第28話雷鳴山その2
明るくなって来たぐらいから行動を始める。
消化のいい軽い朝食をとったあと。
山を目指し森を進んでいく。
何か面白いものが居ないかなと探知をしているとオーガが単体で突っ込んでくる。
好戦的と聞いてはいたが、突っ込んでくるとは、
「オーガ単体、あと10秒程で接敵
せっかくだから、近衛騎士の人達で倒してもらおう」
新人たちは驚いていたが、昨日教えてあげた人だけ、待ってましたって顔をしている。
オーガが接敵した瞬間近づいていき剣で斬りにいった、同僚の昨日とは違いすぎる。
動きに驚きすぎて動きが止まってしまってる。
ディルムさんに声をかけられ、正気に戻り
オーガに向かっていく。
時間が少しかかったが、
特に怪我すること無く、倒しきる。
「魔装も使えてるし。流石近衛騎士」
同僚にすごい質問されてるが。
他の人も使えるようになるだろう。
「見張りの間に教えてたのね。
ちゃんと見張りもしてたの?」
ソフィアさんに質問される。
「それはもちろん、魔装が使えないと
ついてくるのきつそうだったし」
それならいいわとソフィアさんは
離れていった。
そのまま歩いていると気になる反応を見つける。
「面白そうなのがいるな。」
その方向に向かっていると
不自然に草1本も生えてない、はげた土地
にたどりつく
「皆は入って来ないで待っててね」
わざと音を立てる様に歩いていると
地面から振動がし始める。
そして巨大なワームが大口を開けて地面から出てきたら
余裕でかわし剣で真っ二つにしようと思ったら。地面から土の槍が生えてきて
避けることはできたが、その隙に地面に
潜られてしまった。
潜ってる間は魔眼で見ることできないし。
弱点のひとつなのだが直接見てないと
能力が発動しない。
「それに、以外に知能がある」
顔を出すと、危険と直ぐに察知して地中から
土魔法で攻撃してくる。
「一本釣りにするか。」
地中だとしても探知はできる。
地上に近づいた時を狙って黒血で銛を作って
ワームに打ち込む、
成功したが地中深くに逃げようとしたので
こっちも空に飛んで引っ張り出そうとする。
「以外に力強いな、でも逃がさん
出てこい」
何とかパワーで勝ち地中から引きずり出す。
潜られるとやっかいなのでサクッとトドメをさす。
皆が近づいて来た
「でかいワームじゃな、弾力のある肉で
酒にあうんじゃ」
まじか、売らないで取っておこう。
〜〜〜〜〜〜
「何ですか!あのサイズのワーム」
「私も初めて見た。1人で倒してしまうとは」
「オーガを5人で無傷で倒してちょっと
調子に乗ってました」
「魔装を覚えて、ついていけると思ったんですけど。アレは無理です。」
少し取り戻した自信が早くも粉々になっていた。
「お前たちまだ森なんだぞ、目的地は山だ
これからどんどん強くなるぞ、俺たちに出来ることをする。まず魔装の習得だ。覚えてたやつは精度の向上を目指すぞ」
「「「「はい!」」」」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「近衛の皆も楽しそうだねー」
頑張って強くなってくれ
「本当に楽しんでるように見えるなら、
私の目を見てもう1回言ってみなさい」
ソフィアさんに言われ 、目を逸らす。
「まだ人の心は残ってるのね。」
酷い言いぐさだ。
「取り敢えずでオーガと戦わせる
やつが何言ってるの
cランクダンジョンの10階辺りで出てくる
敵よ」
そうだったのか、最近思ったが
敵の強さが分かりずらい
とワームを出したまま話していると、
団体で近づいてくる。反応を感知する。
「鳥って、こういうミミズみたいなの好きそうだもんな、」
「クワァー」
グリフォンが群れで襲いかかってきた。
ワームを奪うため上空から風魔法で攻撃してくる。
「俺から食べ物を奪おうとは、いい度胸だ
飛べるのがお前らだけだと思うなよだけと思うなよ、叩き落とすから、みんなで倒して」
それだけ言ってグリフォンの飛ぶ高度まで
飛んでいく。
片っ端から地面にたたき落としていく。
すると、反撃してくる個体がいる
「一回り大きいな、上位種か?
群れのリーダーってとこか」
流石生まれながらに翼を持っていて
飛んで来たんだろう。
1か月前から生えてきた俺より飛ぶのが
上手い
「拉致があかない、かと言ってあんまり
傷もつけたくないしなー」
考えていると
下からレイナが飛んできた。
「風魔法で動きを阻害するから、その隙に倒して」
ちょうど良かった。
レイナが動きの阻害だけに全力で魔法を使い
見事動きを止める。
その隙に倒すことに成功した。
「上手くいったね。」
「そうだな、ありがとう助かった。」
下に降りると。
「ソフィアさんのテンションが高い」
まあ、グリフォン素材として価値高いだろうしな。
「ヒロ早くアイテムボックスに全部しないなさい。グリフォンがこんなに、
使いたい放題よ」
やばいなキャラ崩壊がすごい、深く突っ込まない方が良いだろう。火傷する。
「食材になる魔物だったらヒロも同じよう
なもんだぞ」
シアに指摘されてしまう。
でも美味しいものって重要だと思うんです。
ソフィアさんが正気に戻るのを待ち
魔物を倒しながら進みやっと山の麓まで到着する。
「麓まで着いたな」
「でも登るのは明日からの方が良さそうね
もう日も落ちかけてるし。それに」
そう前に雷を纏った大きな虎が佇んでいる。
森に入ってから戦った魔物の中で
間違いなくこいつがいちばん強い。
誰が相手しようか考えていると
「私にやらせてくれないか。」
シアが立候補してくる。
ほかもシアがしたいならって感じなので
「じゃあシア任せた。」
「ありがとう。私も強くなってるんだ
〈風神〉」
前は風装って言ってたけど強化版か
見ていると、シアが消えた。と思ったら
雷虎の後ろで倒れていた。
「シア!!」
焦って近づこうとすると
「焦らなくて、大丈夫だ、風神の
制御が甘くて、上手く止まれなかっただけだ魔物は倒したぞ。」
シアが立ち上がり雷虎に近づいて頭を
つつくとポロッと頭が落ちた。
まじで何も見えなかった。
反応を見る限り他も見えてなかったみたいだ。
「シア凄かったぞ、本当に見えなかった。」
そう言うと嬉しそうに返事をしてくれる。
今日はその場で野営となった。
読んでいただきありがとうございます。
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