第2話 必殺、魔族処刑人1

森の奥にあるこの土地の領主の館。周りの高い塀が張り巡らされていて、そのところどころに松明の明かりが見える。そして、そこでは見張り番のゴブリンたちが暇つぶしに人間の雌奴隷を犯していた。


「ああー、あ、あ、あ、」


ゴブリンに犯されながら、全裸に首輪姿の人間の雌奴隷が喘ぎとも嘆きとも区別がつかない声を上げていた。


「おい、そろそろ俺にもやらせろよ」


酒を飲みながら、自分の番が回ってくるのを待つのにいい加減飽きたもう一匹のデブのゴブリンがお楽しみの最中の相棒にちゃちゃを入れてきた。


「まだだ。あと一発やらせろ」


「そういって、もう7回も出してるだろ。いいから、俺にやらせろ。その雌もう気絶寸前だ」


歳はまだ20にもなっていない娘だが、長い間ここでゴブリンたちに犯されてきたため、やせ細り、目も虚ろで、まるで死人のようだ。


「おめーのチ〇コだったら、気絶した緩まんのほうがちょうどいいだろ」


「うるせーな。気絶してたら、雌奴隷が泣き叫ぶのを楽しめないだろ」


ゴブリンは大抵人間より小柄だが、性器だけは異常にでかく、精力も絶倫なため、一匹相手にしただけでも人間の女性では体力を使い果たしてしまう。とくにこのデブのゴブリンは性器のでかさではこの屋敷のゴブリンの中では一番で、普通の女性の性器ではとても収まるものではない。だから、他のゴブリンにやられてガバガバになった雌奴隷を専門に犯している。しかし、そのためほとんどの相手が壊れてしまっており、常日頃、まだ他のゴブリンに壊されていない雌奴隷を犯して、股が裂けて泣いて苦しむのを拝みたいと考えていた。


「どうせ、この人間の雌奴隷はそろそろお払い箱さ。やりすぎて子袋が痛んで孕ませることもできないし、後は豚の餌にするぐらいしか使い道はないぜ」


今日の雌はまだ壊れていない。こいつでアレを試してみるか。デブは酔った勢いで相棒に自分の考えを教えてやった。


「じゃあ、どうせ殺すなら、最後に犯しながら、首を絞めてやるぜ。そうすれば少しは締まりがよくなるかもな」


「ぎゃはははは、そりゃいいぜ。面白い、やってみろよ」


ようやく8度目の射精を終えた相棒が、ふらふらになった雌奴隷を寄こしてきた。


「・・・いや、何でも言う通りしますから、お願い、殺さないで」


犯されてボロボロになった少女奴隷はこれから自分が何をされるか、悟ったのか、必死に命乞いをしてきた。


「バカか、魔王様が支配するこの世界に人間なんか家畜以下の存在なんだよ」


「そうさ。おまえみたいな人間の雌は俺たちに犯されて、飽きたらガキを産む肉袋にされて、最後は豚の餌になるのがおまえたちの運命なんだよ」


人間の雌奴隷はまずゴブリンたちのボスの魔族に散々犯された後、配下のゴブリンたちに払い下げられ、そこでまた散々犯され、その中で妊娠したものは孕ませ用の肉袋として飼われ、その役目も終えると最後には殺され、豚の餌にされてしまうのだ。人間の雌奴隷の寿命はせいぜい半年。それが魔族に支配されているこの地獄のような世界の現実なのだ。


「ほら、それじゃ、最後のお楽しみだ。たっぷり奉仕しろよ」


散々待たされたデブのゴブリンが雌奴隷の首を絞めながら、自分の巨大な性器を少女奴隷の股にねじこんできた。


「うがああ、く、苦しい」


首を絞められ、白目をむく少女奴隷。


「おおー、いい感じで締まりやがるぞ」


少女の断末魔の悲鳴に余計興奮するゴブリン。


「もっとだ。もっとま〇こで締め付けろ」


「うがああああ」


奴隷の少女は口から泡を吹き、失禁した。


「ああ、この雌ションベン漏らしやがった」


「ああ、こりゃ美味い。雌奴隷の最期のションベンほど美味いものはねえな」


さっきまで少女奴隷を犯してたゴブリンが股から地面に流れてくる小水を美味そうに舐めた。


「あああ・・・・」


少女奴隷は、もう虫の息で、ほとんど死にかけている。彼女を犯しているデブのゴブリンは激しく腰を動かしながら、首を絞める指にも力が入る。


「出すぞ、こいつがくたばるのと同時に出してやる・・・おい、どうした返事しろよ」


奴隷を犯してたデブのゴブリンが後ろを見ると、地面に流れたションベンを舐めていた相棒が頭をスコップで勝ち割られ、脳みそをぶちまけて、息絶えているのが目に入った。


そして、そのスコップをゴブリンの脳髄から引き抜いたのは、フード付きのマントを羽織った人間の雌、メアリー・アンダーソンだった。


「なんだてめー、人間が魔族に逆らってただですむと・・・」


慌てて自分のヤリを探すが、見当たらない。すると目の前の人間の雌が見せびらかすように自分のヤリを手で振り回してみせる。


「こいつを探しているのか。なら返してやるよ」


そういうとメアリーはヤリをデブのゴブリンの口から喉の奥に突き刺し、そのまま壁に貼り付けにした。


「うがああああああああ」


ゴブリンは頑丈にできているので、この程度では死なない。メアリーは腰のサバイバルナイフを手に取ると、もがき苦しんでるデブのゴブリンの腹をⅩ字形に切り裂いた。鋭利に研ぎ澄まされたナイフの刃にはゴブリンの皮膚などバターをナイフで切るようなものだ。


切り口から内臓が零れ落ち、さすがのゴブリンも息絶えた。


「地獄に堕ちろ。糞ゴブリン」

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ダーティーメアリー・必殺魔族処刑人 南極ぱらだいす @nakypa

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