異世界密室【デスゲーム】

第8話 7日目 『覚醒スキル？』

今は7日目、後3日でこの場を抜けれる筈だが

いつ死ぬともわからない

見張られてて他人と話すと

仲間のPT組んだ事にされるかも知れないが

考えたらキリがない、

多人数ではなく一人そして生き残りを

かけれそうなやつがいい！

あの狂気的な黒魔術師は

お近付きになりたくはない！

種族がどうとか言ってられない

生き残りをかけるならあの強いエルフ

生存率を上げるために情報交換か

同盟を組みたい所！

今の私の【レベルは10】

【キルカウントは7】

それなりのステータス強化はされて

スキルは

【鑑定4】【メモ帳】【ゴブリン語】のみ

戦闘前アナウンス

「20名のうち抜けれるのは10名」

「生き残りをかけて殺し合ってください！」

かなりの大部屋、近場には敵が居ないが

見えたものを鑑定していくと

例のエルフシャンデリアが居た！

自分は生き残りつつできれば恩を売りたい所

刺激して攻撃されたら叶わんので

一定の距離で観察する

5人の敵に一斉に襲い掛かられている

大丈夫か？思ったら

何かの魔法を唱える

『サンダーレイン』

小型の雷の雨

範囲攻撃で食らったものは

一時的にスタンしている！

まあチャンスと言えばチャンスと

次の魔法まで時間がかかるなら

倒せなくもないが

今回は恩を売る目的

飛び込んで杖を向けられるが

無視してスタンしたやつを殺しにかかる

3人殺した所で残り2名は

シャンデリアのナイフで殺されている

スキルを見たら

【雷の系列のスキルが多数】と【鑑定3】

俺の名前覚えてくれてるといいが

敵意がないことを示すために

両手を上げてわざと隙を晒す

殺す気なら余裕で雷でズドンだろう

相手は息を抜いた様だ、

杖で違う方向を指す

あちらに行けと言うことか？

なんか地雷原を進まされている感覚

伏兵として隠れていきなり襲いかかってくる

奇襲に合わせて背後から雷の魔法が飛ぶ

即死や死にかけが幾人も起きる

死にかけは殺してお金と経験値は頂く！

見事な連携というのかはわからんが

囮にされて釣られたやつを駆除しているうちに

10人倒した様で！

クリア扱いで殺し合いから解放される！

戦闘後の休憩時間に

シャンデリアがこちらに近づいてくる！

「お前はなんのつもりだ？」

「露骨に手を組むとお互いで

殺し合いをさせられるぞ！」

ナルホドそう言うカラクリがあるのか

「情報交換や同盟組みたいんだけど」

「同盟はお互いが殺し合い確定になるまで」

「そうだなお前の【覚醒スキル】が

有用だったら考えてやる！」

「覚醒スキル？」

「そんなことも知らんのか」

「レベル15 30で覚える固有スキル」

「自分の【存在価値】が決まるスキルだ！」

「鑑定でも調べられない！」

今の【レベルは14】次のレベルで分かるのか！

「お前にはまだ組む価値も資格もない！」