第15話 ページ50 あぁ~勘違い

 あれほど午前中は不安な気持ちに押しつぶされそうだったのに、理子に会ってすっかり忘れていた。


 誰も居ない家に着き、リビングに入ると留守電が入っているランプが目に留まる。留守電の再生を何気なく押してみた。


『もしもし、木山ですが……部長が大変な事に……又、電話します』


 えっ? 何? 何が起こったの? 一体? 留守電の声に忘れていた不安が一気に蘇ってくる。


 主人に何が起こったっていうの? もう、あの木山さんたら、肝心な事を留守電に入れてないじゃないの。一体主人に何が起きたの? もしや……。


 軽いパニックに陥ってしまった私は何をどうすればいいか見失っていた。冷静になれば、採るべき手段は幾らか見つかるはずなのに……どうすれば良い? どうすれば良い?……。取るべき手段が見つからない。これが、パニック障害だ。後に、精神的不安要素が心身的に残っていると、過呼吸や動悸など身体的に症状を発生してしまう。


 側に誰か人が居れば多少なり落ち着いてしまうが、独りで発生すれば、不安で死の恐怖まで追い込まれる事も有るのだ。心の急激な疲労によって、体が自由にままならない。めまい、過呼吸、動悸が上がり胸が痛くなる。


 確か、主人の行っているゴルフ場は○山の麓だったような? それぐらいしか思いつかない自分に腹が立ってしまう。そんな事なら、しっかりとゴルフ場の名前ぐらい聞いて於けばよかった。木山からの電話にリダイヤルするが、発信先が公衆電話なので繋がらない。


 後悔と苦悩の念が私を締め付ける。あたふたと狭いリビングの部屋をただ、檻に入れられた動物の様に動き回るか、ソファにジッと座っているしか出来ないでいた。


 そんな私にも、三十分ぐらい経つとホンの少しばかりか落ち着いてくる。


 そうだ!昨夜、主人の携帯で遊んでいたはず。携帯にリダイヤルすれば何か解るかも知れない?と、道が少しだけ開けてきた。


 リビングの電話の受話器を取り、リダイヤルボタンを押してみる。090から始まる電話番号を探し押してみた。


 数秒のコール音の後、『お客様のお掛けになった電話番号は電波の……』という無情の声が受話器越しに響いてくる。


 何で? どうして繋がらないの? この電話の対応で、パニックに更に拍車が掛かる。当時・アンテナの関係で携帯電話はなかなか繋がらないのが普通だ。そんな事は私には解りはしない。不意に過去の記憶が蘇ってくる。






 三十二年前。当時最愛の彼氏、将太を亡くした過去が頭の中を蘇る。


 イヤー……お願い……私は、もう二度とあんな思いはしたくない。お願い、神様……どうか、どうか、主人を、主人を……助けて……。


 ソファに横になり、両足の膝小僧を両手で抱きかかえて私は、ただ震えるしかなかった。忘れ去った過去の事。それが大きなトラウマとなって、三十二年後の私に大きく振りかぶろうとは思っても見なかったのだ……。怖い、もう嫌だ、大事な人を失う事は……苦しい、もう二度とごめんだ。


 ―留守電を聞いてからどの位の時間が経ったのだろか?


 フッとリビングの時計に目を移すと時計は午後五時になろうとしていた。


【ガチャ…】


 途端に、玄関のドアが開く音が遠くに聞こえてくる。


「アナタ……」


 私は不安と安堵の声を叫びながら玄関へと向かっていった。


「あれ? お母さん、どうしたの?」


 玄関先には娘の美咲が私の慌てふためいた態度に驚いて立ちすくんでいた。


「みーちゃーん、お父さんが~……」

「どうしたの、お母さん?」

「解らない……だけど、大変なの」

「何が、どうしたの?」

「解らない?……」

「ちょっと、お母さん。しっかりしてよ? どうしたの?」


 娘と私の会話が咬み合わない。娘は何が何だか解らないからだ。一方、私も娘にどう、説明していいか解らないのだ。昨夜から続いている不安要素。それに追い打ちを掛けるかのごとく、部下の木山の留守電メッセージ。何かが、主人の身に何かが起こっているはず? しかし、それをハッキリと確かめる術を知らない。


 そんな私の態度に娘は冷静だった。


「ちょっと、お母さん落ち着いて。リビングでゆっくり初めから話して」

「うん、うん……」


 娘に促されて玄関先からリビングへと行き、ソファに並んで座った。娘は私の手を握り、優しく話しかける。


「お母さん、落ち着いて。お父さんに何があったの?」


 娘に手を握られている事に、ようやく私の心は落ち着きを取り戻そうとしていた。一人で考えていても光が見出せない。そんな時、娘の優しい対応に心がほぐれ始めた。


「実は、昨夜から……」


 私は昨夜からの嫌な胸騒ぎを覚えてから、木山の留守電の事を話した。


 私の話が終わると、娘は留守電の再生ボタンを押し、内容を聞いている。そして再び、私の側に座ると静かにユックリと私に話し掛けた。


「大丈夫よ、お母さん。もし、お父さんに何か事故に出会っていたら、その部下の木山さんって言ったっけ、その人が電話してきたんだから、絶対に又電話してくるはずよ。それで、万が一事故に遭って重傷なら、絶対に病院名を留守電に入れるはずだから、落ち着いて。だから、多分今は大丈夫と思うから……」

「うん、うん…そうね……」


 娘の私に対する対応に心なしか驚いていた。幼かった我が娘が、こんなに冷静に私に対応している。娘も大人になったのだろうか? すごいよ、わが娘。


 しかし、どれを取っても娘の対応は正しかった。確かに主人の身の上には留守電のメッセージを聞けば、何かが起こっていることは事実。しかし、それをマイナス面に考えず、事実を確かめるまで不安に陥る事無く前向きに考えているではないか? 娘の言葉が一つ一つが心に響いてくる。


 我が子ながらシッカリしている。という思いと、自分が狼狽えている姿をさらけ出した事が今更恥ずかしく思えてくる。


「そうね、みーちゃん。あなたの言う通りだわ…お母さん、ちょっと神経質になっていたみたいだわ……みーちゃん、ありがとう」

「ううん、お母さん。お母さんはチョット疲れているだけなのよ……大丈夫よ……きっと……大丈夫、大丈夫」


 私達親娘はかすかな希望を持ちながら、それから催眠術に掛かった様に電話機が置かれてあるリビングから離れ様とはしなかった。


 暫く重い時間が流れていく。時計を見ると午後八時になろうとしていた。


 不意に電話のベルが鳴る。狭いリビングに「プルルルルー」と云う冷たい電子音が響く。私は恐る恐る立ち上がり受話器を取った。


「もしもし……」

「もしもし、オレだ」

「ああ…アナタ無事だったのね。よかった……」

「えっ? 何だ? 何が無事だって?」

「だって、木山さんが留守電に……」

「木山が?」

「部長が大変な事に……って」

「……エッ?…アハハハ……木山のバカ。確かに大変だったんだけど。実はな、りん……」

「………」


 受話器越しに聞こえる主人の昌人の話の内容に、聞いている私の全身の力がスウッと抜けた。そして、へなへなと床に座りこんでしまった。


「お母さん、大丈夫?」


 その様子を側で見ていた娘が驚いた様に私の側にやってきた。私は受話器を持ってない片方の手で、娘に大丈夫のサインを送り、話を続けた。


「解ったわ、じゃあ気をつけてね」


 約十分ぐらい話し、立ち上がると受話器を電話機に戻した。


 そして、フウ~という溜息を漏らすと娘の座っているソファに並んで座った。


 娘は先程の電話が気になっている。私の顔を覗き込む様に聞いた。


「どう、だった? お父さん?」

「アハハッハッハッ、私って、ホント早とちりのバカみたい。み~ちゃん、ゴメンね心配掛けちゃって……」

「エッ? どういう事?」

「その前に何か飲まない?心配しちゃって、ノドが乾いちゃった……」

「うん、じゃあコーラでも」

「じゃあ、取って来るわね」


 私は立ち上がり、冷蔵庫へコーラを2本取りにいった。残された娘は、 何が、どうなったの? という訳が解らない表情をしている。私は、すぐに冷蔵庫からコーラを持ってリビングへと戻り、娘の座っているソファの横に座った。


「はい、み~ちゃん・コーラ」


 娘はコーラを受け取ると、私に問いただした。


「んで、どうなの? お父さんは?」

「それがね……」

                   

 ソファに娘と並んで座り、先程の電話の内容を娘に話した。








 場所は『○山C・C』17番ホール。距離135ヤード。パー3。


 主人の昌人は接待ゴルフしていた。昌人の勤める会社は大手の電機メーカー三芝電器。一応は営業部長。相手は大手のデパート・スゴウの幹部。この地域に新しく建設予定で、三芝電器としては新しく市場を開発したいので、スゴウの関係者とのコンタクトを求めたのだった。運良く、スゴウの常務がゴルフ好きとの情報を得て、今回の接待と事が運んでしまった。


 本来なら80台前半で回る昌人の腕前だが、今日は接待する方。だから相手のスコアより上回ってはいけない。気を遣いながら何とか17番までやってきた。スコアは同率対。途中幾度と無く雨に遭い、蒸し暑い中ここまでやって来た。


 フウ~もうちょっとだ。やっと後2ホールだ。昌人は疲れていた。


 神経を使い、暑い日の接待ゴルフは心身共に疲れる。その甲斐あってか、得意先は上機嫌だ。


 17番のティーグラウンドに立つ得意先は空を仰いだ。


「嫌な雲行きだな。夕立が来なければいいが? 今日は幾度も雨に遭ったが、土砂降りで無かったのが幸いだな。早く終わらす事にしよう」


 そう言いながらティーアップし、クラブを構えた。途端に雷の音が響く。


【ゴロゴロ・ドッカンー……】

「ウワッー……」

「常務、チョット待ちましょう。ゴルフクラブは鉄だから、雷が落ちやすいですよ」

「そうだな。じゃあ、ちょっと待とうか?」


 昌人の言葉に素直に相手の常務は従った。


 ティーグラウンドの側に小さいログハウスの様な家が有る。この辺りは山裾なので落雷や豪雨注意報がよく発令される。その為に一時避難所が各ティーグラウンドの側に建っている。その避難所へ四人とキャディーは逃げ込む形となった。途端に滝の様な雨がザァーと降りだした。


「宮沢君、君の忠告で雨に濡れなくて良かったよ。暫くここで様子を見ようか?」

「はい、そうですね。この雨もすぐに止むと思いますから…」


 その時、昌人のズボンのポケットから電子音が響いた。


【プルルルルー……】

「ん、何の音だ?」

「アッ、電話だ」


 慌てて自分のズボンの後ろポケットから携帯電話を出し、昌人は話し始めた。


「もしもし、アッ、専務ですか? ええ大丈夫ですよ。今、雨が降ってますが後2ホールで終わりです。ええ、又後に電話します」


 手短に電話を済ませると携帯電話をズボンに仕舞い掛けた。


「ちょっと、宮沢君。今の? 携帯電話かね?」

「はい、そうですけど」

「ちょっと見せてくれないか?」

「ええ、どうぞ」


 そう言って昌人は携帯電話を相手の常務へ渡した。当時、まだまだ携帯電話は普及していなかった。有る事は有ったが、形は大きくて料金が高いのがネックとなっている。しかし、今昌人が持っている携帯電話はそれら市場に出回っている物よりはかなり小さく、性能も大きく上回っていた。相手の常務は珍しそうに見ている。


「宮沢君、ちょっと電話を掛けてもいいかな?」

「いいですよ、どうぞ」


 嬉そうに常務は電話を掛け始めた。


「もしもし、ワシだ。別に用事は無いが、チョットな。ああ、解っている。又な、じゃあ……」


 手短に電話を切ると、携帯電話を昌人へ返した。


「宮沢君、いいよこれ。声もしっかり聞こえるし、形もコンパクトだ。どこで売っているんだね? 私も欲しくなってしまったよ」

「実は、まだ市場に出てないんです。これは非売品で、我が社の関係開発部で造られたもので、今私がモニターしているんですよ。ちょうど此処のゴルフクラブの付近に、中継アンテナが設置されていますので、この携帯電話のテストも兼ねているんですよ。丁度、此処から見える山の中腹にアンテナが立っているのがご覧になれるでしょう?」

「おお、あれが中継局の電波塔か、随分立派じゃないか?」

「はい、我が社において、総力を挙げておりますので」

「そうか、まだ売ってないのか? でも素晴らしいじゃないか? それだけの技術が君の会社にあるなんて素晴らしいじゃないか」

「はい、ありがとうございます」


 雨を凌ぐ簡易ログハウスの中で、穏やかな雰囲気が流れた。相手先の感心を得て接待はかなり順調だった。


「あの~雨が小降りになったので、そろそろどうですか?」


 窓の外を気にしているキャディーが話し掛けてきた。その言葉に一斉にみんなが外を見た。雨は降っているが、かなり小降りになっている。雷の音も聞こえなくなった。いつまでも此処に居られない。後ろの組もそろそろやってくる。


「では、行きましょうか?」

「ああ、行こう」


 再び、ティーグラウンドに立ち、相手の常務とその部下が打った。ボールは緩やかな放物線を描きながら、二人ともショートホールのグリーンへナイス・オンしている。このホールは地面のかなりの高低差がある。いわゆるサービスホールでもある。ミスショットをしても、大抵ワンオンしてしまうぐらいサービス満点のホールだ。


 次は昌人の番だ。ティーグラウンドに立ち、クラブを振った。


【バシュ…】

「アッ……しまった。トップした」


 雨で濡れたグリップが滑り、昌人の打った球は低い弾道のまま、グリーン手前のカラーへ突き刺さる様な形で落ちると、まるでクッションを受けた様にボールは柔らかくバウンドし、グリーンへ乗った。その後ピンへ向かって真っ直ぐ転がり、カップへ吸い込まれる様に消えてしまった。


【カシャ~ン……コロン……】

「えっ、うそ?…ア、アッ~……やっちまったよー」


 昌人はひとりごちた。


 次に打つ、昌人の部下の木山が叫んだ。


「部長・これって、ホールインワンですよね。凄ごい~オレ初めて見ましたよ」

「君、宮沢君。やるじゃないか? ワシも初めて同伴者が出すのを見たよ。素晴らしいじゃないか? ワッハハハ」

「ハア………」


 ホールインワを間近で見る事が出来た同伴者達は、自分が出した事の様に喜んでいる。なかなか、この様な事はお目にかかれない。何万分の1の確率に等しく、ゴルフをする者であれば、一度は経験してみたい代物だ。しかし、昌人はそう思って居なかった。


 やっちまったよ、接待の時に……記念品と植樹。一体幾らお金が掛かるんだろうか? トホホ……と現実的な思いが頭の中をよぎっていった。


 滅多に起こらないこのホールインワン。これが出ると嬉しい反面非常に辛くなる。お金が高額に必要になる。このコースへ植樹をし、一緒に回った関係者へ記念品を贈らなければならない。又、飲み会パーティーを開かないとならない。一体誰がそんな事を決めたのか知らないが、暗黙のルールと成っているのが事実。だからゴルフはお金が掛かるのだ。


 この後、最終ホールで昌人は半分ヤケになっていた。相手の関心を十二分に得る事は出来たが、今後の事を考えると頭が重い。スコアは散々な結果となってしまった。


 それら全てを踏まえ、相手は充分満足していた。昌人の持っていた携帯電話の技術力を高く評価し、目前でホールインワンを見る事が出来たからだ。


 そして四人はクラブハウスへと引き上げていった。クラブハウスへ着くなり、みんなで風呂に入った。雨と汗で濡れた体を一刻も早く洗いたかった。


 しかし、風呂場で部下の木山の姿が無いのに昌人は気付いた。アイツ何処へ行ったんだろう?あいつも一緒に風呂へ入ればいいのに。


 風呂の中で相手と談笑し昌人は風呂を出た。更衣室で体を拭いていると、部下の木山が慌てて入って来た。


「なんだ、何処に行っていた?」

「ああ、部長。この後の料亭の確認をしに電話していたんです。ついでに、部長のお宅にも電話入れときましたから」

「そうか、家内はいたか?」

「いえ、留守の様でしたので、留守電にメッセージを入れておきました」

「ああ、すまんな。早くお前も風呂へ入ったらどうだ?」

「はい、これからすぐに……」


 昌人は着替え、ロビーで待っていると接待の相手がやって来た。


「いやぁ~宮沢君、今日は楽しかったよ」

「ありがとうございます。楽しんで頂いて、私共も光栄です。この後、お食事を用意しておりますので、そちらの方へ参りましょう」

「ああ、そうか。すまんな」


 風呂場の奥の方から慌てて木山が出てきた。本当に木山は風呂に入ったのか?早い。恐らく木山の事だから、湯船に浸かっただけだろう。あいつは結構気を遣いすぎる傾向にあるからな。暫くして、木山に車を回す様に促し、ゴルフ場を後にして料亭を目指した。


 料亭に着くと、酒が弾み昌人は家に電話をする事を忘れてしまった。帰りが遅くなる時はいつも家に電話していたが、なかなか電話するタイミングが掴めない。それだけ盛り上がっているからだ。


 不意にポケットの携帯電話に気が付き、トイレのついでに家に電話して、妻とやっと話が出来たのだった。



「……と言うのがお父さんの話よ。もう~心配して損しちゃったわ。胸騒ぎがしたのは、ホールインワンしたから、お金が掛かる。って事だったみたいね」

「アハハハ、もう~お母さんたら……でも、あの木山さんっていう人、凄っごいドジっていうか? 間抜けよね? 留守電にちゃんとメッセージを入れて置いてくれれば、こんな心配しなくても良かったのに……」

「そうね? 安心したら、何だかお腹が減っちゃったわ。みーちゃん、これから外食しない?」

「うん、行こう行こう」

「何、食べたい?」

「お肉食べたいなぁ~」

「じゃあ、お父さんも美味しい物を食べているみたいだから、私達も美味しい物を食べに行きましょう? 焼き肉、食べに行こうか?」

「賛成!お母さん、早く行こう」


 こうして私達親娘は、有りもしない心配を散々して心身共に疲れ、その疲れを癒すが為に焼肉屋へと目指して車を走らせた。


 外は小降りだが相変わらず雨が降っていた。


「アッ~今日は、疲れた~~」







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