第122話 我が家は麦を食らう(10月15日)

 今週末の「宿題」として飯に合う一品を探せというものがあり、これへの回答が中々に暗礁に乗り上げている。

 普段から酒を飲むため、酒と合わせるならばという視点でものを見るのには慣れているのだが、おまんまと合わせるとなると少々勝手が違う。

 日本酒は米からできているのだからそう違わぬだろうと言われてしまえばそれまでだが、感動するものをと言われると限られてしまう。

 あくまでも「白米」に照準を合わせることが重要であり、あまり大きく逸れぬように腐心している。

 どうしようもなければ形振り構わぬ答えを出すのだが、それは一つの敗北であろう。


 ただ、酒飲みは飯を嫌うのかと言われれば、私の場合には違うと答える。

 炊き込みご飯や炒め飯などもまた、我々にとっては酒肴になる。

 それを邪道とする飲み方もあるようだが、私は清濁併せ呑むという言い訳をして堂々といただいてしまう。

 故に、米のことが全く分からぬと言ことでもない。


 とはいえ、今回の主役はあくまでもご飯そのものである。

 そうである以上、酒を脇に置いて考える必要がある。

 幸いなことにまだ一日半ほど時間があるため精一杯、頭を悩ませることとしよう。

 なに、こうした遊びに全力を尽くしてこそ日々は愉しいのだ。


 何やら上司から仕事もその熱量で挑めと言われてしまいそうであるが。


【本日の出来事】

◎ドコモ通信障害 全面復旧

 学生時分に友人と話をしていて、ドコモの基地局の整備が幅広くされていることに脱帽したことがある。

 方やソフトバンクを利用していた私にしてみれば、まあこんなものかという諦観を持ちながら、それでもどことない子供染みた反発で使い続けていたように思う。

 そのドコモが長期にわたる通信障害を起こしたということで、社会資本の維持がいかに難しいかといういことを痛感させられた。

 先日の鉄道の麻痺もそうであるが、このようなこともあると少々大らかに構えておく方が良いのかもしれない。

◎飲食店への時短営業要請終了 熊本

 仕事の都合もあってさっそく繰り出すということはできなかったが、果たしてこの時短営業の意味合いは何だったのか。

 また、飲食店へ「のみ」補助金が支払われたことに対し、感謝の思いを持たぬ飲食店を揶揄する声を見れば、これが生んだものは何だったのかと思わずにはいられない。

 いずれにせよ、これから夜の街が本当の戦いに挑むこととなるのだが、私もまたその中に微力ながら参じようと思う。

 我々は一つでも多く、生き残らなければならない。


【食日記】

朝:てりやきハンバーガー

昼:トマトラーメン、おにぎり弁当、野菜ジュース

夕:大蒜塩焼そば、ウィスキーお湯割り3

他:おーいお茶、ジョージアヨーロピアン

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