第18話 ガンガルディアの出来事2

「大人しく捕まらないというのならば、パーム国の者、容赦はせぬぞ」


 帝国軍兵士が剣を抜くと、これからバトルが始まる様子である。それを見た直人は助けるべきか悩んだが、どうするべきか考えたようである。メロンが『待ちなさい』と言うと、これから何が起こるのか、事の成り行きを観察するようだ。


「パーム国と言えば、帝国軍と覇権争いをしている国だと聞いているわ。やや落ち目だと聞いているけれど、それでは争いの仲裁に入ろうじゃないかしら」


「女賢者、この争いに入るのはやめてもらおう。仲裁しても無駄だ」


 帝国軍兵士がメロンに対して言葉を発すると、メロンはパーム国の冒険者と帝国軍兵士に警告としてサンダーを落とすのであった。


「私は本気よ」


 メロンはそれでも引き下がらなかったようである。

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