第二章

第十話ー銀箭《ぎんせん》に遺した想いの雫




 地面に打ち付ける矢のような雨が、視界を白く染めていた。

 こんな日は部屋に籠ってのんびりしたいと思ってしまうのが人の常だが、真澄達特夷隊の面々に取って、その日は特別な日だった。

 朝から正装用の制服に身を包む真澄の姿に、南天はキョトンと首を傾げた。


「マスター、今日はいつもと服装が違います」


 只ならぬ雰囲気を感じたのか、南天は遠目に自分を見詰めてくる。

 そんな彼を肩越しに振り返り、真澄は肩を竦めた。


「今日は、法事があるんだよ。一周忌なんだ」


 きゅっと、ネクタイを締めながら真澄は泣きそうな顔で笑った。




 あの日も、同じように雨が降っていた。

 過去の出来事を思い出しながら、真澄はしとしとと降る雨音に合わせるように唱えられる読経に耳を傾けた。


 湿気った空気の中、白檀の薫りが御堂の中に充満し、故人を悼む。

 真澄の隣には、横一列に隼人、拓、朝月、大翔、桜哉の順に、特夷隊の面々が並んでいた。

 皆、真澄と同様に正装で、読経の中静かに正面の祭壇を見詰めていた。


 経を唱える僧侶の真後ろには、この法事の主催であり、故人の父親たる柏木がいる。

 大統領という国家に取って最も重要な人物である彼の身内の法事だが、そこに参列した者は、彼とその家族、そして真澄達特夷隊の隊員だけという静かな行事だった。


 厳かに執り行われるその祭事を、南天と鬼灯は離れた場所から見守っていた。

 まだ特夷隊に来て日の浅い彼等に取っては、今日の主役である故人の事は殆ど知らない。

 だからこそ、真澄も二人には参列を強制しなかった。


柏木海静.かしわぎかいせい..」


 不意に呟くように言った鬼灯に南天は首を傾げた。


「この法要で偲ばれている故人ですよ。柏木大統領の長男で、五年前、特夷隊が発足した初期のメンバーで、前副隊長です」

 鬼灯が話す説明に南天は静かに耳を傾ける。


「当時は最年少の17歳での抜粋で、なかなか優秀だったようですよ」

「...どうして、死んじゃったの?」

 南天の質問に、鬼灯は手帳を取り出してそこに書かれた情報を読み上げる。


「公には任務中に殉職とあります。怪夷との戦闘で命を落したのでしょう。詳しい状況までは調べきれませんでしたが」


「鬼灯にも分からない事あるんだ...」

 欄干に腕を乗せて寄り掛かりながら南天はぼんやりとそんな感想を口にした。


「まだ此方に来たばかりなので。何処にどんな資料があるか把握しきれていないだけですよ。大体、特夷隊に入隊してまだ三日しか経っていないですし...言って見れば私達は下っ端も同然ですよ。閲覧権限なんてたかが知れています」

 袖口で口許を隠し、眉を顰める鬼灯をチラリと見遣ってから、南天はまた祭壇と参列者の方へと視線を戻す。


「その彼の死も、怪夷が関わっているなら、何か関係あるかな?」

「どうでしょうね...少し調べて貰いましょうか。彼方ではどんな記録になっているか」

 意味深な鬼灯の言葉に、南天は溜息をつく。


「向こうと通信出来て、ボクとの通信出来なかったの可笑しいよ...」


 少し不機嫌な南天の様子に鬼灯は口許を袖で隠して苦笑する。

 普段、感情の起伏に乏しい彼が珍しく感情を露わにしている。

 此方に来る途中ではぐれ、一人でいた事が余程心細かったのか、それとも、与えられた任務そっちのけで姿を見せなかった自分に怒っているのか。

 真意は分からないが彼の様子が、鬼灯には喜ばしかった。


「ふふ、わたくしにも色々事情があったのですよ。なにせ、此方はわたくし達の原点ですからね」


「......」

 いつになく楽し気な同僚を横目に南天は一瞬だけ睨みつけた。


「兎に角、我々はドクターからの願いを遂行するのみです。いずれ、我々にも関わってくる事態ですからね」


「言われなくても、ボクはマスターの命令に従うのみ。早く契約もしないと...」

 ぽつりと、本音を零した南天の頭を、鬼灯は優しく撫でた。





 焼香を済ませ、読経が終ると、参列者は会食の為に寺の中の控室へと移った。


「九頭竜の小父様」


「ああ、七海ちゃん。大きくなったな」


 声を掛けられ振り返ると、そこには女学校のセーラー服を身に着けた少女が立っていた。幼馴染である柏木に良く似た風貌の少女は、真澄に親し気に笑いかけ、礼儀正しく頭を垂れた。

 腰まである長い総髪が顔を上げて優雅に揺れる。


「ご無沙汰しております。今日は、ご参列ありがとうございました」


「ご丁寧にどうも。こちらこそ、参列させてもらってありがとう。他の隊員はともかく、俺は海静君を偲ぶ資格がないと思っているから」


「あの、兄もきっと喜んでいると思います。私は、あれは仕方のないことだって、軍人は命を懸けて国を護るのが当たり前だって分かってますから」

 顔を曇らせる真澄を、少女ー柏木七海は真っ直ぐに見上げて微笑んだ。


「そう言って貰えると救われる」


「そうだぞ九頭竜君、今更うじうじ考えるな」


 ずいっと、娘の後ろからいつもと変わらぬ調子で現れた柏木に、真澄はげんなりと肩を落す。


「お前は...自分の息子の法事だぞ...よくそんな気楽だな」


 溜息をつく真澄に柏木は心外だとばかりに反論を始めた。


「私とて、自分の息子の死を悼んでいない訳じゃない。ただ、アイツは国を護って立派に散った。それは国防に携わる者の本望だ。お前だってそうだろう」


「けど、彼はまだ22歳だった。散るにはあまりにも」


「散るのに年齢は関係ない。今この瞬間にも儚い命が散っているのが現実だ。お前がアレの事を悼んでくれるのは親として嬉しい。だが、アレが死んだのはお前のせいではない。運が悪かった。私はそう思っているよ」


「柏木...」


「それに、柏木家の跡取りは七海がいる。この子も海静が特夷隊になったのと同じ17歳になった。来年は女学校を卒業して大学に進学する。未来の大統領候補も夢じゃないぞ」


 娘の肩を叩く父親の様子に真澄は当惑する。

 七海も困った顔で実父を見上げてから、真澄に苦笑いを向けた。


「そういえば、この後会わせてくれるのだろう?先日話ていた二人に」


 不意に話題が変わった事に真澄は普段の特夷隊隊長の顔で頷いた。


「法事は当事者ではないから参加は見送ったが、ここには呼んでいるよ。昼食の後でいいんだろう?」


「ああ、住職に部屋を一つ用意してもらったから、そこでな。その二人にも弁当は届けさせる」


「お父様、特夷隊に新しい人が入ったのですか?」


 父親とその親友の会話を来ていた七海は興味深そうに訊ねた。


「そうだ。九頭竜君と東雲君が拾ってきたらしい。なかなかの即戦力だそうだ」

「拾って来たって...まるで犬猫のような...」

「実際、一人は猫みたいだし、一人は犬みたいだぞ」

 苦笑をする真澄に、七海は瞳を輝かせた。


「私も会ってみたいです。歳の近い桜哉さんや大翔さんのように仲良くしてくれるかな」

 新たな隊員を想像しながら七海は頬に手を当てて笑う。


「いずれ七海ちゃんにも紹介するよ。どっちも変な奴だけどな」


「でも、小父様やお父様が認めた相手なら、きっと優秀な方達なのでしょう。楽しみにしていますね」


 女学生らしく上品なお辞儀をして、七海は父親とその親友を残して先に食事会場へと駆けていった。


「そうか...もう17か...奥方に似て美人になったな」


「なんだ九頭竜君、うちの七海に気があるのか?それなら私を倒してからにしたまえよ」

 肩を揺らして笑う柏木を、真澄は睨みつける。


「馬鹿、娘くらい歳の離れたお嬢さんに色目なんか使うか。生まれた時から知っている子を嫁になんか貰えねえよ」


「ははは、つまらんなあ。お前にお義父さんって呼ばれるのを折角想像したのに」


「...それ、何処まで本気だよ...」

 がくりと肩を落して消沈する真澄を、柏木はニヤリと口端を吊り上げた。


「ま、まだ七海は嫁にはやらないがな」

 胸を張って進言する柏木の様子に真澄は溜息を付いた。


「お前だって、あの位だっただろ。奥方と所帯持ったの」

「早苗とは許嫁同士だったからな」


「陸軍幼年学校を卒業して直ぐだったか。こっちが欧羅巴で苦労している間にさっさと結婚しやがって」

「別に普通だろ。四十になっても恋人すらいないお前の方が私は心配だな」

 ポンと肩を叩かれ真澄は、ぶすりと眉を寄せる。


「どうせ御方様からも同じ事言われているんだろう?早く安心させてやれ」


「別に俺一人結婚しなくても、九頭竜家はどうにかなってる。そりゃ、恋人くらいは欲しいが今更結婚なんて身が重いだけだ」


「独身貴族め...老後に寂しくても知らないぞ」


 肩を竦め、食事会場の方へ柏木は歩き出す。 その後ろを真澄もついて行く。

 ふと、真澄はここにはいないもう一人の幼馴染で親友である男の事を思い出した。

 この場に、彼がいたらどんな会話を繰り広げただろう。

 柏木と共に自分をからかったか。

 それとも、同情を寄せたかもしれない。


 あれから五年。

 手掛かりすら見つからない雪之丞は、何処にいるのか。

 死んでいるのか、生きているのか。それすら分からない状況の中、時間だけが過ぎていく。

 自分の指の間から、親しい人が零れ落ちる現実に真澄は唇を噛み締めた。



 昼食を済ませ、真澄は隼人に残りの隊員を詰め所に返して通常業務に当たるよう指示を出して見送った。


「南天、鬼灯、お前達は俺と一緒に大統領と面会だ」


 別室で二人だけで昼食を取っていた南天と鬼灯を呼び寄せた真澄は、そう二人に告げた。

 事前に聞かされていた事だったが、二人の間に少しだけ緊張が走る。


「俺の幼馴染で親友ではあるが、一応この国の偉い人だからな。粗相のないように」


「はい、心得ていますよ」


 着物の袖口で口許を隠して鬼灯はニコリと笑う。

 その横で南天も静かに頷いた。


「よし」

 二人を伴い、真澄は寺の中にある一室の前で声を掛けた。


「失礼します」


 障子戸を引いて真澄は一礼してから室内に入る。

 畳の敷かれた部屋に、紫檀のデスクが置かれたその場所で、柏木は真澄と彼に従って入って来た二人を出迎えた。


「ご苦労だったな九頭竜隊長。その二人が例のか?」


 真澄の後ろに並ぶ銀髪に紅玉の瞳の小柄な美少年と、銀灰色の緩い癖のある長い髪に紅梅色の瞳の青年に視線を向ける。

 肩越しに合図をされ、前にでるよう促されて、南天と鬼灯は真澄の前に進み出た。


「お初に御目に掛かります、柏木大統領閣下。わたくしは、鬼灯、こちらは南天と申します」


 いつものしなやかな物腰とは裏腹な、軍人然とした姿勢で、鬼灯は南天と共に柏木に敬礼する。


「九頭竜隊長から話は聞いている。君達は我々に協力する為にやってきたと。見た所軍人とは思えないが、所属は何処だ?」


「大変申し訳ありませんが、今はまだお答えする事は出来ません。時が来たら、いずれお話させて頂きます」

 堂々と大統領相手に進言する鬼灯に柏木は関心を寄せた。


「所属も目的も隠した怪しい存在をそう簡単に使うと本気で思っているのか?」


「少なくとも、我々は貴方方の敵ではありません。怪夷討伐の為に死力を尽くします。必ずお役に立ちますよ」


 カマをかける柏木の問い掛けに鬼灯は笑みを崩さずに応じる。

 柏木も鬼灯も表面は笑みを浮かべているが、目は全く笑っていなかった。

 それは、情報士官同士の駆け引きの様で真澄は内心ヒヤリとした。

 腹の探り合いをしている柏木と鬼灯の横で黙ったままの南天が、微妙な空気を強調している。


「その鬼灯とか南天というのは、本名ではないな?」

「さあ、どうでしょう?ご想像にお任せ致します」


「お前達が実は敵国のスパイで、いずれ裏切る可能性も否定できないな」

「もしそうだとしたら、ここまで売り込みはしないと思いますが」


 互いに笑みを崩さぬまま柏木と鬼灯の互いを挑発しているかのような会話が繰り広げられた。


「...面白い奴等だな。一人はよく喋るし、もう一人は全く喋らないときた」


 鬼灯に向けていた視線を南天に向けて、柏木は肩を竦めて腰掛けていた椅子に背中を預けた。

 鬼灯と自分の話を無言で聞いている南天を柏木は静かに見据えた。


「......」


 南天も自分を見据えて来る柏木の視線を静かに受け止める。

 魚すらいない湖面を思わせるその澄んだ瞳を柏木はしげしげと眺めてから、全身に目線を移した。


「...噂には聞いていたが、絶世の美少年だな。ずっと黙っているのは何故だね?」


 唐突に話を振られて南天はハッと柏木を凝視する。


「彼は口下手なので、交渉や説明はわたくしに任されています」


「今は君に聞いていない。南天君と言ったか。君が最初に九頭竜隊長の下にやってきた目的はなんだ?」


 問いかけられ、南天はチラッと隣に立つ鬼灯を見る。

 小さく溜息を付いた鬼灯を確認して南天は静かに唇を開いた。


「...ボクは、マスターを助ける為に来ただけです。怪夷を倒すにはボク達の力が必要だと言われたので」


「怪夷の倒し方を知っていたと報告は受けている。その技術、何処で身に着けた?」


「...それは...今はまだ話せません」


「そこの優男と同じ事をいうか...相当な訓練は受けている様だな」


 いつのまにか姿勢を崩し、紫檀のデスクに頬杖をついた

 ほぼ同じ事を話す鬼灯と南天。

 彼等が敵ではないのは理解していたが、こうも隠し通されるとますます興味が湧いた。


(それに...)


 チラリと、柏木は南天を盗み見るように視線を流す。

 浮世離れした容姿であるのに、鬼灯と話ている時は全く視界に入らなかった。

 気配を消しているとも違う、周囲に溶け込んでいた存在。


(面白そうだな)


 唇の端を吊り上げ、柏木は後方に控えている真澄に視線を送る。

 それに、真澄は肩を竦めながら頷いた。


「色々気になる事はあるが...まあ良いだろう。お前達を私の部隊の一員として雇ってやる」

「ありがとうございます」


 ニコリと、胸元に手を添えて鬼灯は頭を垂れる。南天も深く頭を下げた。


「この国の為に励めよ。九頭竜隊長、彼等の事は君に一任する」

「承知致しました」

 上官へ敬礼をして真澄は背筋を正して応答した。


「時間を取らせてすまなかったな。もう下がっていいぞ。九頭竜君は残ってくれ、少し話がある」


「それでは、我々は失礼します」


 鬼灯に促され、南天はチラリと真澄を見遣ってから、静かに部屋を出た行った。

 南天と鬼灯が部屋を出てから、真澄は思わず深い溜息を零した。


「柏木...お前な」


「そう怒るなよ。ちょっと昔を思い出しただけだ。外交官時代の血が疼いたよ」


 くつくつと喉を鳴らし、普段の調子を戻した柏木に、真澄はがくりと肩を落す。


「それにしても、噂通り面白い奴等だったな。次は怪夷と戦っている様子を見たいものだ」


「仮にも大統領が何言ってんだよ。自分から危険に首突っ込むな」

 憮然とした真澄に窘められ柏木は、まあまあと手を振る。


「それにしても鬼灯はともかく、あの南天とかいう美少年。少し気になる。何処かで会った事があるような」


「そうなのか?」

 唐突な柏木に発言に、真澄は眉を顰めた。


「確かな記憶じゃないがな」

「調べてくれるんだろ?」


「私から言った事だしな...もう少し待ってろ。その間、お前は二人の行動に目を光らせて置けよ。何か動きがあったら報せてくれ」


 柏木からの要請に真澄は敬礼で応答した。


「...息子を失った日に、息子くらいの年齢の奴等に出逢うとは予想外だったな...これもアイツの導きか」


「だとしたら、相当お前息子から心配されてるな」


「全く、子供が親の心配をするなんて百年早い...それとも、死ぬとそんな事は関係なくなるのか?」


 椅子に深く身を預け、天井を見上げた柏木は喉を鳴らす。

 公務を行う、普段の大統領らしい不遜な表情は今はなりを顰めている。

 今、真澄の目の前にいるのは、彼が昔から良く知る一人の男だ。


「...意外と早いものだな...一年が過ぎるのは」


 窓の外を眺め、柏木は銀色に光って雨が降りしきる庭に想いを馳せた。




 大統領・柏木静郎との面会を終えて部屋を出て暫くして、鬼灯は南天に話しかけた。


「貴方、寝ていたでしょう」

「寝てた...」


 柏木が話しかけるまで直立不動で、話すらしなかった南天の様子に気付いていた鬼灯は、思わず苦笑した。


「相変わらず、図太いというか、肝が据わっているというか...」

「鬼灯だって、楽しそうだったじゃん」


 チラリと、柏木と駆け引きに興じた鬼灯を南天は見据える。

 ぼろが出ないかひやひやしたのは、どうやらお互い様らしい。


「さて、これで晴れて我々は特夷隊の一員です。ようやく動き出せますね。貴方はこの先の仲間の為に我々が有能だと実戦で示して下さい。その間にわたくしは彼等を呼ぶ為のスポットを捜します」


「了解」


 短く答えて南天は、チラリと寺の中庭に視線を向けた。

 先程よりも雨脚の強くなった外は、まるで嘆くように世界を濡らしていた。




*************


次回予告


弦月:さてさて、次回の『凍京怪夷事変』は!


刹那:それは、過去の起きた悲劇の事実。真澄達の中に深く刻まれた古傷が今、紐解かれる。


弦月:第十一話『遠き日の幻影』ご期待、ご期待~!







 

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