第14話 レイドダンジョンその2
戻って来たのはいいが面倒臭い騎士がいるし
伯爵も様子見で騎士を肯定もしなければ、
止めもしない、ムカつくので止めなかったこと絶対後悔させてやる。
「私のようなガキが喋っていても説得力が無いでしょう。公爵家次期当主アルケー様と
ソフィア御祖母様に出てきてもらい説明を
して頂きます。」
ソフィアさんを御祖母様予備をした時
伯爵の表情が変わった、なにか喋ろうとするが無視し、車の中に入る
「話は聞こえてたわよ、義理の祖母として
伯爵諸共圧力かけとくから、その代わり
私用に自動車作ってね」
言わなくても理解してくれるソフィアさん
まじ有能、見返りをしっかり要求されてるが
問題ない。許容範囲内だ。
「僕的には、ホープ君がやりたい事は
何となくわかるけど、義理の祖母当たりが
急展開過ぎてビックリなんだけど」
「それに関しては、外で簡単に説明してくれるでしょ?」
ソフィアさんに丸投げする。
「まあ、伯爵にも説明しなきゃ行けないし
しょうがないか」
3人で外に出る。
2人が本物とすぐに理解したのだろう
伯爵が騎士に剣をしまうよう指示をする。
「これはソフィア様にアルケー嬢
まさかホントにこの速さで到着されるとは
素早い増援、感謝致します。」
もう俺のことは記憶から消えているようだ。
「はあ、本当に現状が見えてないのね、
本部と各ギルドマスターに報告が必要ね」
それを聞き伯爵が焦り出す
「それはどういうことですかな。」
「本当に理解出来て無いのね、貴方たちは
緊急事態だから見たことも無いものに警戒するのはおかしくないわ、でもその後
クラフターギルドに所属するクラフターに
ろくに確認もせずに、突然斬りかかり、
伯爵もそれを止めなかった、これでは
騎士が罪のない者を斬りつけても構わないと言ってるようなものだわ、謝罪もされてないし」
伯爵は怒っている理由に気づき更に焦り出す
「申し訳御座いませんでした。ソフィア様
ですがレイドダンジョンが発生する緊急事態だった故、今回はご容赦頂けると。」
緊急事態だからこそしっかりとした統制が
必要だと俺は思うんだけどなー
ほら、2人が凄い冷たい目で伯爵のことを見てる。
「まあ、わかったはこんなところでいつまでも話をしている場合じゃないしね」
「僕もそう思うな、結論はもう出たわけだし。」
許されたとでも思ったのか伯爵が笑顔で話始める。
「まず、私たちが今回の本陣にご案内致します。そこで作戦などのお話を」
それをふたりはガン無視し俺に話しかけてくる。
「で、ヒロこれからどうするの?」
「取り敢えず、土で出来た壁の中に入って
殲滅しようかと。ソフィア御祖母様は自動車を運転して近くまでアルケー様達をお連れください。」
そう言い死神様の使徒になった事で黒血で
出来ることが増え、その1つを使う
すると背中から血が出てきて、それが蝙蝠のような羽に変わる。そのまま飛び立ち
モンスターの方に飛んで行った
「ソフィア様彼は一体?」
突然の事に驚き伯爵は質問をする。
「規格外のギフトを複数持ってる
アリシア第4王女殿下の懐刀よ」
それを聞き自分がしたことを思い出し
顔を青くさせる。
その時上空から今まで感じたことがない死を
感じさせるほどのプレッシャーが放たれる。
これにはレイドダンジョン攻略の為、集まっていた人員全員が恐怖し、この件が終わったあとも語り継がれる事になる。
ーーーーーー少し遡り土の壁上空
「うーん中々の料理、しかも雑魚が
リザードンマン、亜竜 恐竜種まで
わんさか居る、ひとりじゃ無理だな。眷属召喚も使うか、その前に1番強そうなのを、空からの奇襲で倒すか。T・レックスかな」
一様魔眼で確認してからにしよう上空から
魔眼で確認しようと発動すると
オーラが放たれる。すると魔物だけでなく人間からも恐怖の目で見られている。
(〈死の威圧〉を獲得しました。)
どうやら死神様の因子を取り込んだ結果
相手に死を直感させるオーラ的なのを出せるようになったらしい。権能を人間にも
使えるようにした魔眼を使用したことにより
発動、これからはある程度コントロール
できそうだ、もっと練習は必要だろうが。
それよりも気づかれてしまった。
今からでも間に合うだろうか?
「大丈夫そうだじゃあ行くぞ!
狩りの時間だ」
獰猛な笑みを浮かべ剣を構えT・レックスの
首めがけて急降下する。突然の威圧で真面に避けることも出来ずそのまま首を両断され
討伐される。
「次どんどん行くぞ、我が血から生まれし
眷属ブラッティローズ食事の時間だ出て来い!」
すると呼び掛けに応じ3m程の黒い薔薇が生えてくる。(イメージはffのモ〇ボル)
「よし、ここに居る魔物達を殲滅しろ
人間は襲うな。」
命令を聞き黒い薔薇が動き出す体から無数の蔦が伸びてきてリザードンマンを貫き
虐殺し出す。阻止てある程度の数を倒すと
黒い薔薇が赤に染る。すると1,5m程の小さい黒薔薇が産まれてくる。その後赤色は黒に戻っていた。
この薔薇は相手の血、魔力を吸い取り自分の
劣化コピーを増やすことが出来るのだ。
見ている間にもどんどん増えて虐殺を続けている
「俺も出来るだけ倒そう」
剣を握り直し近くの敵から倒し始めるのだった。
ーーー土壁上
「な、なんだよあれまず人間なのかアレ?」
突然のプレッシャーにその後のモンスターを
召喚しダンジョンから溢れ出たモンスターを虐殺しだしたのだ。
敵か味方かましてや人間なのかすら断定
出来ない状態だ
「分からないことだらけだが、分かることが一つだけある、あれに絶対敵対行為をするんじゃないぞ」
話していた連中はブンブン首を縦に振った。
「これは想像以上ね、規格外のギフトを持ってるの知ってたけど」
「はは、あれを規格外だけで済ませて
いいのかい」
「何なんだあれは、ありえない」
置いてきた者たちが到着し惨状を直に確認し
三者三様の反応を示す。
特に適当に扱った伯爵達は恐怖し後悔し
残りのものたちは絶対に敵対しないよう心に決めるのだった。
自分の連れて来た。騎士たちを見て
アルケーは図らずとも矯正出来たかなと
心の中で思った。
「お久しぶりです。ソフィア様
あの暴れてるのは何なのですか?」
上位のハンターらしい男性がソフィアに話しかける
「久しぶりねグレン、まあ簡単に言うと
アリシア王女殿下の懐刀よ、ちゃんと人間で味方だから安心なさい」
「そうなんですね。ひとまず安心しました」
グレンという男は本当に安心したという顔を
していた。
敵だった場合絶望しかないが、
味方で王女様の懐刀だと言われればこれ程
頼もしいものは無い
「今回はグレンがハンターのまとめ役なの?それなら今の話を広めて絶対敵対しないように徹底しなさいね。死にたくないでしょう?」
「あれを見て変な気を起こす奴はいないとは思うんですが、話をしっかりしもう一度釘を刺します。」
グレンがハンターたちの方に帰ろうとすると
「ガァララー!」
突然土壁の中から魔物の叫び声と凄まじいプレッシャーが放たれる。
「なんですアレはデカいレックス?」
「アレはキング・レックス
T・レックスの上位種cランクダンジョンの
30階層ボスだったかしら。3人で何とか
倒した相手なのだけど」
「ソフィア様どうするのです遠距離攻撃を
して援護しますか?」
「いや、準備だけしておきなさい。邪魔になる可能性もあるわ、もし必要だと思ったら
合図をするわ」
「了解しました。中ものところに戻って状況を伝えます。」
グレンは急いで帰っていった。
「僕達もいつでも動けるように準備
最悪の場合僕達も近接戦をする覚悟もしておくように」
各命令系統ごとに指示が出されていく。
ーーーー土壁中
「ヤバそうなのが出てきたな。レックスの上位種か?」
敵の殲滅が終わりかけていた頃に
突然出てきた強敵にどうするか思考する。
がそんな時間はないとばかりにレックスが
突っ込んできた。
「結局は倒さないと意味無いもんな」
突っ込んでくるレックスにこちらも脚力だけでなく翼も使い全力で加速しこちらも突っ込んでいく。
そしてぶつかり合う瞬間レックスは
バックステップで距離を取り
前足の鉤爪を振り下ろしてきた
それに対し盾を作り出し防御する。
しかしレックスは前足を振り下ろした回転を使いそのまま尻尾での攻撃に繋げてきた。
この時レックスに人間のような表情筋が
あったら勝った、と笑っていたことだろう
だが相手が悪かった相手は初めから
どうすれば殺せるか観ていたのである
全部想定道理の動きだった。
ダインスレイブに黒血を送りサイズを
大きくし逆に尻尾を切断する。
「ギャアアアア」
痛みでレックスが悲鳴をあげる。
「終わりだ!」
いつの間にか首元に移動し首を切断
キング・レックスの巨体は地面に倒れ伏した
ほかの魔物も黒薔薇による殲滅が終わり
黒薔薇達本体を残し枯れ本体も帰っていった
土壁の中に残ったのはモンスターの血を
大量に浴びたヒロと大量のモンスターの死体だけだった。
読んでいただきありがとう御座います。
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