第二話 お化け屋敷にようこそ

さて、ここは病院の駐車場である。そこに案内された俺はまず目が点になり、あたりをキョロキョロ見まわした。もちろん駐車場にはさまざまな車が停められていたが、その中にあっても、その高級車だけはすごい存在感をただよわせ、あきれるほど目立っていた。

「まさか、これじゃないよね? アラブの石油王じゃあるまいし」

 そんな不安に首をかしげながらも問いたげな視線を向けると、マリリンはまるで絵にかいたようなかしこまったポーズをとり、その車のドアを開けてくれた。

 はたして、ピカピカのボンネット。目にもあざやかな純白の車体である。 

「うん、いくら、下町の商店街で育った俺でも、さすがに、この車の名前くらいは知ってるぞ。ええっと、たしか、ロール、ロール、ロール・ケーキ!」

 バチンと頭をはたかれた。「あ、痛っ、なにすんだよ!」

「アホですか。どこまで食い意地がはってんですか? ロールス・ロイスですよ」

「あ、そうそう、いま、そう言おうとしてたところやん。――っていうか、こんな高級車。どっから持ってきたんよ? じまんやないけど、うちの車は商業用のバンだったぞ。どう、ころんでも俺、こんな車に乗れるような身分やないねんけどな」

「いえ、まちがいなく、これがあなた様のお車。ご主人様はもう的場貴史ではありません」

「あぁ、そうだった。でも、ほんまに、こんな車に乗ってもええのん?」

「もちろんですとも、ご主人様」

「うわ、なにこれ、シートがフカフカ。車内もピカピカに光ってるし、いい、においもする」

 はしゃぎながら座席におさまると、となりにマリリンも乗車し、パタンとドアが閉じられた。…と、同時に車内の運転席に青い炎が立ちのぼり、いきなり、そこに男が現れた。

「おう、おそかったじゃねぇか。待ちくたびれたぜ」

 紺色の背広に白いワイシャツ。それに臙脂色のネクタイと帽子。どこから見ても運転手にしか見えない服装は二十代くらいの若者だ。その男が運転席からこちをふり向き、ニヤニヤとした笑みをうかべていた。……なんだか、ものすごく細ながい顔である。

「ゴン、口をつつしみなさい。ご主人様の御前であるぞ」

「おぼっちゃま。はじめましてぇ。おいら疾風の権蔵って、けちな狐でしてね」

「き、狐?」

「ゴンは『妖狐』です。つまり妖怪変化の一種です。つい最近まで、地獄で『火車』を運転する任務についていましたが、このたび、ご主人様の運転手をつとめることになりました」

「火車ってなに?」

「生前に悪事をはたらいた亡者を、地獄へと送りとどける護送車のことでございます」

「いやぁ、おぼっちゃまのおかげで、おいら極卒から捜査補佐官への大出世でやんす」

「そう、それはよかったね……ってことは、マリリンも狐なの?」

「いえ、私はヴァンパイアです」

「ヴァンパイア? ――ってことは、つまり吸血鬼ってこと……なにそれ? ゴンさんが狐の妖怪ってのはまだしも、ヴァンパイアつったら、西洋のモンスターやん……」

「まぁ、そのへんはご心配なく。私、日本へわたったさいに仏教に改宗しておりますから」

「まぁ、つもる話はそこまでにしてよ。そろそろ出発するぜ」

 とゴンさんがハンドルをにぎるや、車は流れるように発進し、駐車場からぬけだした。

 やがて、茜色にそまる町の中へと白い高級車がまぎれこんでいく。

 十三年くらした町の景色が、むなしく視界を流れていく。

 私鉄の駅前は今日も人で混雑しており、そのビルの背後に大きな建物が見えた。

 『ダイコク・モール』。そう、商店街を壊滅させた、あのショッピング・モールだ。

 あれさえなければ、俺はいまも親父やお袋と平和に暮らせていただろうか。

 それは、いつもと変わらぬ、なにげない風景なのにまるで別世界のように感じられた。

 そう、俺は今日、この町を出ていく。帰る家もなく、ほかに行くべき道もないからだ。

 ふと、今度こそ深い悲しみにおそわれ、とめどなく涙があふれてきた。

 そんな俺を、そっと抱きしめてくれたマリリンの温もりが少しだけありがたかった。


 陽も落ち、すっかり空も闇にそまりだしたころ、三人を乗せた純白のロールス・ロイスは太平洋側の海へとぬける国道を走っていた。道にそって流れる川や、うっそうとしげる木々、そのあいまに点在する田圃。見知らぬ田舎の風景に少しばかり心がいやされる。

 そんな風景を窓ごしにながめていると、マリリンがなにやらゴソゴソとやりだした。

「えっと、どこへ、しまいこんでしまいましたかね。あっ、ありました。これです。これです」

「――えっと、これなに?」

 いったん受け取ろうとした手を思わず引っこめた。なんとも不気味な雰囲気の分厚い書物である。憤怒の顔をした鬼火のデザインが奇抜すぎて、なんだか呪われそうだ。

「これは閻魔大王様の力を封印している書で、通称、閻魔帳といいます」

「ふーん。閻魔帳。いかにも恐ろしげな名前やね。つまり魔法書みたいなもん?」

「いえ、魔法ではなく、『霊験』でございます。そこは区別していただかないと困ります。まったく最近の日本は洋の東西がぐちゃぐちゃで、なげかわしいことでございますよ」

「あのさ、ちょっと気になったんやけど。なんか西洋の文化に思うところでもあるわけ?」

「マリリンは吸血鬼ざんしょ。ヨーロッパじゃ、キリスト教徒どもに、さんざんいじめられたみたいでずぜ。それが来日していらい、すっかり、こっちの文化にはまっちまいましてね」

「――コラッ、よけいなことはくっちゃべらず、あなたはしっかり運転なさい。さて話をもどしましょう。閻魔帳とは大王様直属の捜査官に支給される仏具なのでございますよ」

「あいかわらず、なに言ってんのかさっぱりだけど。ありがたく、ちょうだいしとくよ」

「いまひとつ真剣さが感じられませんが」

「――って言われても、まだピンとけーへんのやけど。そもそも俺の役目って何なの?」

「まずはそこからですか、ハァァ……」なんか腹立つなぁ。

「では説明します。さても地獄の捜査官とは極卒や補佐官の上に立ち、彼らを率いて人間界を調査する任務を与えられた者のことです。その役目は、人界をさわがす怪奇現象を解決し、そこにひそむ闇を取りのぞき、悪を打ちはらうことを使命とします」

「つまり、悪いものから人々を守れってことだよね。かんたんに言うとさ」

「まぁ、そうですけどね。つまり悪をにくんで人をにくまず――でございますよ」

「あ、そう。なんや、ますます意味不明なんやけど。まぁええか……」

 俺は多少の不安を感じながら、その閻魔帳とやらを受け取った。

 やがて車は国道から少しはなれた集落にたどり着いた。


「それにしても、なんや観光地っぽいとこやけど、ここどこやろ? もう大坂やないな」

 見るからに、そこは、さびれた温泉街だった。なぜ温泉街だとわかるのかというと、あちこちに湯けむりたなびく旅館がたちならんでいるからだ。

「ここはもう和歌山県内です。その名も弁天温泉ともうしまして、知る人ぞ知る秘湯でございます。肌にとてもよく、冷え性にも効果ばつぐん。ほかにも神経痛、腰痛、リウマチや糖尿病なんかにも効きめがあると言われております」

「……て、言われても。あいにく俺は神経痛や腰痛はわずらってへんし、ましてや糖尿病でもないんやけどな。にしても、いくら秘湯や言うたかて、あまりにも静かすぎへんか?」

 町の中の道は幅がせまく、ロールス・ロイスのような車が走りぬけるには難儀しそうだ。

 なのに車はスイスイと坂道を駆けのぼる。なぜなら、まったく人が歩いていないからだ。

「まぁ、温泉マニアの間では有名な秘湯ですが、最近、となり町に新資源の工場ができましてね。なんて言いましたっけ、たしか大王様は『メンタンピンドラドラ』と言ってましたが」

「ん、それ、ぜんぜんちがうよね。きっとメタン・ハイドレートのことやと思うんだけど」

 うん、俺だってニュース番組くらいは見るので、そのくらいの知識は持っている。

 なんでも日本の近海には凍りついたメタンガスの塊が豊富に存在し、それを新たな資源として活用できないかと長年の研究がすすめられてきたんだそうな。

「はい、それです。そのせいで未来に希望をいだく若者のほとんどがそちらへ移り住み、この町は時代の流れに取り残されそうになっているのです。そこへ持ちあがってきたのが、これまた大規模な再開発による温泉リゾート化計画でしてね。おまけに……」

「え、まだあるの?」

「はい。そのホテルの建設予定地を確保するために、ある不動産会社が裏で暴力団員とつながり、この辺りの旅館にさまざまな嫌がらせをおこなっていると、まぁ、そんな噂も…」

「うわぁ、そいつは気の毒な話だね。……で、手はじめに何から始めりゃいいんだ?」

「そうですね。まずは閻魔帳を開いてみてはいかがですか?」

「ん、まぁ、そうするか……」俺はその提案にしたがい、さっそく閻魔帳を開いてみた。

 そして思わず目が点になる。なにしろ、そこにあるのは、ただの闇だったからだ。

 その闇の中に地獄で見たあの奇妙な文字がうびあがり、なんだかユラユラしている。

「これは梵字です」

「――ぼんじ?」

「古代インドの文字です。これはまだ形がさだまっていないようですね。でも心配いりません。きっと使いこんでいくうちに、あなた様にぴったりのお経が熟成されることでしょう」

「お経が熟成される? なんか、ようわからんけど、そうなるとどうなるんや?」

「ご主人様の『霊格』、つまり『天籍者』としての力が向上するかと思います。ただし閻魔帳をつうじて、ご主人様の行動も地獄に報告されることになっております」

 俺は訊くんじゃなかったと顔をしかめた。と、次の瞬間、思わず悲鳴をあげそうになった。おもむろに開いたページからいきなり生白い腕がはえてきたからだ。

 その手は数枚の紙束をにぎりしめていた。それを俺に向けて投げつけるや、まるでついでのように手をあわせて挨拶し、そして再び闇の中へと消えてしまう。

「くそぅ、乱暴なことしやがる。いったい、どうなってんだ?」

 なんのことはない。ただの新聞紙である。それぞれ日づけがちがう朝刊が二誌である。

「えっと、なになにダイコク・グループ社長、大黒宗佑氏、妻の幸恵夫人に殺害される?日づけは半月ほど前……ん、ダイコク・グループって、たしか、あのダイコク・モールを経営している大企業だよね。えぇ、社長が殺されたって? えぇぇ……!」

「そうです。ダイコク・グループはショッピング・モールや百貨店などを全世界に展開している有名な企業。それだけに、この事件は、かなり世間をさわがせたんですけどね……」

「いや、そう言われても。うちの家、いろいろあって新聞さえ取ってなかったし……んん?

いや、ちょっと待てよ。もしかして、いまの俺って、その社長の家族に関係しているとか?」

「はい正解。いまのあなた様は大黒社長の長男という立場です。ほんとは一人娘だったのですが、その体を借りて復活しましたから、しかたありません。現実をゆがめませんと」

「言ってる意味がますますわからん。その娘はどうなっちまったんだ?」

「その娘も錯乱した母の手にかかり、危篤状態でした。屋敷のお手伝いさんがすぐにかけつけ、救急車を呼びましたが、その近辺には大きな病院がありませんので、一時間以上もかかる遠くの病院まで運ぶしかなく、医者も手をつくしましたが……」

「なるほど。火事で死んだ俺があの病院にいたのはそういうわけやったんや。ま、それは納得した。でも、その子の体をかりてよみがえったのに、俺はなんで男のままなんだろ?」

「魂の性質が男ですから、その体を男に改造せざるをえませんでした。ですが現実とのギャップが出ちゃいますので、そこは地獄のスタッフ総動員で全世界的に現実をゆがめてもらおうと――世界の秩序を見まもる阿弥陀如来様に全力で頭をさげてお願いしました」

「努力の方向が全力でまちがってる気がするけど、それを突っこむ気力はもうないわ」

 そして溜息まじりに、またべつの朝刊へと目をうつす。

 んっ、この顔は知ってるぞ。なにしろ、いまの俺の顔だもの。

「なになに大黒宗佑氏の長男、摩耶君(十三歳)アメリカから帰国。亡き父にかわりグループの新オーナーに。今後、天才少年の活躍が期待される――って、どうなってんだ?」

「ご主人様は十歳でアメリカの名門大学に飛び級入学し、たった三年で大学院までいった天才という設定でいこうと、大王様がはりきりましてね」

「おい、誰か止めろよ! むりむり。なにしろ俺はしがない洋食屋の息子だぞ」

「そのための高度な知識はすでにご主人様の頭にインストールずみですから、ご安心を。おや、そろそろ到着してもいいころなんですけどね? すでに目的の敷地内には入ってるはずなんですよ。はてさて驚くなかれ。じつはこの山のほぼすべてが大黒社長の土地なのです。ちなみに、すでに遺産相続に関するもろもろの手続きは終えております。その受けついだ総資産ざっと二兆四千億円でございまーす」

「あぁぁ、もう、これ以上、むちゃな設定は聞きたくねぇよ……」

「まぁ、そのうち慣れますよ。それより問題はもうお気づきでしょう?」

「だよね。さっきからどんどん雲行きが怪しくなってるよね」

 すでに日は暮れており、うっそうとしげる木々が山をつつむ闇をいっそうと濃くしていた。山の中を走っているのに道はまっすぐ平坦で、しだいに前も見えないほど、深い霧につつまれだした。おまけに、その霧の中から不気味な人影がゾロゾロとはいだしてくる。

「どう見たって、生きてねぇよな。車と同じスピードで追いかけてくる人間なんて……」

 恐る恐る後ろをふりかえり、思わず背筋が凍りついた。そこにある窓ガラスは大人ほどもある手の痕で隙間なくおおわれている。しかも血糊まで付着させる念の入りようだ。

「こいつは俺の憶測だが、ちょいと危険なにおいがする。この状況は、どう見ても不自然だ。まるで同じ所をぐるぐる走りまわされてるみてぇだ。しかも怨念たっぷりの生き霊がお出迎えとはな。おそらく人界に霊道をつくりだし、そこに高度な術をしこんでやがる」

「つまり、ここは術者がつくった異界の中。しかも、そいつは恨みの心を操る力を持っている。さて困りましたね。しかし、そのような霊能犯罪を取りしまるのも捜査官のつとめ。ご主人様、閻魔帳を開き、意識を集中してみてください。道が開けるかもしれませんぞ」

 もはや背に腹はかえられないので、言うとおりにしようと思った。すると、どうしたことか、脳裏に炎の幻影が立ちのぼるや、それと同時に言葉がスラスラと飛びだしたのだ。

「なうまくさんまんだ~、ばさらだんかん!」

 ――って、なに言ってんだ俺? だが、その瞬間である。驚いたことに、この異界の中がまっ赤に燃えあがったのだ。それはまさに炎のトンネルと言うべきか、その燃えさかる空洞の先にポッカリと大きな穴が開いているのが、かいま見えた。

「よっしゃあ、異界に穴が開きやしたぜ。しっかり、つかまってておくんなせぇよ!」

 そして、いきおいよく飛びだし、そのままの猛スピードで群がる幽霊どもをふり切るや、いきなり森の開けた場所へと出現したのである。自動車は車体をきしませて走行し、あやうく門扉にぶつかるギリギリのところで停車した。門の向こうがわに山のように大きな影が見える。それは闇の中でもはっきり見えるほどの、とても大きな屋敷だった。

 マリリンが先に車からおり、持ちあげた腕を屋敷のほうへ誘いながら待ちかまえる。

「さすがは、ご主人様です。はじめて閻魔帳を使ったというのに不動明王様の霊験を成功させるとは、このマリリン、感服いたしましたぞ」

 おおげさに頭を低くするマリリン。俺はさすがに情けない顔をしていただろう。

 そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、マリリンは長い金髪を夜風になびかせ、その美貌にうっすらと笑みをうかべるや、とんでもないことを口にした。

「さて、大黒家の別荘――大黒邸へようこそ。今日からここが、あなた様のご自宅です」

 そして、俺たちの到着を待っていたかのように屋敷の明かりがいっせいに灯るのだった。

 

「ぜったいに嫌だ。こんな家に住めるかよ!」

「なにを駄々をこねているのです?」

「それはもう立派なお屋敷であることは認めるよ」

 そりゃ、あんな豪邸に住めるなんて身にあまる光栄だ。でも問題なのは、かってに屋敷の明かりが灯ったり、あまつさえ屋内に不気味な人影がチラホラ見えたりすることだ。

「おかしいですね。ここには誰もいないはずですが。さては不法侵入者でございますね」「おい、なにを寝ぼけたこと言うとんねん。さっきの恐怖体験を、もう忘れたのかよ?」

 ところが、まったく慌てる様子もないマリリンは本気で首をひねったりしている。

「おいこら、屋敷の周囲をよく見ろよ。不気味な人魂が飛びかい、屋敷じたいが、まるで生きてるみたいにうごめいとるやないか! ここまできたら、もうまちがいないやろ!」

 そう、こんなお化け屋敷をマイホームと豪語するやなんて、いったいどこの勇者様だ。

「うーん。やはり怪奇現象ですか。私もうすうすそう思ってたんですけど。しかたない」

「じゃぁ、予定どおり、さっさと山をおりちまうとするか?」

「ええ、そうですね。今夜は町に宿泊し、予定どおり温泉を楽しむとしましょう」

 はてさて、ここへ来るまでに説明してくれた温泉の知識もはんぱじゃなかったし、しかも、いま、その手に持ってるのは、近畿圏内の秘湯を紹介しているガイドブックだよね。

「まぁ、うまい飯でも食って、元気をだしましょうよ、おぼっちゃま」

「だったら最初からそういう予定だと、言ってくれればいいだろ!」

 俺は深い溜息とともに絶叫を響かせ、再びロールス・ロイスに乗りこむのだった。

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