第9話 繁忙期と飯(6月24日)

 生きていく上ではどうしても食事が必要になるのだが、繁忙期になると二食ほど抜くことが度々ある。

 本日はその最たる例となったのだが、併せて文章を書く気力も湧き上がってこず、したがってこれを繰り返せばそのうち私は立ち枯れることだろう。

 そこで適度にサボることを覚えたのだが、こうして不出来な社員が一人出来上がったことに会社は気付くのだろうか。

 いや、サボっているのは文筆の方であったか、とごまかしながら今日は短めの文章で締めたい。


【本日の出来事】

◎大谷翔平選手 初の粘着物質チェックを受ける

 大リーグでの投手の粘着物質使用については以前から話題になっているが、そのチェックが行われていることは今回の件で初めて知った。

 しかし、ベルトに仕込んでいた投手がいたことを受け、快くそれを差し出したという話を伺ってこの選手のしたたかさを垣間見たように思う。

 痛快な出来事であるが、なかなかの役者と言うべきか、華があるというべきか。

◎ワクチン接種 一日あたり百万人突破

 無理な目標を掲げて問題になることも多々あるが、非常時には時に必要なことでもある。

 菅首相が当初掲げた際には少々無理があるのではと陰ながら思っていただけに、思わず舌を巻いてしまった。

 全く以って脱帽するしかないのであるが、これを支えた医療関係者だけではなく会場運営やシステム構築、兵站管理に携わる方々にはもう足を向けて眠れぬ。

 後はワクチンの安全性との話し合いになるが、私は明確に打ちたいと考えている。

 薬に必ず安全というものはなく、何かしらの賭けは必要になる。

 私はワクチンというものに賭けることになるのだが、そのオッズは悪くないものではないか。

 ただ、筋肉注射への怖さだけは確かとあるのでどうしようもない。

◎香港 林檎日報休刊へ

 香港の一新聞が経済上の問題で休刊になったというだけであれば、大きな問題ではないのだが、これが中国政府の資産凍結によるとすれば十分に問題である。

 中国とすれば、一度の批判が易姓革命につながる可能性があるため、容易に見過ごすことができないということなのだろうが、ここでジャーナリストとしての矜持をどこまで見せるのか日本のメディアに注目している。

 それにしても、日本の場合には適度に政府批判をさせておけば易姓革命にまでは至らぬため、扱いやすいのだろうなと思ってみる。


【食日記】

朝:ヌク

昼:フルーツジュース1

夕:(セブン)コールスローサラダ(カップ)、黒い豚カレー焼きそば、ボロネーゼグラタン

他:微糖缶コーヒー1

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