第32話 意外な話だったり

「どうした?アリシア姫」アジェンダが不思議そうな顔でアリシアを見る


「いっ、あの…け、ケーキがあまりに美味しいので

レシピが欲しいと思いまして…うふふふっ!!」

冷や汗を流しつつのコメント、アリシア


「はい、そうなんですアジェンダ王様

にこやかに調子良く話を合わせる」サリューン


ちらっと見るとくすくすと彼は笑う アリシアはほっとする

「この人は…私の味方間違いない 不思議な人…」

思わずじっとサリューンを見つめるアリシア


「でも、大丈夫なのかしら?だって発情期のアジェンダ様が…」

「え!!」サリューン

クルんと振り替えるサリューン

段々と青くなり、赤い瞳を開き、冷や汗だらだら


「あ!!私の心を見たのね

他の三人は、さてはガードが固くて見えなかったか…」アリシア

「あ!!そうか三人とも魔法の攻撃に備えて いつも護りの魔法石を持っていたわ」

納得がいくアリシア


「ええっと…頑張って下さいねサリューン様

私は…嫉妬とかしませんから、えっと…死なないでね

相手は全開モードの火焔の世代ですものね」アリシア姫の心の声である


「でも、私的にちょっと感想を聞きたいかも

だってええアジェンダ様との初夜の事もあるから」

「なんちゃって…うふ♪」アリシア


少し震えて口元が歪んでいる 眉もピクピクしているサリューン




22,1,24~


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