第25話 装備を新しくしよう、また訓練です。
部屋につくとソフィアさんは既に居て準備も終わってるようだ。
「おはよう、ヒロすごい顔だけどどうしたの?」
ソフィアさんだし正直に言ってしまおう
「朝から神界に呼び出されて、訓練と称して、神様にボコボコにされてました。」
それを聞いたソフィアの顔が、真顔になった
「もう、突っ込まないわよ」
驚きもしないし、否定もしない。
ソフィアさんもだいぶ慣れてしまった。
ちょっと寂しい。
「ソフィアさんもパーティーメンバーと
神の訓練受けます?多分許可出ますよ。
攻略して欲しがってますからね神様は」
ソフィアさんの顔色が変わった。
「本気で言ってるの?」
(エリス様いいですよね?)
(問題ない実際その人たちが、
一番ダンジョン進めてるし、
エンシェントクラス目指してもらう。
でもヒロたちも来てもらうからね
まだまだ特訓は必要だから)
やっぱり簡単に許可降りたな
ごめんみんな、また地獄の特訓だ
「マジです、神からも許可が降りました
さっきも言った通り神々はダンジョンの
攻略を望んでます。一番攻略が進んでいる
パーティーなら問題ないと、俺とも知り合いだし。」
「他の人達に確認とるわ、断らないと思うけど、時間とかどれぐらい取ればいいのかしら」
皆忙しいからな、そこが気になるよな
「時間は気にしなくて大丈夫です。あっちは時の流れが違うし、神々が勝手に調整してくれます。」
ソフィアさんがすごい疲れた顔になっている
「わかったわ、それにしても、
改めて、ヒロって本当に神の使徒
なんだって、実感したわ」
確かに使徒っぽい事って初めてした気がする
「装備を急いで作る必要が出来たわね。
全速力でやるわよ。付与とかは全部ヒロに任せた」
全速力でやると言っても8人分完成したのは
夜遅くである。
そして、夜遅くであるのに集められる
メンバー、当然眠そう
「久しぶりじゃのヒロ」
かの村長で剣聖のグリムおじいちゃんである
「久しぶり、おじいちゃん」
おう、嬉しそうに返事をしてくれる。
「久しぶりだな、ヒロ」
「お久しぶりです。レオン様」
この人は拳聖って呼ばれている
レオン・キアノスつまり先代国王である
「そんなに固くなくていいんだがなー」
仕方ないでしょ王家の人なんだから。
「私ははじめましてね。エラリス
シアのことよろしくね」
エラリス・キアノス様レオン様の奥さん
シアの叔母にあたる、この人だけは初めて会う。
「はじめまして
ヒロ・エマーティノスですシアのことは
絶対幸せにします。」
俺のお嫁さん5人は嫌な予感を感じ取ったのか少し警戒している。
「で、ソフィアこんな夜中に呼んでどうしたんだ。完成した、だけじゃないんだろう?」
流石、勘が鋭い。
「今から言うのは、使徒としてのヒロの
発言だと思って聞いてね」
いきなりそんなことを言われ、
部屋に緊張が走る。
「神様たちは、ダンジョンが攻略
されるのを望んでるらしいの、
で一番攻略が進んでる私たちを
神様直々に鍛えてくれるらしいのよ」
ソフィアさんのパーティー3人はとても驚いた顔をしている。
「使徒としての発言なら、本当なんだろう
だが、それこそ時間が違うだろう。
今から行くのか?」
え!今から行くの?
今日は話し合いぐらいで、俺のお嫁さんたちは、自分たちもって事悟って目が死んでるよ
「時間は気にしなくても、神様が調整してくれるそうよ。と言うわけで行くわよ
ヒロお願い」
せめて明日の朝にしませんか?ダメですかそうですか
(お願いします。エリス様)
(わかった)
朝いた場所に戻ってきてしまった。
「はじめまして、私は女神エリスティア
人間には死神って言われてる。
ヒロの奥さん1人なのでよろしく」
奥さんたちはいや〜びっくりするよねー
って感じだ、だいぶ慣れたらしい。
「ヒロの知り合いは皆こうなるどうして?」
エリス様やっぱり天然入ってますよね。
そこが可愛いけど。
「今日は訓練前のアメとして、ご飯も用意
したから皆食べて頑張って」
お茶で神界の物の美味しさを知ってる
奥さんズ、状況を整理してる人達を放置して
ご飯を食べ始めた。
かくいう自分も食べるんですが。
夜中までぶっ続けでご飯食べてないんだもん
お腹空いた。
「これって誰が作ってるの、エリス様」
ちょっと気になった事を聞いてみる
「調理神が作ってくれる。デザートに羊羹もある」
小豆!ちょっと調べてみたら地上に
なさそうで悲しかったんだけど、
小豆がある!
「小豆があるの!」
「地上にはないけど」
奥さんズは食べ物として見たことない色
なのでちょっと恐る恐る
が1口食べたあとはとまらないようだ
バクバク食べている。
「なに、私たち無視して、美味しそうなもの食べてるの。」
ソフィアさん達が復活した。
「まあ、あれは初めて来た時のお約束だから、皆さんの分もあるんで食べてください。」
やや不満がありそうな顔で食べ始めたが
1口食べた瞬間我を忘れ無我夢中で食べ始める。
「皆食べ終わった、じゃあ担当の神のところに飛ばすから頑張って」
エリス様の有無も言わさぬ構えで皆飛ばされていった
「じゃあ、始めよう」
唐突に始まるエリス様との訓練
でも今回はちょっと違う。
訓練が終わったあと
薄く自分の魔力を周りに散布すれば、
動きを探知できるのではって思ったんだ。
想像通りできてる。
エリス様がどこにいるかわかる。
反撃とかは無理だが、ギリギリ防御に成功する。
「驚いた、やってることを見てまさかとは
思ったけど、それ今日教えようと思ってた。」
褒められて率直に嬉しい。今回の訓練は楽勝ですかね?
「じゃあ、ドンドン精度をあげよう」
そういった瞬間エリス様が分裂した!
「当たり前だけどひとつは偽物、
ヒロに攻撃してもダメージは与えられない
同時に攻撃するからどっちが本物か見分ける練習」
結論から言うと、地獄だった。全然見分けられない、結局ボコボコにされて、
10連続で成功したところで終了する。
「今回はこれで終わり。後は2人でお茶して待ってよう。」
そう言われ、お茶することになる。
「統括神様に、悪魔の話しといてって言われてる。」
そう言えば、説明してくれる。って言ってたな
「お願いします。」
お茶を一口飲んでからエリス様が喋り出す
「まず7人上位天使が堕天したことから始まる、これが最初の悪魔、始祖って呼ばれる
こいつらが人々を堕落させ手下に加えて、
神界を一部でも奪おうとしたの
だから私たちが滅ぼしたんだけど、
今になってまたでてきた」
あれそれだけ、
「それだけ、結局は、人を堕落させる敵
聖属性と神聖属性が弱点、でも始祖が出てきた場合は気をつけて、あいつらは神力を
使えるから」
なるほど、それは強いだろうな
「だから、ヒロに神力の使い方を教えてる
本当は自分で、出来るようになってもらう予定だった」
そうだったのか、そんなことをを考えていると
「みんな終わったみたい」
帰ってきた皆は青い顔をしていた。
「皆どうしたの?」
エリス様が答えてくれる
「人間が滅びるとか色々話したから。」
なるほど、だからか
「神々はこのままではと言ったと思います
だから、強くなるしかない。ダンジョンを攻略するしかない。なので俺は多くの人が
ダンジョンを攻略出来るよう、新たな素材を作ったり、道具を作ったりをしてるんです。
しかも再現可能なもので、
神々も今回は人間の味方です。だから今鍛えてくれてるんです。」
心無しか顔色が戻った気がする。
「その通り、私たちも協力する。
ヒロも世界を救うつもりで頑張ってる。
だから皆も協力して欲しい。
今回来た人たちは、また神界に呼ぶから
またね」
それで今回は終わり地上に帰ってきた。
顔色は戻ったが、考える時間は欲しいという事で、直ぐに解散、そのまま就寝になった
読んでいただきありがとうございます。
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