第二十八話ー咲き乱れ月下美人


 横浜の地は、早くから貿易港として海外に開かれていた。

 六十年前。江戸を発端に日ノ本に、世界に溢れた怪夷から逃れる為、多くの人々がこの港から海へと逃れたという。


 日ノ本から怪夷の脅威が消え去り、江戸が東京と名を変えた今、横浜はかつての貿易港としての賑わいを取り戻している。


 そんな海の見える山の手のある料亭で、桜哉は母・菫に着付けを手伝って貰っていた。

 紺の生地に白い紫陽花が生える夏らしい振袖は、見た目には涼やかだが着ている側にとってはかなり暑くて窮屈だった。

 着物は嫌いではないが、普段西洋系の制服や洋服に慣れきってしまった身には少々息苦しい。袴だったら良かったのに。と桜哉は内心溜息を零していた。

 いつもは総髪に結あげている髪も、今はきちんと纏めて鼈甲とつまみ細工の簪が飾り立てている。


「よし。美人よ桜哉」


 おしろいを施し、紅を差し終えて菫は満足げに微笑んだ。その菫も今日は白地に紫の藤があしらわれた留袖を纏っていた。


「もうすぐお父様も来られるから。お相手とそのご両親は再程いらしたようだからご挨拶してくるわね。もう少し待っててね」


 椅子に座り桜哉は深く息を吐いた。お見合いは昼過ぎからだ。

 娘の支度を終えた菫は、一人控室を出ていく。その姿が見えなくなった途端、桜哉は大きな溜息を吐き出した。


「はあ…お見合いって結構大変なのね…」


 着付けが崩れないように脱力し、桜哉は部屋の外、山間の間に見える海を見つめた。


(伯父さま達は今頃仮眠して夜の任務に備えているんだろうなあ…)


 七海嬢囮作戦が開始されてから、特夷隊はほぼ無休で働いている。日中は休み、夜間に活動する昼夜逆転の生活は、それなりに心身に影響を及ぼす。いつ呼ばれるかも分からないので、夜の仮眠中ですらおちおち寝ていられない日々が二週間も続いていた。

 本来なら自分も休暇など取るべきではないのだが、一応人生の一大事。本人の意思とは関係なく周りが勝手に動いていた。


 再び溜息を吐いて窓の外を眺めていると、不意に障子戸が開いた。母が戻って来たのかと視線を向けた桜哉は、そこで思わず背筋を伸ばした。


 白い詰襟の軍服に金色のボタンが輝く。胸元にはこれまで獲得してきた徽章の色とりどりのリボンが並び、肩に施された階級章が目の前の人物が大佐であると物語っている。

 ワックスで固められた色素の薄い茶色の髪に透き通った灰色の瞳。

 精悍な顔つきの中年の男に桜哉は目を輝かせて椅子から勢いよく立ち上がった。


「お父様!」


「ああ、桜哉。見ない間にますます綺麗になったね…お母さんの若い頃にそっくりだ」

 淡々とした重低音の声音で声を掛けた男―六条直哉ろくじょうなおやは愛娘に微笑みかけた。


「ご無沙汰しております。お元気そうでなによりです」


 軍人である父に倣う形で桜哉は敬礼をする。そんな娘に六条は敬礼を解くように手で合図した。


「楽にして構わないよ。それに、桜哉は今は軍人じゃないだろう」

「とは言っても、軍みたいなものですよ。特夷隊は」

「大統領直属の私設部隊…当たらずも遠からずか…ふむ。義兄さんは元気にしているかな?」


 父親の問いに桜哉は頷く。元気と言えば真澄は元気だ。色々苦労の種は多いだろうが。

 桜哉の答えに六条は口元と目元を緩めて控えめに笑った。


「今日は急な話ですまなかったな。先方も普段は海の上だから、今回を逃すと次はいつになるやら」

「いえ、お父様のお立場もありますし…」

「しかし、今特夷隊は色々大変なんだろう?俺が知らないとでも思ったかな?」


 さっきまで仲間に対して申し訳ない気持ちだったのを見透かされたような気がして、桜哉はぐっと唾を飲み込んだ。お見合いに不満はないが、この窮屈な思いと一人だけ作戦に参加していない罪悪感を隠しての発言は父には通用しなかったようだ。


「…べ、別にお見合いに不満はないですよ…」


 視線を逸らし、何処か居心地の悪そうにしている娘を六条は目を見張って見つめてから、咳払いをした。


「すまない、そういう意味で言ったんじゃないよ…君達がどんな任務を遂行しているか、多少は耳に入っているから」

「お父様はやっぱり柏木大統領のご息女の一件はご存じなのですね」

「ああ、大きな声では言えないがね…」


 声量を落とし六条は茶目っ気たっぷりでウインクをする。普段、口数が少なく淡々としていて真面目なこの海軍将校は実はかなりユーモラスな人物である。


「ああ、先に言っておくが、別に今回のお見合い相手と無理に添い遂げようとは思わなくていい。桜哉が気に入ったのなら話を進めるし、お気に召さないならそれで構わない。俺の立場上、それなりに若者の世話はしなくてはならないだけだから。たまたま先方が桜哉との見合いを希望しただけで…」

「お父様に恥をかかせないよう努めます」


 背筋を伸ばし、軍人の娘らしい表情で桜哉は父である海軍将校を見据える。その真っ直ぐで整然とした視線に六条は深く頷いた。


「あ、もう来てたの?着いてたなら知らせてよ」


 再び控室に戻ってきた菫は部屋に自身の夫を見つけるなり、唇を尖らせた。


「すまない、ここにいると思ってね。菫、その留袖、良く似合っているよ。綺麗だ」

「え?ほんま?ふふ、今日の為に新潮したのよ」


 夫に褒められ菫は乙女のように頬を染めて破顔する。

 淡々としているが、意外にも情熱的な言葉がポンポンと出て来るのは、この父の意外な一面だ。

 さっきまでフグのようだった母がもう機嫌を直しているのを見て、桜哉は流石だなと内心感心した。


「さあ、先方も準備が出来たようだから、行きましょう」


 意気揚々と胸を張り、菫は一人で先に控室を出ていく。その姿を穏やかに見つめて六条は娘を気にしながら妻の後を追う。

 両親の後ろをついて控室をでながら桜哉は仲睦まじい両親の姿微笑ましく見つめた。



 会食を兼ねたお見合いは、桜哉が思っていた以上に長くかかった。


(悪い人じゃなかったんだけどなあ…)


 お見合い相手である当人はともかく、その両親、特に先方の父親の方が海軍とのコネを持ちたいのが見え見えだったのだ。

 息子の活躍や長所を語っていた時はまだよかったが、自身の経営する造船会社の話になった途端、話の相手は桜哉でなく、父である六条になっていた。

 当人である息子はと言えば、父親が熱く語るのを黙って聞いているだけで、桜哉に話しかける事も殆んどなく、何故自分をお見合いの相手に指名したのかよく分からなかった。


 会食を終え、当人同士の親睦を深めるべく、庭園で散歩をしてみたが、桜哉から話しかけるばかりでお見合い相手はずっと黙ったまま、特に何か聞いてくる事はなかった。

 無口で厳格なのは実父で慣れてはいるが、海外育ちで祖父も父も女性の扱いには長けている家庭環境で育った桜哉にとって、相手に物足りなさを感じていた。


 それと同時に、結婚するかもしれない異性と向かい合った事に、桜哉は妙な違和感を覚えたのである。


(…なんか、違う気がする…)


 結局、見合いの席が終わり控室に戻るなり桜哉は父である六条に断って欲しいと告げた。

 六条もそうなると予想していたのか、「先方には俺から丁寧に断っておくよ」とあっさり承諾してくれた。


 そして、両親との夕食を終えて着物を脱ぎ、朝着て来た洋服に着替えた桜哉は、両親を残して先に東京へと向かう汽車に飛び乗った。

 時刻は午後八時。東京まではおよそ一時間半ほど。

 最初の巡回には遅れてしまったが、この分だと今夜の任務には同行できそうだ。


 汽車に乗る前に一応真澄には連絡を入れて置いた。横浜でゆっくりして来ればいいとは言ってくれたが、そう出来る程桜哉はじっとしていられる質ではなかった。

 日が暮れて、家々の明かりが灯る中、汽車の車窓を桜哉は静かに見つめた。

 その最中、通信機に入った通信内容に桜哉は目を見張った。


(作戦が開始された…!急がなくちゃ)


 思いもよらないその知らせに桜哉ははやる気持ちを抑え込んだ。




 狼の怪夷の加勢によっていくらかはましになったが、状況は五分五分だった。


 七海を護りながらの攻防は、戦力を削られ、真澄と隼人の二人がかりで狐の怪夷と対峙しているが、素早く動く相手を捉えるのに苦戦していた。


 狼の怪夷を援護するように真澄と隼人は狐の怪夷に攻撃を仕掛けた。

 隼人が放った弾丸が、狐の怪夷の前脚部分に命中する。皮膚を引き裂く痛みに、狼の怪夷の首筋に噛み付いていた狐の怪夷は悲鳴を上げてのけぞると、狼の怪夷から数歩距離を取った。


 そこにすかさず真澄は軍刀を振り翳し、狐の怪夷に斬り掛かる。

 自身の足元で動き回る真澄と、それを援護するように銃弾を撃ち込んでくる隼人を狐の怪夷は前脚を振り翳し、標的を変更する。


(よし…!)


 誘導する形で真澄は狼の怪夷から狐の怪夷を離していく。真澄の意図に気づいたのか、狼の怪夷は咆哮を上げて鴉の怪夷との交戦に集中する。

 バサバサと羽ばたいて空中を舞う鴉の怪夷は下から果敢に爪を立ててくる狼の怪夷から逃れるように一度大きく舞い上がった。結界が張ってあり、飛行できる高さギリギリまで舞い上がった鴉の怪夷はまるで地上の様子を確認するように、見下ろすと、ある一点を目指して一気に滑空した。

 黒く光る嘴が標的に狙い定めたのは。


「七海ちゃん!危ないっ」


 頭上から滑空してきた鴉の怪夷から七海を庇うように抱き寄せる。無防備になった拓の背中を鴉の鋭い嘴が掠め、制服と皮膚を引き裂く。


「くっ」

「月代さんっ」

「大丈夫…」


 腕の中で悲鳴を上げる七海を安心させようと拓は顔を歪めながらも、常と変わらぬ笑みを浮かべる。


「このやろ」


 再び七海を狙うように滑空してくる鴉の怪夷に朝月は拓と七海を護る位置で、向かってきた嘴を鉄扇で弾き返す。だが、滑空時の勢いが強く、弾き返した時の振動に朝月はバランスを崩して倒れかけた。


 その隙を付く形で再び鴉の怪夷は三人目掛けて飛来する。

 拓と彼に庇われた七海に黒光る嘴の先端が迫る。

 迫りくる嘴の鋭利な先端が視界の向こうに迫った刹那、七海達と鴉の怪夷の間に黒銀の毛並が七海達の前に立ち塞がった。


「あ…っ」


 地上に迫った鴉の怪夷の矢じりの如き嘴を狼の怪夷は自身の肩で受け止める。

 嘴の突き刺さった毛並から漆黒の体液が迸り、雨となって七海達の前降り注ぐ。

 喉の奥を唸らせ、狼の怪夷はブンッと身体を振り、鴉の怪夷を上空へと吹き飛ばす。


「俺達を庇った…」


 狼の怪夷の思いもよらぬ行動に朝月は拓を介抱しながら困惑する。討伐対象である怪夷が自分達を護るなどあり得ない。


「……」


 朝月に寄り掛かりながら拓はチラリと七海を見遣る。そこには茫然と狼の怪夷を見上げる少女の姿がある。

 鴉の怪夷を一先ず退けた狼の怪夷は首を向け、チラリと自分を見上げてくる七海を見下ろした。


 澄んだ紅い双眸が、案じるかのような視線で自身を見上げる少女を見下ろす。

 七海もまた、自分を見下ろすその温かな視線を受け止めた。

 一瞬の時、七海と狼の怪夷は互いの存在を確認するように見つめ合い、七海は唇を動かして何事かを呟いた。


「朝月さんっ気を付けて!」


 後方で結界を張るのに尽力していた大翔の緊迫した声が、永遠にも似た一瞬から七海を現実へと引き戻す。


「七海ちゃん!」


 再び狙いを定めて鴉の怪夷が七海目掛けて滑空する。

 それを迎え撃つため、狼の怪夷が立ち塞がり、鋭利な先端が狼の怪夷を貫くように飛来する。



 ガキンっ。


 金属の甲高い音色が、緊迫した空気を打ち消していく。

 狼の怪夷に迫っていた鴉の漆黒の嘴は、二本の閃きによって弾かれた。


 後方の空中へ避けるように飛んだ鴉の怪夷は探るようにその場に留まり、新たに現れた人物達を伺った。


 中天へと動いた月明かりが、七海達の前に二つの影を照らし出す。

 一人は特夷隊の制服に身を包んだ、小柄な総髪の少女―桜哉。

 もう一人は自身の体格と同等の大きさを誇る大剣を携えた金髪の美女。


「貴方は…」


 突然自分と同じタイミングで現れた見知らぬ女性に桜哉は目を見張る。

 そんな桜哉に女性は優しく微笑んだ。


「皆さん、お待たせしました!」


 後方から響いた声に全員が視線を向ける。そこには大翔が張った結界の中に入ってくる鬼灯と南天の姿があった。


「彼女は我々の仲間です!鈴蘭、ここは任せますよ」


 鬼灯が仲間だという女性―鈴蘭に全員の視線が集中する。


「南天君達の仲間…?」

「説明はまた後程。今は目の前の敵を倒す事に集中しましょう。レディ、私と共闘して下さらないかしら?」


 豪奢な巻き毛をふわりと揺らす鈴蘭の誘いに、桜哉は咄嗟に周囲を見渡した。自分の仲間達は既に怪夷との戦闘で疲弊している。今この状況を乗り越えられるのは自分しかいない。


「はい、勿論です!」

「良いお返事ですわ。それでは」


 肩に担いだ大剣を構え鈴蘭は一歩前に踏み込むと、そのまま一気に鴉の怪夷目掛けて飛び出した。

 それに続く形で桜哉も鴉の怪夷に斬り掛かる。

 二つの刃が左右から迫り、鴉の怪夷はそれを振り払うように更に上空へ飛んでは羽をばたつかせ、風の刃を飛ばす。


 それを鈴蘭は大剣を横薙ぎに振り翳して相殺し、その隙を付いて桜哉は頭上に飛び上がって軍刀を振り下ろす。だが、一歩の所で飛距離が届かず、鴉の怪夷に攻撃がかわされてしまう。


「このっ」


 地面に着地し、再び飛び上がろうとした桜哉の横から、漆黒の風が吹き抜けた。

 それは、地面を強く蹴って飛び上がる狼の怪夷だった。

 地上に迫った瞬間を狙い、狼の怪夷は鴉より上に跳んでその背中を鋭い爪を立てた後ろ脚で叩き落した。


 地面に落とされる鴉の真上に狼の怪夷は全体重をかけて押しつぶした。

 地面の減り込むように押し付けられた鴉の怪夷が悲鳴のような鳴き声を零し、バタバタと羽をばたつかせる。

 その羽の付け根に食らいつき、狼の怪夷は容赦なくその羽を食いちぎった


「今ですわ」


 鈴蘭の合図を受け、桜哉は彼女に合わせて鴉の怪夷の前に駈け出した。

 桜哉の軍刀と鈴蘭の大剣が鴉の怪夷の額に突き刺さり、その奥にある核を砕く。バリンと高音を響かせて核が砕かれると、鴉の怪夷は黒い灰となって散っていった。

 鴉の怪夷が倒された事に、真澄と隼人が相手にしていた狐の怪夷は、悲痛な咆哮を迸らせると、真澄と隼人を二本の尾で弾き飛ばして駈け出した。

 仲間を倒された事への怒りからか、狐の怪夷は真っ直ぐに狼の怪夷と桜哉、鈴蘭へ向かって来る。


「怒りに我を忘れては、無防備ですわよ」


 クスリと微笑み鈴蘭は桜哉に目配せをする。それに頷いて桜哉は軍刀を構えた。

 突進してくる狐の怪夷を鈴蘭は真っ向から大剣を携えて前に出ると、その前脚目掛けて一閃を振り翳す。大剣の放った剣風が狐の怪夷の全身に裂傷を与える。

 思わぬ衝撃に吹き飛ばされた狐の怪夷は地面を滑り、結界の端まで追い詰められた。


 その時を待っていたかの如く桜哉は狐の怪夷の傍に駆け寄ると、上段に軍刀を構える。

 地面に倒れた狐の怪夷に迫った鈴蘭の大剣の刃が、その首を胴体から切り落とす。

 どす黒い体液が噴き出す中、桜哉は狐の怪夷の額に軍刀を突き刺した。

 核が砕かれ、狐の怪夷が絶命する。

 それを確認し、誰もが深い息をついた。


「あの、ありがとうございました」

「ふふ、気になさらないで。私はこの為に来ましたのよ」


 軍刀を鞘に納め、桜哉は鈴蘭に礼を言う。

 胸元に手を添え、鈴蘭は桜哉の礼を受けて朗らかに微笑んだ。

 戦闘は終了し、大翔の結界が解かれた途端、狼の怪夷は人知れずその場を去っていく。

 咄嗟に引き留めようとしたが、七海は去っていく狼の怪夷を見送った。




 戦闘が終了し、真澄は桜哉と共に七海を家に送り届けた。

 その帰り道。東の空は僅かに白み、夜明けの気配が漂い始めていた。


「すまなかったな。ゆっくりさせてやれなくて」


 詰め所への帰り道。真澄は隣を歩く桜哉に頭を下げた。


「いえ、むしろ作戦に参加できて良かったです。私だけ何もできないのはやっぱり嫌ですから」


 凛とした表情で桜哉自身の上司である真澄にきっぱりと言いきった。

 誰に似たんだろうなと内心苦笑しながら真澄はそれとなく話を持ち出した。


「お見合いはどうだった?」

「お相手の方は悪い人ではなかったんですけど…」


 昼間の事を思い出し桜哉は包み隠さず真澄にお見合いの様子を話す。


「だから父には断ってもらいました。私にはまだまだ結婚は早いです」

「そうか、まあ、桜哉が納得した人生を歩めればそれでいいと思う。きっと、菫も六条大佐もそう思っているさ」


 真澄の言葉に桜哉は返事をして笑顔を零す。

 姪の人生が明るいものである事を祈りながら真澄は、大統領府内の詰め所への道を歩いた。







******************



暁月:次回の『凍京怪夷事変』は…?


刹那:無事に仲間である鈴蘭を呼び寄せた南天と鬼灯。鈴蘭の登場は真澄達に重大な事実をもたらす事になり…


暁月:第二十九話「ベールの向こうに差した光り」次回もよろしくね!

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