第22杯 会話
父と会話がなかった。
父は寡黙で忙しく接点は朝食だけだった。
父は必ず珈琲を飲む。
少しでも関わりが欲しくて僕も珈琲を飲む様になった。
だからといって会話がある訳ではない。
ある日のこと。
珈琲を飲んで僕は違和感を覚えた。
向かいの父と目が合う。
そして二人口を揃えて言った。
「母さん豆変えた?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます