第11話 シンデレラの食卓
風呂で湯浴をしてから 今度は薬師の診察
その後 部屋が決められて 臨時の荷物が選ばれて 運びこまれる
豪華な宝飾品に 美しい絹の服
髪飾りをして 服をまとい 案内されて
アジェンダと食事をするアリシア
「味はどうかな?」
「とても見た目が華やかでとても 美味しいです 本当にありがとうございます」
にっこりと笑うアジェンダ
会話を楽しみながら アジェンダは酒豪らしく かなりの量の酒を口にする
「では また 小競り合いがあって そちらに行かねばならない
明後日には戻る」
「はい」
「ではお休み 寝付けないなら 薬師に軽い薬を用意させる
それか 妹のシルフィニアは温かいミルクが好みだったか」
「御任せします」「わかった」
アリシアにそっとキスをするアジェンダ
「あ・・」赤くなるアリシア
彼女が部屋から出てゆくと 薬師とクインの報告を聞く
「アリシア姫は 長年 下働きの奴隷として
暴力と過労 それに必要な栄養を取れずにいましたので
食事療法と薬が必要ですね」
「まだ婚姻しての初夜を迎えるのは 身体の負担がとても重いです」
淡々と薬師の答え
「・・・まだ少女だ それにあの身体だから 予想はしていた」
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