第21杯 悩み

 私はある喫茶店で珈琲を振る舞っている。

 そんな私の悩み。それは特別常連ではないお客様に「いつもの」とオーダーされた時の対応だ。

 素直に分かり兼ねると言うべきか、しかしお客様の機嫌を損ねてしまう気もする……

 だから私は決まって無難なブレンドコーヒーを提供している。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る