしてこの魔法陣に俺の血を垂らせば俺は契約され一つになる! 俺の力が欲しいなら俺の支配下から無理にでも出るんだなぁハハハハ』



 脳内でこんなイメージをしていた。



「フミカ……それは嘘なんだ!」


「りょうくんは約束破ったことないもん! このノートにも、りょうくんはたまに偽りの仮面? を被って違うこと言う時があるって」



 昔の俺……処分したいなら燃やせよ。



「今からりょうくんの血をもらって契約するから……ちょっと痛いだけだからね」



 俺はスマホをポケットから抜き取り、フミカを背に走り出した。





0171 名無し 2021/04/24 06:12:28

凶器は俺の厨二病が原因でした……昔の俺が書いた黒歴史の本の通りに血を抜かれるなら死ぬ。


0172 名無し 2021/04/24 06:12:30

<<171

察した……ココの奴等は黒歴史の一、二個は持ってる。


0173 名無し 2021/04/24 06:12:35

<<171

説得は失敗か。


0174 名無し 2021/04/24 06:12:40

<<172

<<173

ガチで嫌われる奴頼む。



 フミカの方を振り向くと、鞄の中にノートを大事にしまい、俺の方に走ってきた。


 俺は誓うあれも処分しないとなと。





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