第23話王都での出来事その3
後はダラダラしてようと帰ったら
装備作るの手伝ってとソフィアさんが待っていた。
「今からですか?」
「結構早くから待ってたのよ?」
そうだろうな、装備を作るならもっと
早くから来てるだろうな
「デートしてたんで許して貰えると」
「まあ、アポもとってないんだし気にしてないわ」
また、上位ダンジョンに挑んでいたメンバーで挑もうとなったらしい。
皆ハイクラスに1次進化してるので
肉体的にもまだ全盛期だ。
「ドラゴンの素材使うんですか?」
今迄1番いい素材だろうから使うのが普通だろう。上位ダンジョンクリアに1番近い人達なのだから。
「それがねー、例え王族が居ようと、
国として攻略するのではなく、
1番パーティーとして攻略を目指すから。
私たちが使うのはねーってメンバーは
なってるのよ」
成程、確かにそう言う考え方もあるか、
「だから、俺ですか」
バトルコートを作って貰った以上
ソフィアさんも色々知ってるからなー
「俺たちのも作って貰うってことでなら
素材出しますよ。」
ソフィアさん程のクラフターって知らないし
作ってくれるなら、ありがたい
「それが妥当よね、錬金術を使う工程は
ヒロにも手伝ってね」
そのくらいなら問題ない。錬金術楽しいし
「分かりました。とりあえず、すぐに出せる使えそうな素材はこれですね。」
自分の羽と聖オリハルコンを出す。
「やっぱりその羽、いい素材になるのね。
インゴットの方は、見たことないものだけど」
そりゃ作り出しちゃったものだから見たことあるわけないよな。
「その羽とオリハルコンを混ぜたものです
この鉱石なら、技術さえあればあのドラゴンも斬れる武器が作れるはずです」
はぁとソフィアさんがため息をつく
「オリハルコンですら伝説の鉱石で、私も
見たことないのに、それの強化って
それまでして、何を倒すの?」
ああ成程、オリハルコンが最上位金属だと思われてるから、こうなるわけか
「神様情報では、まだ上の鉱石が有るらしいですよ。」
「今のは、聞かなかったことにするわ」
ソフィアさんにスルーされてしまった。
「私たちが4人、あなた達がドライアドは
装備出来ないから4人、合計8人分だけど
足りる?」
「問題ないです。俺はただ革鎧がいいので
モンスターの革取りに行きたいんですよね。合同で魔物領域行きません?」
魔物領域とは過去にレイドダンジョンの攻略に失敗もしくは、発見されずに
ボスまで出てきてしまい、人間が住めなくなってしまった。土地である。
ちなみに海は全て魔物領域となっている。
「自動車もあるから、それもありね。
すぐに行くの?」
「いや、革を使わないものは
先に作りましょうこれで安全も今より確保できるでしょうし」
「じゃあまずは、武器と、鎧の上に着る
バトルコートを作って、その後魔物領域
にて皮の入手、鎧の作製の順で良いわね?」
「はい、問題ないです。」
ソフィアさんは今日は羽を使って生地を織るそうなので、羽を大量に渡す。作業をするために自分の屋敷に帰って行った。
「勝手に予定決めちゃってごめんね」
4人に謝る。
「ソフィア様が作ってくれる装備が
手に入るんだ。問題ない。
それに構ってくれなくなる訳では無いだろう。」
「そうだよー、おじいちゃんと
おばあちゃんと一緒に魔物領域行くの
楽しみ」
「それに、1番大変なのはヒロさんですし。」
「ご主人様の決めたことに、反対なんてしません」
「「「「終わったら、構って貰いますし。」」」」
皆問題ないと言ってくれたので、一安心
それにしても息ぴったりだな。
インゴットは沢山作ってあるから。
別に増やす必要はないか、
でも、新しい装備とか作れないかな
錬金術しか使えないので、重心とかが重要な
装備は、作れない。となるとフラガラッハ
みたいな武器か、
「どうしたのヒロ?」
なにか作ろうと考えてると、レイナに不思議がられてしまう。
「新しい武器が作れないかなって。考えてたの、」
普及させるなら、神力は使えないし、
剣だけでなく、黒血を使うように形を
自由に変えれると、盾にも出来るな
まず、素材として液体金属を作るか
素材を出し、少し考えてると、
スライムゼリーに混ぜたら液体金属にならないかな?と思いつく、試してみると無事成功する
メタルスライムゼリー
金属の性質を持ったスライムゼリー
合成した金属で強度が変わる。
聖オリハルコンを使ったので中々の強度があるはずだ。
これが出来れば、武器もすぐに作れるだろう
とそのまま作り初め、想像通り、比較的すぐに完成したのだった。
「出来たー、皆使ってみて」
突然、液体金属が入った
空間拡張を付与したポーチを武器だと
いい渡され皆困惑している。
「これは、魔力を流すと自分の思い通りに動かせるんだ、金属だから武器にもなるし、盾にもなるよ」
説明をすると皆使い始める。
「ほんとに自由に動かせる、面白〜」
「普通の武器などを持ち込めない場所での
護衛とかに役立ちそうですね。」
「だが、戦いながら、これを操作って難しくないか」
「ご主人様、私もシアさんの意見に賛成です。」
使えるには使えそうだが、操作する時に
集中が必要なところがイマイチという結果になった。
「まあ、万が一の盾とかにとっさに使えればいいなぐらいに使ってくれれば良いから。」
案外これを使いながら戦ってたら、使い安くなるスキル覚えるかもしれないし。
「まあ、使い続けてたら剣で戦いながら
これも自由自在に使えるようになる
スキルとか覚えるかもしれませんし」
メルモ同じ事を考えてたみたいだ。
みんなも確かにって顔をしている。
「で、名前はどうするんだ?」
「特に考えてないなー
エオーリシ オプロでどう?」
「考えてないって割にはやけに具体的だな」
作った人がつけた名前だし、それでいっか
となる。みんなしっくり来てなさそうな顔してるけど、まあでもわかる、ちょっと武器の名前にしては長いかなと俺も思った。
「後、やることはないよな?」
どうしたのいきなりと思いながらないよと答える。すると4人に囲まれてしまった。
別にどっか行くつもりとかなかったんだけどなー
あとの時間は皆でトランプしたりやお茶を飲みながら話したりなど、ゆっくり過ごすした
読んでいただきありがとうございます。
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