第19話 響隊長
「何をしているか、少尉殿」
すると、その後方で声が上がった。喋ったのは、帝国軍の大隊長である、響である。響きはメロンと揉めている少尉を咎めると、剣を下ろせと言うのであった。
「しかし響隊長、こやつらは私たちを邪魔しようと」
「いいから剣を下ろすのだ、ここは私たちの領土ではない、管轄外だから、事を大きくするな」
少尉が剣を元に戻すと、直人がある事に気が付いたようである。幼馴染の細川に対して話すのであるが、響隊長が直人を前のゲームでボコボコにしたという相手だったと説明する。
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