第10話 自由な精神(6月25日)

 ここ暫くは起きてから書く時間がないために、どうしても夜のうちに書くことが中心となっている。

 そうなると、私の場合には自然と配慮が欠けるようになってしまい、四方八方へと喧嘩を売る事態となる。

 これを自由ととるか、それとも八方美人ととるべきか、それとも四面楚歌ととるべきかは人によって違うのだろう。


 私は何かで左右いずれかの方から意見を求められた際に、以下のように自己紹介をするようにしている。


「右派からも左派からも叩かれる中道」


 これで私を自分側に引き込もうとされる方もいるから、世の中は摩訶不思議なのであるが、強いて言えば私は高い所とその端に寄ることが非常に苦手である。

 家でもベランダの端に立とうとすると竦むような思いがし、未だに苦手である。

 それよりは広い舞台で右に左にと踊り明かす方が好みであり、最も自分らしい。


 どうやら少し飲み過ぎたようだ。


 では、そのままの勢いに任せて選んだ今日の出来事を紹介しつつ、たまには尖ったままでふらふらとしてみたい。


【今日の出来事】

小此木おこのぎ国家公安委員長辞職へ

 横浜市長選に出るための辞職だそうだが、それよりも珍しい苗字に目がいってしまった。

 これまで知らずにいたのが不思議なほどの名字であるが市長に当選しなければ拙作の中で名字を拝借しよう。

 ついでに、次期委員長の名前は思い出せぬためこれは棚上げにしておく。

◎菅首相題材の映画 ツイッターアカウント一時凍結

 本作はこれで一つ箔がついたことだろう。

 AIは時にそうした仕事をする。

 復旧したことで言論の自由が守られたと安堵するべきか、それとも、吊橋の上のような危うさを鑑みるべきかは中止したい。

 ただ、復旧したアカウントを確認したが、パンケーキは皿に残すことにした。

◎麻生氏応援演説で小池氏の過労を「自分で蒔いた種」

 失言の多いとされる麻生氏であるが、これは小池知事への激励なのかもしれない。

 同じ穴の貉なのだ、早く「こっち」へ来いという。

 ただ、次の選挙で麻生氏がいまの「こっち」側にいるかどうかは不明である。


【食日記】

朝:きんつば1

昼:キーマ・バターあいがけカレー、ジンジャエール1、野菜ジュース

 ロードサイドにある個人のカレー屋に伺ったのだが、仲夏の露天で一人いただくカレーというのは何とも心地よいものであった。

 マスクの奥でスパイスが漂うというのは午睡に似た夢見心地が得られる。

夕:大根カレー(9日目)、コールスローサラダ、ブリドー完熟トマトのマルゲリータ

他:午後の紅茶熊本県産いちごティー

 久しぶりに加糖の午後の紅茶をいただいた。

 熊本の復興支援ということであったが、何とも飲み口が爽やかである。

 熊本という言葉に食いついて飲み求めるのは少々甘いのではないかと言われそうであるが、これもまた飲み口に似て仕方ない。

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