第24杯 温度差 上

 私はカフェに彼氏を呼び出して、別れてほしいと告げた。

 彼は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。

 それもそうだ、彼は悪くない。悪いのは私。

 ……他に好きな人ができたのだ。

 独り善がりなのは分かってる。

 足早に私はカフェを後にした。

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