左1 03
暗雲のジョーカー
少女は何故か常に誰かに襲われかけ、つけまとわれた。
彼はそんな危険な道中で知る事になる。
その少女には特別な力があるらしい、と言う事に。
滅びかけた世界を救う為の、夢の様な力。
その力を求めて、人々は少女を追い掛け回していたらしい。
追手の数は増える一方だった。
その内に少女は、人攫いに捕まってしまう。
「あの少女は高額な商品として、売りつける事が出来る」
その者達はたくさんの人間が少女を求めていると知って、その少女を商品として扱っていた。
彼は時間をかけて少女を探し出した。
人攫いのアジトに乗り込んで、救い出す。
記憶を失っている少女は、当然のことながらなぜ自分がそんな目に合うのか分からなかった。
自分が世界にとってどういう存在なのか分からかったのだ。
彼は得た情報を少女には話さない。
うまく答えを教えるすべを持たなかったからだ。
彼は少女の疑問に言葉を返す事が出来なかった。
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