Y田君
「何が出るんだ」
「早く、早く来てくれ!」
「鍵の開いたドアを押し開ける――なんと、そこに子作り妖怪Y田君がいた!」
オレンジ色の着物姿の落語家がはつらつとした声で叫んだ。「もう辞めろォ!」
にんまりする落語家。
とつぜんY田君があらわれて、
「なんてこというんだ!」背後からK平をどつく。「こっちは生活かかってんだ!!」
座布団から転落して倒れる落語家。
司会者がいう前に、Y田君はK平の座布団を全部持っていった。
どよめく会場。
ヤンヤの喝采。
大爆笑。
司会者がいった。「そりゃY田君怒りますよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます