第127話 再開(10月20日)

 人は何かを始める時よりも、何かをし続けるよりも、何かを再び進めるときの方が大きな力を要するものである。

 執筆を再開しようと思うと、止まっていた間に凝り固まってしまった脳味噌と身体を解きほぐすところから始めねばならなくなるが、特に心の中で止まり続けようとしてしまう。

 そこで、何らかの方法で抗う必要があるのだが、その時最も有効な手段というのはとにかく動くことしかない。


 再開しようとするとどうしても綺麗に始め直そうとする。

 それは中断する前のやり方が、理想像のみ残されてしまうからだが、それをそのまま放置すれば何かと言い訳をして始めず仕舞いとなってしまう。

 だからこそ、どのような手段であれ溜まったものを整理して、まとめて解消するなり、幾つかに分けて解消するなり頭を巡らせながらやってみることが肝要になる。

 始める前であればこの溜まったものとやり方に対して白紙に近いため、より少ない力で対応できる。


 そういうことで、今回はまとめて進められる日数分だけ進めてしまい、追いかける形式をとることにした。

 連続記録は百二十ほどで切れてしまったことになるが、これもまた致し方なしである。

 ゼロになればまた積み上げるのみ。

 この前半部分の無い日を織り交ぜながらでも進めるしかあるまい。


【本日の出来事】

◎大山で初冠雪

 ここ数日で急激に気温が下がったことで、周りでも体調を崩す者が増えているようである。

 まあ、先日酒飲み特有の理由で体調を大きく崩した私に何かを言う権利はないような気もするが、こうした気温の急変は着る物を悩ませることとなる。

 この時期から厚着をすれば後から辛く、逆に寒さを無視して過ごせば身体に大きな負荷がかかることともなる。

 そう言いながら、未だにクールビズを保つ私は場違い感が著しいと寒さに強い上司が長袖を着ていることに痛感させられた。

◎阿蘇山噴火

 噴火というとどうしても大事に考えられてしまいそうであるが、今のところ我が家はともかく阿蘇の居住地域も危険が差し迫っているわけではない。

 ただ、これを火口近くの駐車場で知っていればとても平静でいることは叶わず、慌てて転げるようにして山を後にしていたように思う。

 後は降灰による農作物への被害が心配である。

 先日、南阿蘇では蕎麦の花が畑を満たしているのを目にしたばかりである。

 今年もまたよい新そばをいただけるよう祈るばかりである。


【食日記】

朝:フルーツグラノーラ

昼:唐揚げ、鶏だし蕎麦、ひじきのおにぎり

夕:チーズ春巻き、唐揚げ、大根と豚肉の甘辛煮、ウィスキーお湯割り3

他:おーいお茶

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る