黒い狂気
一人の男がいた。男は生まれてこの方目が見えず、知る世界は黒一色。
けれど、何故か母の姿だけは見えていた。奇跡だと母は言い、二人は神に感謝した。
ある日、偶然見つかった地下室から一人の男が発見され、母親が捕まった。明かりすら無い地下室の壁は、全て黒く塗られていたという。
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