第11話 オークダンジョン攻略

「着いたなオークダンジョン」

ダンジョン内は森となっていて戦闘にも

影響がありそうだ

「ハルバードが振り回しづらそうです。」

「私も火魔法はまずそうだよ」

「それにオークは集団で連携してくるらしいからな、単体は強くなくても気をつけた方が良いだろう。」

それにただのオークだけでなく魔法を使う

オークキャスター、前衛特化の

ソルジャーオーク、オークの上位種

ハイオークも出て来て下の階層ほど

この3種が多くなるらしい。

「そうだな、たかがオークと侮らず、気を引き締めていこう。」

下層の方では半分がキャスター、ソルジャー、ハイオークになっていたが、

慎重に戦うことで、特に苦戦することなく

ボス部屋のある最下層に到着した。

しかし6時間とだいぶ時間が

かかってしまった。体力的には勿論、精神的にも疲れて来ているという事で

ボスに行く前に休憩も兼ねて、ご飯を食べようということになる

「切ったり、炒めてある、

具材をパンで挟んで

サンドイッチを作ったが、これは自分で

料理をしたと言えるのか?」

「私も胸を張って料理したとは言いにくかな」

用意してある具材をパンに挟む程度

料理してるのか?2人が若干葛藤している

「いや、まずは失敗しないだろう条件で

これからどんどん難易度を上げていくから。それと何となくわかったんだけど、

2人とも、味付けをする時、こんなに

少なくて味着くんだろうかってどんどん

調味料入れて最終的に濃くしすぎたり、

火ちゃんと通ってるかな火を通しすぎて

焦がしたりするのが原因みたいだから、

2人には、こっちで計量した調味料で

味付け、火加減もつきっきりで確認して

教えるから、それでいい塩梅を学んでもらう。」

これでしっかりと理解出来れば料理も

最低限食べれるものを作れるように

なるだろう

「わ、わかった」「わかったよ」

ちょっと喋りすぎた。2人が若干引いてる

話を変えよう

「で、ここのボスの情報はどうなってるの?」

「露骨に話を変えましたね。ボスは

オークリーダーです。身体能力も他より高いですが。9体のオークを部下として連れてるみたいです」今回はボスだけでなく部下も出てくるみたいだ。

「遠距離タイプがいたら速攻で倒して、

その後ボスを攻撃して部下と分断するか」

「そうだなわざわざ一緒に倒す必要はないだろう。指揮官がいると厄介だしな」

とりあえず、その作戦で行くことになり

十分な休憩もとったのでボス戦に行くことにする。

ドアを開けると

「がァァァ」

一回り大きい個体が吠えた

「あれがオークリーダーか」

「リーダーの隣に居る2体、

オークキャスターだよ。」

2体を倒すためにレイナが呪文を詠唱する

「フラン私たちは、ほかのオークを素早く倒すぞ」

「はい、かしこまりました。」

2人がキャスター以外のオークを倒す為に

突撃して行った

その間に

「お前にすきにさせるわけないだろう、

マヴロス アペラ ティーキ」

作り出した黒い戦棍を振り抜く

部下に指示を出そうとしていたリーダーを

吹き飛ばし分断に成功する。

「悪いがこっちを相手してもらうぞ、挑発」

オークリーダーのタゲを取り完全に分断する

攻撃を避けたり、盾を作り出して防ぎながら3人を見てみると部下は、ほとんど倒し終わっており、見てる間に片づいたみたいだ。

3人でこっちに近ずいてくる。

「lランクのボスとは体力が全然違う、

4人で攻撃して一気に決めよう」

「「「了解」」」

「マヴロス ドーリ」

オークリーダーの下から黒い槍が出て来て

貫きその場にリーダーを固定する。

「3連突き」「エアスラッシュ」

「フレアランス」

その場から動けないオークリーダーに3人の攻撃が直撃し、ドロップに変わった。

「終わったな」

「lランクとは比べ物にならないぐらい、

体力多かったね」

「盾で攻撃を受けた感じ攻撃力自体は対して変わらなく感じたから、体力だけって感じだったけど」

「じゃあ、いつも通り、周回か?」

「出来るだけしていこうか。」

その後周回するも最下層に来るまでに時間がかかってたり、ボスの体力が多かったりで

いつもの半分程度しか周回出来なかった

「そろそろ撤退する時間ですか」

「そうだね攻略自体はできてるし、

無理する必要はないでしょ」

「Lv17までしか上がらなかったよ、宝箱も渋かったし」

確かに宝箱はいいものが全く出なかった。

「Lvが上がるほど、上がりにくくなるのだから仕方ないだろう」

「それもそうか、ヒロ今日の晩御飯何?」

「うーん、オーク肉のピカタかな

それと明日は休みにしない。

3日連続で一日中ダンジョンに潜ってるわけだし」

「確かに休みは必要だな」

「そうですね、王宮にも報告をしなきゃいけないですし。」

フランは休みでも大変そうだ。

「私は何しようかなー、ヒロは何するの?」

「錬金術で色々作ってみる予定。特に付与の練習かな」

クーラーとか作ってみたい。

「じゃあ私はヒロの作業横で見てるよ。

あと防音を付与した結界とか作れない」


「多分作れるよ」

「何に使うつもりだ?」

そう言いつつ、何となくわかってるのだろう

シアが顔を真っ赤にしてる

「そんな顔紅くしてわかってるくせにー」

レイナがシアを煽ってる

「私が婚約者って発表できるまではダメだぞ」

「私は許可を正式に貰いましたので、何時でも誘って頂いても大丈夫です。」

取り敢えず聞かなかったことにして流そう。

「遮音結界の魔道具は今度ね今は別のもの作りたいし」

「まあ、シアだけ仲間はずれは良くないか」

「そうですね。」

「そんな話してないで早く帰ろう。

ご飯がどんどん遅くなるぞ」

皆ご飯が遅くなるのは嫌だったようですぐに話を切り上げ帰路に着くのだった


読んでいただきありがとうございます。

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