第45話 KING of PENTACLES. ペンタクルの王
KING of PENTACLES.
地の火 富 濃茶色か黒髪と黒い瞳の年長の男性
ペンタクルの王が示すのは「貢献」「成功」「繁栄」「富裕」です。
牡牛座を表す牡牛の頭部の装飾が施された、城の上に据えられた王座にどっしりと腰を下ろし、周囲にあふれ出す庭園の緑に溶け込んでしまうような葡萄の房柄のローブを着て、右手に笏、左手にペンタクルを持っています。
背景には繁栄した街並みが広がり、「現実の」世界の富める王です。
辛抱強く一生懸命働いた結果として成功し富と財産と名誉を築きました。今は一休みして、これまでの成果を確認しているのです。しかしあまり満足げではありません。
自分の知識、財産、持てるものを活かして人々に尽くし、慕われています。
他者への貢献、献身を暗示します。
求職中に現れるとフレンドリーなボスを表すよいカードです。
彼はいわゆる「良き人生」、すなわち富、快楽、人生を謳歌する度量の大きな人物などを表します。
同時に、彼は責任や決断などよりも、彼自身の楽しみにかまけているように見えなくもありません。
【人物】有能、野心的、本能的、十分に教育を受けた人物。
【自分自身の中にある要素】内なる強さ。
【エネルギー】頑強。
【正位置】
「貢献」協力、貢献、他人のために頑張る、人間関係。
「成功」成功者、その分野での成功。地位・評価を得る、ビジネスの手腕、格式、
「繁栄」繁栄、発展、収穫を迎える、収束。
「富裕」経済観念に富む、金運の良さ、経済力、資産、よい金儲け。安定した経済基盤。
「安全」安定、維持する能力、揺るがない関心。
「知性」鋭敏な理解力を持った知性。ビジネスや日常的な面での知的能力。影響力、知性を理解する。
人望、勇気、快楽。物質界で技能を発揮する、物質的領域での達成、経験。
【職業と為人】:現実的な人、唯物論者、頭のよい人。経営者、ビジネスマン。会社の上役や学校の先生、ときには数学ないしはそれと関連した面での才能や学識。投資、商取引、不動産売買、ベンチャービジネスなどでの成功。
【出来事】彼は物質的なものごとに集中しているが、わがままや執着によるのではなく、より満足とプライドを持って取り組んでいる。実際、彼はとても気前のいい人物かもしれない。仕事や、誰かからの物質的なサポートを持って求めている時には、どんなリーディングにおいても好ましいカード。
土地を見てどんなポテンシャルが眠っているかを探り当てるユニークな能力が備わっています。彼は自然を愛しとても大切にし、見返りとして豊かな大地の恵みを手にします。
「カネがものを言う」という言葉は彼のためにあるようなもの。お金をどのように使い稼ぐのか、その術を知っています。ある人が自分にとってどのくらい重要かを判断するのに、その人の経済力を見ます。
ペンタクルのキングが考慮するのは、あなたが何を思っているかではなく、あなたが何を持っているのか。
財産家でもありますが、卓越したメカニックやエンジニアリングの技術も持っています。
彼は五感でとらえたことしか信じません。五官で感じられないようなことは、すべて疑いを持つでしょう。
伝統を重んじ、保守的な面もあります。特に、家族に対しては古い考えを持っています。愛する人を(娶るのではなく)所有するという考えは、破滅の原因になります。
彼は頑なに尊敬と忠誠を要求します。
自分の家系のことを話し、過去にこだわります。
基本的には用心深い性格ですが、物質的利益のことになると一か八かのチャンスに賭けるところがあります。
彼は愛情表現の手段として、お金を使ったりプレゼントを贈ったりするでしょう。
【逆位置】
「悪徳」悪人、悪徳、卑劣、不道徳、不信、不正、不誠実。汚職。
「強欲」独占欲、強欲、欲深さ、執念深さ、邪心。
「強情」プライド、富のせいで傲慢になる。強情、頑固、融通が利かない。
「射倖」ギャンブルに凝る、買収、金運のなさ、借金、貸家住まい。
「喪失」否定、停滞。自信を失う、現実を見失う、周囲から孤立。危険を招くもの。
「過失」物質主義の犠牲になる。肉体的条件に縛られる。過ちに気づく。
鈍い人。お金や現実的危機に関する心配。不満、持っているものが十分ではないという感覚。物質的な問題から、より抽象的あるいはスピリチュアルな問題に移行する可能性。
【職業と為人】頑固な人、異常なほど金銭にこだわる人、所有欲のある人。頑固で高慢な男性。ギャンブラー。
【出来事】彼は完全な実利主義者で、お金のためならなんでもします。物質主義を信奉し、富と名誉を得るためには違法な行為も厭いません。彼は、社会的地位によって、人を威圧しようとします。
これらの威信をさらに高めようと、膨れ上がったエゴをますます大きく成長させます。
彼の金銭の取り扱いは信用できません。彼のお金が汚いものでないとすれば、その入手した手段が汚いのでしょう。
妻や恋人には途方もなく大きな期待をかけます。
伝統を重んじるという性格は、彼の偏屈で独裁的という性質へ転じます。
この男性は名声や物質主義の奴隷となって、虚しく働き続けます。
資金を調達するのに詐欺行為を働くなどして、お金に関する悪い評判を引きずることになります。
他の人を彼の思惑に引き込むため、誘惑、買収、恐喝したりするのにお金を使うかもしれません。
自らの持ち物にのみの注意を払い、妻や恋人あるいは自分の精神、感情すらも無視するでしょう。
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