第15話 夜勤明け

「ただいま〜」

 あぁ、ちょっと感動かも。

 自分の家へ、ただいまって帰るなんて。


「おかえ......」

 そこに愛しい人がいるから。

 返事の途中で唇を奪う。

 そしてそのままベッドへ押し倒す。


「ちょっと、ひーちゃん。いきなり? 少し休んだら? 疲れたでしょ」

「休んだら寝ちゃう自信あるもん」

 服を脱がせながら、自信満々に言う。

「だったら寝てからでも......」

「あんな事しといてよく言うね、それに......眠いとエッチな気分にならない?」

 耳元で囁きつつ、ペロリと舐める。

「アン......なるかも」

「でしょ?」


 ちーちゃんの胸元に顔を埋める。程よい膨らみと温度が心地よくて、あぁ幸せだ、やばい寝ちゃうかも。

 手を下へ滑らせると。

「もう濡れてんじゃん、もしかして一人でしてた?」

「えっ、違っ」

 愛液を掬って敏感な蕾に擦りつける。

「ほんとの事言わないとやめちゃうよ? 誰の事考えながらしてたの?」

「んっ...ひーちゃん」

「だったら、許す」


 体を下へずらして膝を立ててその中に入る。ほんとは全身舐め尽くしたいところだけど、今日は睡魔との時間の勝負だから。ちーちゃんの1番感じる場所へ口づける。


「ひゃっ、ひーちゃん、そこダメ......っはん......きもちいぃ」

 ちーちゃんの喘ぐ声も好きで、もっと聞きたくなる。舐めながら、ゆっくり指を中へ沈め動かす。

「あぁぁっ...ひーちゃんもっと......めちゃくちゃにして...あっ..んっ」

 指を増やし徐々に動きも速める。もう片方の手の平はおっぱいを揉みしだき、口では蕾を舐め上げたり吸い上げたり。

 ちーちゃんの声が一段と高まって、身体が震えた。


 ガバッと抱きしめて余韻を感じる。

 半分意識が薄れる中、ちーちゃん好き。と声に出す。

「私も大好きだよ」

 と、聞こえたような気がしたけれど、応えるまもなく睡魔に引きずり込まれていった。

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