第64話 たまには大人しく整理をば(8月18日)

 公募作品を執筆する際にはそれ専用のフォルダを作っているが、その中がさらにフォルダで区切られているのは我ながらやり過ぎだと思うことがある。

 大きくは完成品と未完成品を区分けしているだけなのであるが、未完成品はそこから「執筆中」と「校正中」とに分けられ、書いている途中に方針を変えた場合には全て「没ネタ」に放り込まれる。

 特に、エッセイの執筆についてはオムニバス形式で長々と書く場合が多いので、部分ごとに切って振り分けていくことが多く、この形式は重宝している。

 タイトルを変えるだけではどうしても頭の整理が付かず、加えてみた瞬間に進捗が分かるため効率が良い。

 これが部屋の散らかった私の頭の整理術となっているのだが、今年もこの作戦を用いながら夏の公募に向けた執筆を始めている。


 コロナウィルス感染症による病床の逼迫が叫ばれて久しいが、仮設の療養施設を導入してはどうかという話が上がっているようである。

 緊急時である以上仕方はないのかもしれないが、それ以上に病院ごとに役割を与えて転院治療させる体制は取れないものかと思ってしまう。

 以前に入院した方の話を伺うと、解熱して容態が安定した後もPCR検査で陰性が確認されるまでは同じ病院に縛り付けられたそうだ。

 ただ、それでは軽症に対応できる病床がその間中占められることとなってしまい、結果として病床の不足が進みかねない。

 最も危険な病状悪化の時期の観察を対応可能な病院に集中させ、安定した方を移すというのはやはり難しいことなのだろうか。

 素人目には分からぬところであるが、自宅療養やホテル療養にはこうした柔軟性も必要なのかもしれない。


 いずれにせよ、私にできるのは罹らぬよう用心することのみである。

 もう暫し我慢することにしよう。


【本日の出来事】

◎ワタミ ワクチン接種の店員に「安全マーク」

 ワクチンパスポートと違い、こちらは己が状況を公にすることであり、私は良い方策ではないように思う。

 ワクチンの接種自体は個人の自由であり、接種を推奨するのであれば未接種者が後ろ指をさされたり懲罰を受けたりするやり口ではなく、接種を受けた人間を優遇する方向で持っていく方が利口ではないか。

 そこにかかるコストという面では不利益もあろうが、それ以前に人を酷使して吊るし上げられた過去を持つ企業であるだけに、名誉挽回の機会である。

 ここで汚名を挽回するようであれば、果たして飲食業として生き残れるのか疑問を呈さざるを得ない。

◎九州新幹線 お盆利用低調

 散々に首長らが規制の停止を呼びかけメディアが騒ぎ立てる中で、万一好調であれば笑い種であったが、安易に予期できる結果に終わった。

 これは同時に九州の鉄道網維持の上では危機的な状況であり、様々な意味で笑うことができぬ。

 これで水害などで被害が生じれば壊滅的な打撃となりかねず、九州の動脈が一つ失われてしまいかねない。

 早く落ち着くことを祈りながら、帰省できずに苦しんだ方々に思いを寄せるばかりである。


【食日記】

朝:鶏メンチバーガー

昼:おろし蕎麦、山葵野沢菜おにぎり、ウィンナー、野菜ジュース

夕:唐揚げ、ポテマカサラダ、ぺヤングカレー&ニンニク、ウィスキーお湯割り2

 ぺヤングのカレー味は良かったものの、ニンニク味は生化学兵器のように強烈な臭気を放つため、明らかに好き嫌いの分かれる商品であった。

 少なくとも私には、他の匂いを大いに害するため今後は避けることになるだろう。

他:おーいお茶、カフェイン錠

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