第19話 夜勤明けの楽しみ
仕事をしている時は休みの前日に施設から母を連れて帰り家でゆっくり過ごす事が殆んどだったが夜勤明けの日が二十六日だったら母を迎えに行ったその足で隣町の温泉に入ってお昼ご飯を食べて帰るのが楽しみの一つになっていた。二十六日はお風呂の日でその温泉のサービスデーだったのだ。なんと私が住んでいる市の住民はその日はタダになるのだ。(田舎ならでの平日サービス)
夜勤明けの勤務が二十六日に当たる日は年に数回だったが勤務表が出た時、二十六日が夜勤明けの日があったら、「やったぁ!」とガッツポーズをして喜んでいた。私が働いていた頃、母は何とか一人でお風呂に入ってくれていたが温泉では母の背中を流し頭も洗っていた。肩までしっかり湯につかり「気持ちいい」と母も喜んでくれていた。何故夜勤明けに行っていたかというと私の仕事が終わり施設に迎えに行って温泉に行くと丁度十時半頃に到着しその時間帯が割と空いているのだ。ゆっくり温泉に浸かった後は十一時半頃でランチタイムも空いている時間なのだ。家に帰って洗濯位はするがそのまますぐ寝れるのも魅力なのだ。そして翌日は休みなので家でゆっくり過ごしていた。
今はタダのサービスデーが無くなってしまったので残念でならない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます