ダークさを演出するための狂気とかそういうものよりも、純粋にとてもとても強い想い、自分ではどうにもならない感情が描かれていて「そうです、こういうのが好きなんです! ありがとうございますっ!!」と低頭したくなる作品。物語は一人称なのに「この描写はよく考えるとこういう背景があるのでは?」「この人はきっと◯◯な人なんだろうな」と色々思い浮かんでしまうくらい、人物や出来事の掘り下げが深く、しかもさり気なく描かれています。それでも、良い所をただ一言で言うなら明路サン、最高です。