第30話王都に帰還
オリハルコンを手に入れた。
その情報は王都に大混乱をもたらした。
何しろ伝説の鉱石って言われているので、
商人に貴族が騒ぐ騒ぐ、
別に隠すことなく、雷鳴山に
オリハルコンゴーレムがいたと
報告しているのでハンターギルドに
雷鳴山への依頼が殺到してるらしい。
自己責任で頑張って欲しい。
「はぁ、オリハルコンのゴタゴタのせいで
ゴートン辺境伯領に行くのが、夏休みに
なった」
そう、俺を含め奥さんズのテンションが低い
雷鳴山の素材を買い取りたいだ。ってくる
奴らが多くて、対応が必要になった結果
辺境伯領に行ったら
学園の入学式に間に合わなくなってしまう
自体になってしまった。
「辺境伯は仕方ないって言ってくれたけど
申し訳なかったなー」
まあ美味しい果物や魚が食べれなかったのが
テンションが下がっている1番の原因だろう。
それに
「男爵なんだから、屋敷を買わなきゃか」
面倒臭い、凄い面倒臭い。
メイドさんとかは、王城でシアをお世話してくれてる人が着いてきてくれるらしい。
「すぐに終わるから、我慢してくれ」
シアに引きずられ不動産に向かう
「シア以外皆断るとは」
不動産行くけどついてくる人って聞いたら
皆行かないって言って、ついてこなかった
「さすがに、対応に疲れたんだろう。
その意味では学園なら直接来ることは無いから、楽だな」
成程、学園は基本許可の出た人しか入れないし、貴族や商人に囲まれることもないか
「ついたここだぞ」
不動産に着いたみたいだ。長居はしたくない
即決で決めちゃおう。ボロくても自分で直す
「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
そう言って奥に案内される。
お茶など色々出してくれるが。
そんな時間かけるつもり無いから、
大丈夫だよと思いながら話を聞く
「今回は男爵家に相応しい屋敷をという事でしたのでまず、おすすめのものを2件紹介させて頂きます。」
そう言って5000万の屋敷と1000万の屋敷を紹介してくれる。
「じゃあ5000万の屋敷買うから、はい
5000万」
机の上にぼんとお金を出す。
「内見とかは宜しいのでしょうか?」
「おすすめなんだろう?
それを信用してるから。問題ない
早く準備してくれ。」
もうお金は出してる訳だし。と机の上を見る
その後、超速急で用意をしてもらい
店を出ていく。
馬車に乗って
「終わったー、長かった。」
シアは呆れた顔でこっちを見てる。
「あれで長いとか何を言ってるんだ、」
「王都の屋敷とかいる時間ないだろって
思ってるし、住むようになったとして
3年後?」
絶対まだ要らない買い物である。
貴族だからないといけない、ってだけで買ったものだ。
「じゃあ、1000万の方で良かったんじゃないか?」
「本当にそっち選んでたら、
シアキレてたでしょ」
笑顔で頷くシア
「だが5000万の必要は無かったぞ」
言いたいことはわかる
「まあ、最初から買えない
もしくは買わないだろうと思って話しただろうからな。あの後3つ目に中間の値段の屋敷が出てきて、実はそれがおすすめなんだろ」
日本でもあった気がする。記憶の片隅に
存在した。
「わかってたのか、それを待つのも面倒臭かったのか?」
それもあるがそれだけじゃない。
「最初から、メルに調べさせてどこを紹介してくるかは、知ってたし、
屋敷も確認済みだったからな。
紹介予定の2500万の屋敷、
微妙だったんだよね、
1000万は論外だった、完全に俺の事成り上がりだからって舐めてたね」
そこまで聞いてシアがため息をつく
「そこまでちゃんと調べてたのか、
ご愁傷さまだな不動産は」
「流石に、面倒臭いからって、調べもせずに大金出さないよ。」
「正直安心した。」
だろうな、面倒臭いからって、適当に大金使う旦那とか最悪だろう。
「1回帰って、みんな連れていこうか」
「それがいいだろうな」
という訳で皆乗せて来た訳ですが。
「魔道具とか、揃ってるけど、ヒロが作ってるやつの方が、全部性能良いよね?」
その通りである。
「全部作り直すし、新しく作ったりするよ
クーラーは既に作ってあるから。
まず、セキュリティ系の魔道具から作ってくから。」
結界を張る魔道具などを作ってく
その間に、ここを買うと決めていたので。
先に買っておいた家具が到着し
設置して貰い。メイドさんも到着して
魔道具の説明をする。
説明する度に、こんな魔道具が!となるので
結構時間がかかった。
今は夕飯の準備などをしてくれている。
用意が出来ました。という事なので
食堂に集まった。
持ってた食材適当に渡したから凄い豪華である。
「じゃあ、家主から一言頼むぞ、」
やっぱりそういうのあるの
「色々ありましたが、王都の貴族街に屋敷を構えることが出来ました。まあ、どれだけ
この屋敷にいるかは、分からないけど
乾杯」
みんなで乾杯をしてご飯を食べ始める。
「魔道具もいっぱい作って住みやすくしたのに、寮生活に戻るとはなんか複雑だよ」
それは思うが仕方ないだろう。
「それに、卒業したら、直ぐに領地を割り振られると思いますので。本当にこの家を
どれだけ使うか、って感じですね
それが貴族なのですが」
大変だなー貴族って、
「1番は、ご主人様学校に行く必要あるんですか?」
それ聞いちゃう?
「経験者の話とか為になるものが全くない
訳じゃないと思うよ」
ほぼ要らない、と言ってるようなものだ。
経験者だってソフィアさんたちいるし
「だとしても、3年は無駄ですね。」
はっきりいいやがった。
「貴族の会議でも、その意見は多かった
みたいだぞ。」
「学校生活ってそれでしか出来ないイベントが、あったりするでしょ?
それを楽しむために行くんだよ」
全員が学ぶ気ないなって顔になる。
「だが、最低でも、学園に席を置いた状態にはなると思うぞ」
国からしたら学生でいてくれないと困る何かがあると
「各国の学生対抗戦とかあるからな。
ヒロに出てもらえなくなってしまう」
成程、そういう事か。
「そこら辺はなるようになるでしょ、
ご飯冷めないうちに食べちゃおう」
結局、学園に居るのは最低限で国中回ることになるのかな?とか考えつつ夕食を食べる
一同であった
読んでいただきありがとうございます。
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