第4日目 その1 守るべきものの為に!

 4日目。バーソロミューは女もののブラジャーを手に、女もののパンツを被った状態で目を覚ました。

 置手紙があった。

 「ククククク。ビアトリスちゃん可愛いねぇ。淑女の下着はお好きですか? アーッヒャッヒャッヒャッ! 親愛なる怪盗Bより。」

 バーソロミューは急いで1階に降りると、ビアトリスが居ないことに気づいた。ビアトリスの置手紙がある。

 「淑女の邸宅に、下着を買って持っていきます。ビアトリスより。」

 バーソロミューは思った。淑女とビアトリスの身に、危険が迫っている!!

 バーソロミューは、たった一人、淑女の邸宅に向かった。



 邸宅に着いたのは昼だった。淑女が見当たらない。ビアトリスはもう邸宅の中だろうか。

 邸宅のリビングに向かうと、そこには置手紙があった。

 「親愛なる、バーソロミューさん。歓迎しますよ? 聞いてください。あなたがこの邸宅に着いた頃には、私はもはや胸をはだけさせていることでしょう。どうか手遅れになる前に、ストーカーを止めてください。」

 バーソロミューは黙って奥へと進んでいった。シャワー室に置手紙があった。

 「親愛なる、バーソロミューさん。聞いてください。シャワーを浴びて、そのまま奥の寝室まで来てください。私はあなたさまが助けに来るのを、全裸でお待ちしています。」

 「くそっ! 手遅れになる前に!!!」

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