第5話 少年達の会話

二人の少年は 互いに顔を見つめ合い 口を開くのを待つ

最初に口を開いたのは長い髪の方の少年


「此処は介入すべきか?」長い髪の少年は戸惑いの表情を見せて呟いた


「いや、運命の通りなら 必ず助けが入るはずだ」ため息をつきながら、短い髪 

鋭い目つきの少年 


「歪んだ歴史の出来事なら 当然、介入する」短い髪の少年は断言した


「そうか わかった」肩をすくめて 長い髪の方


どうやら 髪の短い方がリーダーのようだった


「・・・様たち」黒髪 黒猫耳の少女が尻尾を揺らしながら 話しかけた


「どうしたアシャ?」「アシャ?」黒猫耳の亜人である少女に答える二人


「時の番人バステイルからの伝言です 襲われるそうですよアリシア姫たち」

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