第18話 未来

卒業式の後、教室に戻って担任の先生に挨拶をした。泣いてる生徒もいたが、私は卒業の寂しさより、これからの未来が楽しみでしょうがなかった。東京に行きバンドをやる。そしてプロになって全国ツアーでここに帰って来る。


自信と希望に満ち溢れた18才。

生徒手帳に未来の私宛にメモを書いた。


「これを読んでいる俺は何才になってますか。きっとツアーで県民ホールのライブを終えて、今日のライブは最高だったと思いながら、このメモを懐かしんでると思います。」

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