徒然草をちょいとリスペクトいたしまして

第69話 戸内二論（8月23日）

　六九話ということでフジロックについて触れようかとも思ったのであるが、よもや取り上げるまでもないという判断によって取り下げることとした。

　政府への対決姿勢も国家からの解放も好きに表現すればよいのだが、その離れ方が私からすれば甘いと感じてしまう。

　純粋な音楽イベントとしてであればさらに門外漢であるため扱いづらく、であれば酒に逃げ込もうとするのも致し方なしと言ったところであろう。

　普段の飲み方をここ二か月ほど晒し続けているため、私があまりロックで飲まないことにお気づきの方もいらっしゃるだろう。

　この熱い最中にお湯割りばかりと驚かれるかもしれないが、昨年はウィスキーソーダばかり飲んでいたので、少しは変化をしている。

　それを差し置いても日本酒のロックは動画作成の際に嗜んだ程度で、他に家でロックをやるのは少ない。

　東日本大震災のあった夏に計画停電が行われると聞き、ラムのロックでひと夏を明かしたことがあるが、その時ぐらいではないか。

　焼酎でも年に数えるほどしかロックをやらない。

　むしろ、割らずにくいとやってしまう。

　一方で、バーでウィスキーのロックをやるのは好きであり、ソーダ割よりもいただく頻度は高いのではないか。

　いや、ホットウィスキーの頻度には負けるのであるが、これは単純にバーで頂く方が氷の扱いなどを含めて旨いからである。

　餅は餅屋という言葉もあるが、飲酒量もある程度測っていただきながらいただく一杯は安心と信頼に裏打ちされ、家よりも自由にその一杯をいただくことができる。

　そのような酒場におらぬ私は牧歌的であり、より自然に近い状態となるため味を楽しむためにはある程度マスターに御していただく方が良い。

　その信託により成り立つ関係を、私は「戸内二論」と呼びたいのだが、これはあまりにもおふざけが過ぎるだろうか。

　いずれにせよ、早く外で酒を嗜みたいものである。

【本日の出来事】

◎熊本市　九月十二日まで分散登校

　熊本市は小中学生にタブレットを配布しており、ある程度まではそれで対応できると踏んでの行いであろう。

　昨年度の休校の後に態勢を整えたのであるが、少ない元手、もとい予算を基によくやってのけたものである。

　発表が月曜日ということもあり、夏休み明けまで一週間の猶予があるためまだ準備がしやすいというものである。

　ぎりぎりの判断というのは状況が好転した際には良いのだが、そうでなければ準備期間を持てぬが故の弊害の方が大きい。

◎ワイン用ブドウ収穫が本格化　山鹿市

　ブドウは夜間の気温低下によって糖度が増す性質があるそうで、未明から早朝にかけての収穫となるようである。

　こうした農家の方のご尽力には頭が下がるばかりであるが、今年は余裕があれば一本いただきたいと考えている。

　どうしても普段は蒸留酒や日本酒が主となってしまうのであるが、時には県産ワインを傾けるというのも洒落ていていいだろう。

　そうでもしなければ随分前に買った、ワイングラスがタンスの肥やしとなって泣いてしまいかねない。

【食日記】

朝：カツカレー

昼：ヌク

夕：チキンカツ煮綴じ、麦飯、ウィスキーお湯割り3

他：タリーズブラック、お茶、炭酸水